3月28日、久しぶりにセルバンテス文化センター東京で映画を観た。スペイン映画「カルミナ」、原題 Carmina o revienta。字幕なしのスペイン語。

主人公58歳の典型的なアンダルシアのおばさんが台所で延々と独白を続け、時々娘や夫が登場してそれぞれに独白、あるいは主人公と会話する。この家族がアンダルシア訛り全開で、しかも口をあまり開けずにcoñoだのputaだのを連発する。ほとんど理解できない、というより聞き取れない。私のスペイン語力もずいぶん落ちてしまったと自信喪失だったが、近所のおばさんが登場して主人公との会話がはじまると、主人公の言葉は聞き取れないが、近所のおばさんのはほぼ理解できた。なので、映画の内容がよくわからなかったのは私のスペイン語力のせいではない、ということにしよう。

映画は、1か月前、1週間前、、2日前、当日と描かれ、昼から夜までの屋外パーティーの間に主人公の営むBarの窓の鉄格子が破られて泥棒に入られる、というもの。喜劇でも悲劇でもなく、ただただ主人公のたくましさだけが迫ってくる。そういう意味では人物がよく描かれている作品だが、一方ではアンダルシアおばさんの生態を主題にされても、「今さら」という気がぬぐえない。

por Andrés

 

/images/2015/04/2078142c6ad9195ebfe8cd9cd3597eed.png/images/2015/04/2078142c6ad9195ebfe8cd9cd3597eed-150x39.pngAndrés映画・テレビ3月28日、久しぶりにセルバンテス文化センター東京で映画を観た。スペイン映画「カルミナ」、原題 Carmina o revienta。字幕なしのスペイン語。 主人公58歳の典型的なアンダルシアのおばさんが台所で延々と独白を続け、時々娘や夫が登場してそれぞれに独白、あるいは主人公と会話する。この家族がアンダルシア訛り全開で、しかも口をあまり開けずにcoñoだのputaだのを連発する。ほとんど理解できない、というより聞き取れない。私のスペイン語力もずいぶん落ちてしまったと自信喪失だったが、近所のおばさんが登場して主人公との会話がはじまると、主人公の言葉は聞き取れないが、近所のおばさんのはほぼ理解できた。なので、映画の内容がよくわからなかったのは私のスペイン語力のせいではない、ということにしよう。 映画は、1か月前、1週間前、、2日前、当日と描かれ、昼から夜までの屋外パーティーの間に主人公の営むBarの窓の鉄格子が破られて泥棒に入られる、というもの。喜劇でも悲劇でもなく、ただただ主人公のたくましさだけが迫ってくる。そういう意味では人物がよく描かれている作品だが、一方ではアンダルシアおばさんの生態を主題にされても、「今さら」という気がぬぐえない。 por Andrés  退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)