ボローニャ

ホテルからすぐのマッジョーレ広場Piazza MaDSC02426ggioreに出、サン・ペトローニオ聖堂Basilica di San Petronioにもう一度入る。ファサードは修復工事中。大きいだけで特に感じるものはない。左手の入口から4番目のCappella に描かれた天国と地獄の図、その地獄部分にマホメットが書き込まれているというのだが、遠くからで判別できない。床には天井から差し込む光を利用した日時計があるが、曇天のため利用法は判らない。

市庁舎の壁。第二次大戦中のレジスタンスで命を落とした人々DSC02430の写真が壁一面に並べて張られている。ボロDSC02433ーニャの誇りなのだろう。

 

 

 

 

 

 

サンタ・マリア・デッラ・ヴィータ教会Santuario di Santa Maria della Vita。小さな教会。主祭壇の右手奥に7体のテラコッタの像が並んでいる。イエスの遺体を囲んだ人々の嘆き悲しみを表現しているが、どの表情も「静かに悲しみを湛えた」というのではなく、口を大きく歪めて開き悲鳴を絞り出しているかのようなのだ。マリアたちのこのような表情、感情の爆発は初めて眼にする。決して良い出来の作品とは言えないが、一見の価値はある。

サント・ステファノ広場PiazzDSC02434a Santo Stefano。ボローニャで一番美しいという広場。2・3日滞在するだけの一旅行者に一番美しいかどうかを確かめる術はないが、ここがもっとも美しいというのは広場に近づいて行っただけで疑いの余地なく納得できる。この広場を持っているだけでボローニャ人は幸せだ。

広場に面するサント・ステファノ教会。ここDSC02439も小さな教会。中央祭壇がずいぶん高くなっていて、ほとんど中2階のよう。その下がガラスで区切られた礼拝堂になっていて、ちょうど人々がミサに集まってきている。奥はちょっとした博物館や売店。DSC02441売店では白い修道服の修道士が静かに店番をしている。ゆっくり一周してきて礼拝堂に戻ると、入口から何人かあふれてミサが進んでいる。DSC02435

広場の一角に建物の中へ通じる口が開いている。入ってみると曲がりくねって時々階段の上り下りもある通路が続いており、高級なカフェ、レストラン、ブティックなどが並んでいる。コルテ・イゾラーニCorte Isolaniという商店街のようなもの。それをぬけると、マッジョーレ通り。あまり目立たないIMGP6121出入口だった。大きな木造の柱廊を通って、途中のカフェで休憩。

国立絵画館に行くが、14:30からなので昼食を先に済ませることにする。

 

 

レストランLuciano。ラビオリとFrittDSC02456o Misto Alla Italiano。それぞれ1人前。ラビオリは2皿に分けて持ってきてくれる。ちょうど良い分量。味も良い。フライは注文時にウエイターが、多いから一人では食べきれない、というようなことを言っていたが、まさに大量。野菜DSC02458やキノコのフリットがほとんどDSC02457で、チーズと鶏肉DSC02459のが一つずつ。さらに別皿でズッキーニを細く切ったフリット。食べきれずに少し残してしまうと、皿を下げたあとでまた新しい取り皿を持っDSC02460てくる。何事がと思っていると、砂糖をまぶした果物やチーズの甘いフライ。デザートになってしまう。食後のコーヒーを頼むとメレンゲやナッツがこれも大量についてくる。ユニークで味も良かったが、量に圧倒される。

国立絵画館。13世紀から17世紀にかけての宗教画がほとんど。同じような題材の作品が並んでいるのだが、素人目にも優劣は何となくわかる。一方で、なぜイエスやマリアをこんなに意地悪そうな顔に描いたのかと、不思議な気分にさせるようなものもある。IMGP6129

裏通りの光景。いろんなビラを貼り付けているのだが、近づいて読む人がいるのだろうか。

 

 

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ボローニャの斜塔。両方とも傾いているそうだが、手前の方の傾きが大きいので、奥のは直立しているように見えてしまう。

 

 

 

 

 

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一度ホテルに戻り一眠り。夕方になってサント・ステファノ広場まで散歩。夕暮れには少し早く着いてしまったので、あたりを一巡りする。やがて暗くなってくるが、教会の本堂にはライトは当てられず、脇のバシリカだけが黄色い光に照らされる。そんなにたくさんの人は集まってこない。静かな夕暮れ。この広場は本当に気に入った。

por Andrés

Andres y Amelia海外旅行ボローニャ ホテルからすぐのマッジョーレ広場Piazza Maggioreに出、サン・ペトローニオ聖堂Basilica di San Petronioにもう一度入る。ファサードは修復工事中。大きいだけで特に感じるものはない。左手の入口から4番目のCappella に描かれた天国と地獄の図、その地獄部分にマホメットが書き込まれているというのだが、遠くからで判別できない。床には天井から差し込む光を利用した日時計があるが、曇天のため利用法は判らない。 市庁舎の壁。第二次大戦中のレジスタンスで命を落とした人々の写真が壁一面に並べて張られている。ボローニャの誇りなのだろう。             サンタ・マリア・デッラ・ヴィータ教会Santuario di Santa Maria della Vita。小さな教会。主祭壇の右手奥に7体のテラコッタの像が並んでいる。イエスの遺体を囲んだ人々の嘆き悲しみを表現しているが、どの表情も「静かに悲しみを湛えた」というのではなく、口を大きく歪めて開き悲鳴を絞り出しているかのようなのだ。マリアたちのこのような表情、感情の爆発は初めて眼にする。決して良い出来の作品とは言えないが、一見の価値はある。 サント・ステファノ広場Piazza Santo Stefano。ボローニャで一番美しいという広場。2・3日滞在するだけの一旅行者に一番美しいかどうかを確かめる術はないが、ここがもっとも美しいというのは広場に近づいて行っただけで疑いの余地なく納得できる。この広場を持っているだけでボローニャ人は幸せだ。 広場に面するサント・ステファノ教会。ここも小さな教会。中央祭壇がずいぶん高くなっていて、ほとんど中2階のよう。その下がガラスで区切られた礼拝堂になっていて、ちょうど人々がミサに集まってきている。奥はちょっとした博物館や売店。売店では白い修道服の修道士が静かに店番をしている。ゆっくり一周してきて礼拝堂に戻ると、入口から何人かあふれてミサが進んでいる。 広場の一角に建物の中へ通じる口が開いている。入ってみると曲がりくねって時々階段の上り下りもある通路が続いており、高級なカフェ、レストラン、ブティックなどが並んでいる。コルテ・イゾラーニCorte Isolaniという商店街のようなもの。それをぬけると、マッジョーレ通り。あまり目立たない出入口だった。大きな木造の柱廊を通って、途中のカフェで休憩。 国立絵画館に行くが、14:30からなので昼食を先に済ませることにする。     レストランLuciano。ラビオリとFritto...退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)