新橋演舞場で市川海老蔵の通し狂言「壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)」を観た。歌舞伎を劇場で観たのは初めて。思っていたよりはるかに面白く楽しめた。何しろ初めてなので、これが初春花形歌舞伎だからなのか、演目や演出によるものなのか、海老蔵だからなのかは分からない。役者たちについては特別に感じるところはなかったが、三味線や唄、特に三味線は流石と感心させられた。

芸能なので、レヴューや宝塚歌劇などと同様、その場で楽しめれば十分というもので、それ以上を求めるべきではないのだろう。娯楽としては良く出来ていると思うが、何しろ入場料が高いので数年に一度観るのがせいぜいではないか。

それにしても、平日の昼間なので観客に現役世代が少ないのは仕方ないとしても、9割方が女性というのは江戸時代からの芝居の伝統とばかりは言えないだろう。映画館でもコンサート会場でも美術館でも同様なのだから。男たちはいったいどこに行っているのか。

por Andrés

Andres y Amelia文化・芸術新橋演舞場で市川海老蔵の通し狂言「壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)」を観た。歌舞伎を劇場で観たのは初めて。思っていたよりはるかに面白く楽しめた。何しろ初めてなので、これが初春花形歌舞伎だからなのか、演目や演出によるものなのか、海老蔵だからなのかは分からない。役者たちについては特別に感じるところはなかったが、三味線や唄、特に三味線は流石と感心させられた。 芸能なので、レヴューや宝塚歌劇などと同様、その場で楽しめれば十分というもので、それ以上を求めるべきではないのだろう。娯楽としては良く出来ていると思うが、何しろ入場料が高いので数年に一度観るのがせいぜいではないか。 それにしても、平日の昼間なので観客に現役世代が少ないのは仕方ないとしても、9割方が女性というのは江戸時代からの芝居の伝統とばかりは言えないだろう。映画館でもコンサート会場でも美術館でも同様なのだから。男たちはいったいどこに行っているのか。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)