15日(月)までの1週間、沖縄に行ってきたが、今日は法政大学沖縄文化研究所が主催するシンポジウム「普天間-いま日本の選択を考える 日米安保と環境の視点から」に参加した。

普天間基地の移設先として日本政府は辺野古陸上と勝連半島沖の2案に絞っているとの報道がある。どちらも環境保護上許しがたいこと。海兵隊は抑止力としての機能は果たしえないこと。交付金などの「アメ」で基地を押し付けてきたが、沖縄は「もう、アメも基地もたくさんだ」と言いはじめていること。その他にも多くの問題点が指摘された。しかし特に新しい視点や情報はなかった。

そもそも軍の銃口は最後は民衆に向けられるということに忘れて、軍が自分たちを守ってくれるかの幻想をもって発想するのが間違いなのだ。日本は民主主義だから日本軍=自衛隊が民衆に銃口を向けることはない、と民主党だろうが自民党だろうが政府は言うだろうし、多くの日本人も考えているかも知れない。しかし民主主義なら、なぜ住民投票や選挙で示されている沖縄の人々の意思を無視するのか。

安保を前提とするなら、現状での唯一の解決策は全国の自治体の首長に米軍基地受け入れの意思を問うてみることだ。そして受け入れを表明する首長がいたら、それを争点に首長選挙をやってみることだ。米軍基地は必要だが自分のところに来るのは困るから、どんなに基地が集中していようとも沖縄に犠牲になっていてもらおう、などということは許されないのだから。

por Andres

Andres y Amelia日記・コラム・つぶやき15日(月)までの1週間、沖縄に行ってきたが、今日は法政大学沖縄文化研究所が主催するシンポジウム「普天間-いま日本の選択を考える 日米安保と環境の視点から」に参加した。 普天間基地の移設先として日本政府は辺野古陸上と勝連半島沖の2案に絞っているとの報道がある。どちらも環境保護上許しがたいこと。海兵隊は抑止力としての機能は果たしえないこと。交付金などの「アメ」で基地を押し付けてきたが、沖縄は「もう、アメも基地もたくさんだ」と言いはじめていること。その他にも多くの問題点が指摘された。しかし特に新しい視点や情報はなかった。 そもそも軍の銃口は最後は民衆に向けられるということに忘れて、軍が自分たちを守ってくれるかの幻想をもって発想するのが間違いなのだ。日本は民主主義だから日本軍=自衛隊が民衆に銃口を向けることはない、と民主党だろうが自民党だろうが政府は言うだろうし、多くの日本人も考えているかも知れない。しかし民主主義なら、なぜ住民投票や選挙で示されている沖縄の人々の意思を無視するのか。 安保を前提とするなら、現状での唯一の解決策は全国の自治体の首長に米軍基地受け入れの意思を問うてみることだ。そして受け入れを表明する首長がいたら、それを争点に首長選挙をやってみることだ。米軍基地は必要だが自分のところに来るのは困るから、どんなに基地が集中していようとも沖縄に犠牲になっていてもらおう、などということは許されないのだから。 por Andres退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)