ミラノ

起きると外はどんより曇り空。朝食をとっている間に降り始め、ホテルを出る頃には本降り。

スフォルツァ城向かいのツDSC02136ーリスト・インフォメーションに行って地図をもらい、城に入る。城の中は博物館になっていて、エジプト、古代、ローマ時代、中世、現代の美術品や出土品等、様々な展示がある。個々の展示品は結構良いものが多いのだが、全体に系統だっていないような印象。

 

 

 

ガレリアに行ってみるが雨のせいか、復活祭前の土曜日だからか入口は大変な混みよう。昼時だったのでガレリアは後回しにして、すぐ脇道のレストランで昼食にする。サラダとピザだけをDSC02140頼んだが、どちらDSC02141も量が多く、満腹。ピザは途中で飽きてしまった。

スカラ座博DSC02145物館。博物館の前にスカラ座のロビーやボックス席が見学できる。バルセローナのリセウ劇場と似たDSC02151つくり。場内はスカラ座の方が、ロビーはリセウの方が良さそうな印象。博物館にはオペラの衣装や歌手たちの肖像画等。最近のオペラ歌手はずいぶんスマートになったが、一昔前はみんな立派な体格で、それが声を響かせるのに良いとされていた。しかし展示されている衣装はどれも細身。なんだか腑に落ちない。

ガレリアに行くとDSC02161、先ほどよりは空いていた。ウィンドウをのぞきながら歩くと、何組か日本人団体を見かける。かかとを軸にして回ると願いが叶うとの場所でやってみる。タイルがそこだけ確かにすり減って凹んでいる。

 

 

 

ドゥオーIMGP5935モ前の広場。前回来たときにはドゥオーモは修理中で正面は幕で覆われ、そこにスライドでファサードが映し出されていた。真冬でアイススケート場が仮設され、子供たちが楽しそうに滑っていた。私たちは焼き栗を買って手を暖めながら食べた。もちろん肌寒いとはいえ今はもう春なのでスケート場もなければ焼き栗もない。

サンタマリア・デル・グラツィエDSC02167教会。「最後の晩餐」見学はインターネットで2/19に予約しておいた。その時点で昼間の時間帯は満員で、5時15分の回に空きを見つけ出した次第。1回に25人なのでなかなか厳しい。実物はさすがに、と言いたいところだが、いろんな機会に写真などで見たことのあるものなのでそれほどの感動はない。壁画自体も、絵のある「食堂」も修復されたもので、原形をどれほど復元してあるのか私には分からないので尚更だ。それにしてもイエスの右隣の、一般にヨハネとされる人物はどうにも女性にしか見えず、マグダラのマリアだとする説に同意したくなる。15分間が過ぎると係員が時間の来たことを告げ、私たちのグループは出され、すぐに次のグループと入れ替わることになる。

ホテルの少し先に携帯電話会社TIM(Telecom Italia Mobile)の店があったので、プリペイドSIMカードを買う。パスポートが必要。使用できるようにするのに少々手間取る。APNをibox.tim.itに設定しなければならないのだが、それについて店員は何も説明せず、SIMの台紙にも書かれておらず、TIMのホームページでもみつからなかったからだ。ともかく持参の携帯電話(スマートフォン)が使えるようになり、日本との連絡がいつでもつくようになった。

ATMでクレジットカードからユーロを引き出す。入口でクレジットカードを一度挿入するとドアが開くようになっており、それからATMを使うという仕組み。外に出るときもドアを開けるのに脇のボタンを押さな
ければならない。セキュリティーがしっかりしているが、これほどのセキュリティーが必要な街だとも言えるのだろうか。

結局、今日は一日中雨。ホテル帰着直前にようやく雲が薄れ、わずかに陽が差した。街中あちこちの路上で、アフリカからの移民らしき男たちが傘を売っていた。ほとんど売れている様子はなかった。

ミラノには日本人観光客が多い。実際に見かけることも多いし、店でも私たちに日本語で挨拶してくることが多い。そんなに魅力的な街だとは思えないのだが、やはり「ブランド」なのだろうか。

por Andrés

Andres y Amelia海外旅行ミラノ 起きると外はどんより曇り空。朝食をとっている間に降り始め、ホテルを出る頃には本降り。 スフォルツァ城向かいのツーリスト・インフォメーションに行って地図をもらい、城に入る。城の中は博物館になっていて、エジプト、古代、ローマ時代、中世、現代の美術品や出土品等、様々な展示がある。個々の展示品は結構良いものが多いのだが、全体に系統だっていないような印象。       ガレリアに行ってみるが雨のせいか、復活祭前の土曜日だからか入口は大変な混みよう。昼時だったのでガレリアは後回しにして、すぐ脇道のレストランで昼食にする。サラダとピザだけを頼んだが、どちらも量が多く、満腹。ピザは途中で飽きてしまった。 スカラ座博物館。博物館の前にスカラ座のロビーやボックス席が見学できる。バルセローナのリセウ劇場と似たつくり。場内はスカラ座の方が、ロビーはリセウの方が良さそうな印象。博物館にはオペラの衣装や歌手たちの肖像画等。最近のオペラ歌手はずいぶんスマートになったが、一昔前はみんな立派な体格で、それが声を響かせるのに良いとされていた。しかし展示されている衣装はどれも細身。なんだか腑に落ちない。 ガレリアに行くと、先ほどよりは空いていた。ウィンドウをのぞきながら歩くと、何組か日本人団体を見かける。かかとを軸にして回ると願いが叶うとの場所でやってみる。タイルがそこだけ確かにすり減って凹んでいる。       ドゥオーモ前の広場。前回来たときにはドゥオーモは修理中で正面は幕で覆われ、そこにスライドでファサードが映し出されていた。真冬でアイススケート場が仮設され、子供たちが楽しそうに滑っていた。私たちは焼き栗を買って手を暖めながら食べた。もちろん肌寒いとはいえ今はもう春なのでスケート場もなければ焼き栗もない。 サンタマリア・デル・グラツィエ教会。「最後の晩餐」見学はインターネットで2/19に予約しておいた。その時点で昼間の時間帯は満員で、5時15分の回に空きを見つけ出した次第。1回に25人なのでなかなか厳しい。実物はさすがに、と言いたいところだが、いろんな機会に写真などで見たことのあるものなのでそれほどの感動はない。壁画自体も、絵のある「食堂」も修復されたもので、原形をどれほど復元してあるのか私には分からないので尚更だ。それにしてもイエスの右隣の、一般にヨハネとされる人物はどうにも女性にしか見えず、マグダラのマリアだとする説に同意したくなる。15分間が過ぎると係員が時間の来たことを告げ、私たちのグループは出され、すぐに次のグループと入れ替わることになる。 ホテルの少し先に携帯電話会社TIM(Telecom Italia Mobile)の店があったので、プリペイドSIMカードを買う。パスポートが必要。使用できるようにするのに少々手間取る。APNをibox.tim.itに設定しなければならないのだが、それについて店員は何も説明せず、SIMの台紙にも書かれておらず、TIMのホームページでもみつからなかったからだ。ともかく持参の携帯電話(スマートフォン)が使えるようになり、日本との連絡がいつでもつくようになった。 ATMでクレジットカードからユーロを引き出す。入口でクレジットカードを一度挿入するとドアが開くようになっており、それからATMを使うという仕組み。外に出るときもドアを開けるのに脇のボタンを押さな ければならない。セキュリティーがしっかりしているが、これほどのセキュリティーが必要な街だとも言えるのだろうか。 結局、今日は一日中雨。ホテル帰着直前にようやく雲が薄れ、わずかに陽が差した。街中あちこちの路上で、アフリカからの移民らしき男たちが傘を売っていた。ほとんど売れている様子はなかった。 ミラノには日本人観光客が多い。実際に見かけることも多いし、店でも私たちに日本語で挨拶してくることが多い。そんなに魅力的な街だとは思えないのだが、やはり「ブランド」なのだろうか。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)