バレンシアは書店の多い街だと以前にも書いた。東京の都心にある三省堂、紀伊国屋、ジュンク堂といったような巨大書店はないが、街中に書店が点在している。日本の小さな書店は雑誌とマンガが中心になってしまっているが、ここでは雑誌はキオスコが担当し、書店は一般書が中心。

書店をいくつかのぞいてみたが、大きめの店ではベストセラー・コーナーを設けている。そうでなくても店の一番いい場所の平台に売れ筋が積んであるのは日本と同じ。

どの書店でも一番目立つ所に積み上げてあるのはCarlos Ruiz Zafonの”El juego del angel”。Zafonの作品は"LaSombra Del Viento"が邦訳されている(集英社文庫「風の影」)が、バレンシアではZafonの人気は高く、新刊の”Eljuego del angel”だけでなく、旧作の"La Sombra Del Viento"も平台に積んである。それだけでなく、スペインの紀伊国屋のようなCasade Libroや蔦屋のようなfnacなどの大きな書店では、Zafonコーナーが作られていて、彼の十冊ほどの作品が山積みになっている。

ただし、本の値段は全体に高い。”El juego del angel”も24.5ユーロ(約4,000円)。ハードカバーの厚いものではあるが。今日、暇つぶし用にと買ってきた140ページほどの薄い本でも16ユーロ(約2,500円)。日本では1,000円か、せいぜい1,500円だと思う。
por Andres

Andres y Ameliaスペイン留学生活バレンシアは書店の多い街だと以前にも書いた。東京の都心にある三省堂、紀伊国屋、ジュンク堂といったような巨大書店はないが、街中に書店が点在している。日本の小さな書店は雑誌とマンガが中心になってしまっているが、ここでは雑誌はキオスコが担当し、書店は一般書が中心。書店をいくつかのぞいてみたが、大きめの店ではベストセラー・コーナーを設けている。そうでなくても店の一番いい場所の平台に売れ筋が積んであるのは日本と同じ。どの書店でも一番目立つ所に積み上げてあるのはCarlos Ruiz Zafonの”El juego del angel”。Zafonの作品は"LaSombra Del Viento"が邦訳されている(集英社文庫「風の影」)が、バレンシアではZafonの人気は高く、新刊の”Eljuego del angel”だけでなく、旧作の"La Sombra Del Viento"も平台に積んである。それだけでなく、スペインの紀伊国屋のようなCasade Libroや蔦屋のようなfnacなどの大きな書店では、Zafonコーナーが作られていて、彼の十冊ほどの作品が山積みになっている。ただし、本の値段は全体に高い。”El juego del angel”も24.5ユーロ(約4,000円)。ハードカバーの厚いものではあるが。今日、暇つぶし用にと買ってきた140ページほどの薄い本でも16ユーロ(約2,500円)。日本では1,000円か、せいぜい1,500円だと思う。por Andres退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)