リセオ劇場でオペラ「ドン・ジョバンニ」
25日にバルセロナに移動。
27日（日）、オペラ劇場リセオ(Gran Teatre del Liceu)で
"Don Giovanni"を見た。
開演１時間前から売り出す当日券を、劇場の切符売り場（正面玄関の右手の路地を入ったところ）で購入。まず番号札を取って順番を待つ。私たちはちょうど窓口が開いた直後に到着して、順位は15番だった。順番が来て窓口に行くと、ディスプレイで値段別に色分けされた席の図に空席が示されているので、その中から好きな席を選ぶと、その席からの舞台の見え具合をディスプレイに出してくれる。
切符売り場の奥に入口があるし、正面玄関に回ってもよい。20年ほど前、まだリセオが19世紀に建てられたものだったころに入った時には、天井桟敷の客は脇の路地にある小さな入口からしか入れなかった。94年に焼失して、現在のものは再建されたものだが、時代の違いを反映したのか、以前のような差別はなくなっている。
私たちの席から舞台を見たところ。右下がオーケストラボックス。席は３階最前方のブロックの最前列(Bloc301 Fila001 Seient 93)。座席に普通に腰かけてしまうと舞台は全く見えない。前方に乗り出してようやく写真のように見える。
ほぼ満席。夏場だからか、日曜日で17時（日本の感覚では午後２時か３時）開演だからか、上席の客もほとんどがカジュアルな服装。
オペラそのものは、現代に置き換えた演出だった。私たちはオペラには全く疎いので、オリジナルと比較しようもないのだが、なかなか見ごたえのある舞台だった。
今日は、この劇場の見学会に参加して
きた。１時間ほどかけて説明つきで劇場内を案内してくれるもの。舞台裏や楽屋も見せてくれるのではと期待していたのだが、残念ながらそれはなく、座席・ホール・サロンなどだけ。サロンは開演前や休憩時にお茶を飲んだりするところだが、結婚式後のパーティーなどにも利用できるそうだ。
上の図の濃いピンクの部分が座席などで、薄いピンクが舞台や舞台裏。舞台裏の地下深くまで使っているのが意外だった。それにこのリセオ劇場、バルセロナで一番人通りの多いランブラスに面して正面入口があるのだが、正面は小さく奥に行くほど大きくなっている。ところが劇場の脇の路地を入っても普通のアパートが建っていて、劇場の全体像は想像しにくいのだ。説明と図でようやく全体が把握できた。
por Andres
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