IMGP1847

10月7日(木)に旧東海道歩き旅2日目を実施。

この日の出発は川崎宿、10時40分。

曇り時々晴れという、歩くにはちょうどよい気候。歩き続けると少々汗ばむが、汗が流れるほどではない。

しばらくは古い商店街が続く。

 

IMGP1849

宿場のはずれあたりに芭蕉の句碑が立っている。江戸時代末期1830年に建てられたもので「麦の穂をたよりにつかむ別れかな」の句。

 

 

IMGP1856

やがて鶴見川を渡って横浜市に入る。

 

 

 

 

 

IMGP1858

早めに昼食をとることにして入ったのが、「信楽茶屋」。信楽茶屋はこのあたりでは最も大きな茶屋だったとのことだが、今はラーメン屋になっている。Ameliaは海鮮塩ラーメン、Andresは味噌ラーメン。それにランチタイムサービスで半IMGP1859額になっているギョーザ。ラーメンはあまり好きではないので、食べたのは何年ぶりか。ひと口食べた瞬間に脂が口中に広がり驚く。味は特記するほどのものではないように思うが、何しろラーメンにあまり興味がないので評価はできない。

 

 

 

 

IMGP1863

生麦町の横浜寄りに「生麦事件」の跡を示す石碑がある。明治初期に、どういうわけか個人が建てたもの。

そのすぐ裏手にキリンビールの広大な工場がある。生麦に麦酒工場。何か関係があるのだろうか。

 

 

 

IMGP1867

「工場見学は―>」という表示があるので、寄ってみることにする。レストランもあるが、昼食を済ませたところなので、そこは横目に見て、 正面玄関を入って受付に進む。1時少し前だったが、1時からの見学は満員のため1時半からのになる。予約が原則のようだが、空きがあれば飛び込みでも大丈夫。

見学は十数人のグループで、見学コースに沿ってガイドが説明しながら案内してくれる。ビールの製造、壜詰め缶詰めの工程だが、機会の並ぶ工場を通路からガラス越しに見るという、現在の工場見学の定型。作業する人の姿はほとんど見られないオートメーション。通路の随所にモニターなどがあって、発酵の様子などを見せてくれるので理解しやすくはなっている。

IMGP1865見学終了後はお楽しみの試飲。ビールは6種類から好きなものを選べる。私達はビールを好きではなく、飲み会でも乾杯のために最初の一杯だけは仕方なく飲んでいるような状態なので、そんな時にもまず出てこない「一番搾りスタウト」を試してみた。ラガービールよりは私たちの好みに合っているが、やはり進んで飲もうという気にはなれなかった。嗜好はなかなか変わらないもの。

写真の左はリンゴジュース、手前はおつまみ。あかわり券もあってもう一杯ずつ飲める。

生麦と麦酒の関係を尋ねてみたが、全くの偶然だとのこと。山手にあった工場が関東大震災で崩壊したため、たまたま空き地だったこの生麦の地に新設したそうだ。

生麦―>生麦事件―>イギリス ときて、麦+イギリス≒ビール でビール工場を作ろうと考えたのならと思ったのだが、現実は味気ないものだった。

IMGP1871

横浜が近づくと街道沿いに寺が多く見られるようになる。その多くは幕末の開港後、外国人の宿舎や公使館などに使われた。

成仏寺の本堂にはヘボンが住んだとのこと。その間、僧侶たちはどうしていたのだろうか。

 

 

 

IMGP1873

ここはフランス公使館として使われた。

 

 

 

 

 

間もなく大きな交差点を渡って坂道を登ると神奈川宿。横浜駅までは歩いて10分ほどだが、駅の辺りは江戸時代には海で、宿場は海に突き出た小山のようなところ。現在は駅に近いこともあってこの小山にはマンションが林立している。IMGP1875

宿場の名残もあって、「田中家」は江戸時代から続く料亭。

IMGP1876

 

 

 

 

IMGP1877

本日の終点、神奈川宿。到着は16時30分。

予定外のビール工場見学に待ち時間も含めて2時間近くかけてしまったため、保土ヶ谷、あわよくば戸塚までと考えていたのが、1宿進むだけで終わってしまった。

街道を進んだ距離は9.7km、21,400歩。

この日の総歩数は26,252。

普段の散歩と大差ない距離なので、疲れは少なかった。

por Andres

Andres y Amelia東海道中10月7日(木)に旧東海道歩き旅2日目を実施。 この日の出発は川崎宿、10時40分。 曇り時々晴れという、歩くにはちょうどよい気候。歩き続けると少々汗ばむが、汗が流れるほどではない。 しばらくは古い商店街が続く。   宿場のはずれあたりに芭蕉の句碑が立っている。江戸時代末期1830年に建てられたもので「麦の穂をたよりにつかむ別れかな」の句。     やがて鶴見川を渡って横浜市に入る。           早めに昼食をとることにして入ったのが、「信楽茶屋」。信楽茶屋はこのあたりでは最も大きな茶屋だったとのことだが、今はラーメン屋になっている。Ameliaは海鮮塩ラーメン、Andresは味噌ラーメン。それにランチタイムサービスで半額になっているギョーザ。ラーメンはあまり好きではないので、食べたのは何年ぶりか。ひと口食べた瞬間に脂が口中に広がり驚く。味は特記するほどのものではないように思うが、何しろラーメンにあまり興味がないので評価はできない。         ...退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)