一昨年、奥州道を白河まで歩き終えた。今回はその先。しかし目的地は決めていない。さしあたりは仙台、ということになるのが自然なのだろうが、今日からの歩き旅は今秋のCamino(サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路)に向けた最終チェックが主目的。Caminoに持参する予定の荷物を背負って歩き、体力、荷物、服装等の最終チェックをしようということ。

体力面では、昨春に中山道で京都に着いてからは長距離を歩いていないので、足を鍛えなおすのを兼ねて衰え具合をチェックして本番に備えようと思う。

荷物は、Caminoを9月下旬から11月にかけて歩く予定なので、それに合わせて夏用から冬にも対応できる準備をしている。今日は30度を超す真夏の暑さだったが、ダウンジャケットも持参。飲み水も含めると総計9kg強。PCはもっと軽いのに買い換え予定なので本番では9kg以内に抑えたい。

服装は、その日の天候に合わせるしかない。今日は日差しが強く暑いので長袖の夏用。靴は中山道で調子の良かったトレイルランニング用シューズ。

自宅からJR在来線を乗り継いで白河駅に着いたのは11時前。「えきかふぇ」で昼食。カレーとスパゲッティ・アラビアータ。サラダもついて意外においしい。

12時から歩きはじめる。一昨年の終了地点、阿武隈川に架かる橋のたもとに出て再出発。太陽は真上にあり日蔭はなく暑い。

 P5301046.jpg間もなく「遊女しげ女の碑」。史実かどうかは知らないが、よくある武将と遊女の物語。

P5301048.jpg「首切り地蔵」の表示が目に入り、見上げてみると木立の暗がりの中から思いの外大きな地蔵がこちらを見下ろしてるのと目が合い、驚く。

 P5301054.jpg踏瀬の松並木。

街道の雰囲気を残すもののない道が続いていたが、ようやくその名残に出合えた。今日の私たちにとっては、街道らしさよりも木陰があることが貴重。

その後も一休みできる店どころか、腰をおろして休めるような神社やお寺もなく歩き続ける。

P5301070.jpg

矢吹町に入ってようやく児童公園に木陰のベンチを見つけ休むことができた。子供たちが遊んでいたが、ベンチに座っているとついウトウトと居眠りをしてしまう。 

 

午後だけの歩行なので、せいぜい15kmと予定していたので、矢吹で今日は終了。

P5301076.jpgなぜか妙にモダンな矢吹駅に着いて時刻表を見ると、電車は2分後。あわてて切符を買い、ホームに下りると上り電車がやってきた。矢吹駅周辺には宿がないので、今夜は新白河に戻って宿泊。

久しぶりに歩いてみたが、暑さで疲れてしまった。水分の補給はこまめにやったつもりだが、現在(22時過ぎ)でものどが渇いて仕方がない。

暑さの影響を除いてみると、体力面ではいくらかの衰えは感じられたものの、1年以上長距離を歩いていなかったにしては衰えは少なかったように思う。

荷物は、歩きはじめにはそんなに感じられなかったが、後半では重く思われた。「捨ててしまいたい」というほどではなかったので、軽いに越したことはないが、大幅に減量する必要はなさそうだ。

靴は問題なし。肉刺はもちろん、痛くなった部分もない。帽子が風でとばされそうになったので、紐をつける必要がありそうだ。「街道書房」の主人もとばされた帽子を追いかけて転び負傷したそうだから。

Caminoに向けたチェック。今日のところは大きな問題点はなし。明日は20kmを目途に歩いて問題点が見つかるか確認しよう。

por Andrés

Andrés奥州道中一昨年、奥州道を白河まで歩き終えた。今回はその先。しかし目的地は決めていない。さしあたりは仙台、ということになるのが自然なのだろうが、今日からの歩き旅は今秋のCamino(サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路)に向けた最終チェックが主目的。Caminoに持参する予定の荷物を背負って歩き、体力、荷物、服装等の最終チェックをしようということ。体力面では、昨春に中山道で京都に着いてからは長距離を歩いていないので、足を鍛えなおすのを兼ねて衰え具合をチェックして本番に備えようと思う。荷物は、Caminoを9月下旬から11月にかけて歩く予定なので、それに合わせて夏用から冬にも対応できる準備をしている。今日は30度を超す真夏の暑さだったが、ダウンジャケットも持参。飲み水も含めると総計9kg強。PCはもっと軽いのに買い換え予定なので本番では9kg以内に抑えたい。服装は、その日の天候に合わせるしかない。今日は日差しが強く暑いので長袖の夏用。靴は中山道で調子の良かったトレイルランニング用シューズ。自宅からJR在来線を乗り継いで白河駅に着いたのは11時前。「えきかふぇ」で昼食。カレーとスパゲッティ・アラビアータ。サラダもついて意外においしい。12時から歩きはじめる。一昨年の終了地点、阿武隈川に架かる橋のたもとに出て再出発。太陽は真上にあり日蔭はなく暑い。 間もなく「遊女しげ女の碑」。史実かどうかは知らないが、よくある武将と遊女の物語。「首切り地蔵」の表示が目に入り、見上げてみると木立の暗がりの中から思いの外大きな地蔵がこちらを見下ろしてるのと目が合い、驚く。 踏瀬の松並木。街道の雰囲気を残すもののない道が続いていたが、ようやくその名残に出合えた。今日の私たちにとっては、街道らしさよりも木陰があることが貴重。その後も一休みできる店どころか、腰をおろして休めるような神社やお寺もなく歩き続ける。矢吹町に入ってようやく児童公園に木陰のベンチを見つけ休むことができた。子供たちが遊んでいたが、ベンチに座っているとついウトウトと居眠りをしてしまう。  午後だけの歩行なので、せいぜい15kmと予定していたので、矢吹で今日は終了。なぜか妙にモダンな矢吹駅に着いて時刻表を見ると、電車は2分後。あわてて切符を買い、ホームに下りると上り電車がやってきた。矢吹駅周辺には宿がないので、今夜は新白河に戻って宿泊。久しぶりに歩いてみたが、暑さで疲れてしまった。水分の補給はこまめにやったつもりだが、現在(22時過ぎ)でものどが渇いて仕方がない。暑さの影響を除いてみると、体力面ではいくらかの衰えは感じられたものの、1年以上長距離を歩いていなかったにしては衰えは少なかったように思う。荷物は、歩きはじめにはそんなに感じられなかったが、後半では重く思われた。「捨ててしまいたい」というほどではなかったので、軽いに越したことはないが、大幅に減量する必要はなさそうだ。靴は問題なし。肉刺はもちろん、痛くなった部分もない。帽子が風でとばされそうになったので、紐をつける必要がありそうだ。「街道書房」の主人もとばされた帽子を追いかけて転び負傷したそうだから。Caminoに向けたチェック。今日のところは大きな問題点はなし。明日は20kmを目途に歩いて問題点が見つかるか確認しよう。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)