9時にチェックアウト。荷物を預け、タクシーを呼んでもらう。今日は朝から快晴。

トランシト教会まで行ってもらう。タクシーの運転手さんが10時開館と教えてくれたので、降車後にすぐ近くのサント・トメ教会まで歩き、教会隣のBarで朝食。
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暗証番号式トイレ
ここのトイレも暗証番号を入力して開ける方式。教えてもらうと、6桁だった。
10時にトランシト教会へ。ムデハル様式のユダヤ教会だったものが1492年にキリスト教会に変えられたもの。
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トランシト教会の壁
壁の上部の装飾が白いレースのようで美しい。
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にぽにか
隣接するユダヤ博物館の片隅に何冊かの雑誌が置いてあり、その中に「にぽにか」という外務省発行の、日本紹介のスペイン語雑誌がある。和菓子を特集した号。なかなか興味深い。値段の表示はなかったが、市販しているのだろうか。
 
サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会。
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サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会の天井
ここもムデハル様式のユダヤ教会だったものが1492年にキリスト教会に変えられたもの。やはり壁や天井の装飾が美しい。
 
サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。ここはカトリック両王がポルトガルとの戦いに勝利した記念に建設を始めたもの。ゴシックだけでなく、ルネサンスやムデハル様式も入っている。
 
城壁の外に出てしばらく歩き、タベラ病院へ。16世紀にタベラ枢機卿が建てた病院だが、現在は半分は学校に、半分は展示館として公開されている。12時ごろに入館。まず中庭を横切って教会に連れていかれ、「ここを見ていて、12時半になったら薬局の方を案内する」と言われる。
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タベラ病院中庭
教会を見終えて中庭で待つが、なかなかガイドはやってこない。12時半を過ぎてようやくガイドの女性がやってきて、薬局のドアを開けてくれた。英語とスペイン語とどちらが良いかと言うのでスペイン語でやってもらう。私たちだけなので、ゆっくり話すようにお願いする。ちょっとゆっくり目に、分かりやすいスペイン語で説明してくれたので助かる。なんだか自分のスペイン語力が向上したような錯覚。
薬局では薬草はもちろん、宝石をすりつぶして薬として使うようなこともしていたそうで、薬草類を入れる容器は大きいが、宝石入れは鍵付きの小さな引き出しを使っていたそうだ。薬の受け渡し口は相手が見えないようにしてあったとのこと。
古文書館にはカルテのようなものが沢山保管されていて、誰が何をどのくらい食べたというような記録が書かれている。
美術館にはグレコの作品もいくつかあり、タベラをはじめとした肖像画が多数。昔のものだけでなくここを美術館にした人物の肖像画も。昔は病室で、ベッドが並んでいるだけの殺風景な大広間だったが、現在は名画を並べている。学校はタベラの一族が経営しているとのこと。ずいぶん勢力を長続きさせている一族だ。
続けざまの見学で疲れてしまった。「太陽の門」から旧市街に戻り、昼食。コルデーロ・アサード。骨付きの塊で、肉は柔らかいが量が多過ぎた。
最後にサンタ・クルス美術館。疲れで集中力がなくなり、印象に残るものがない。
タクシーでパラドールに戻り、待ってもらって荷物を受け取ってから駅に向かう。切符を買うと、次の列車は40分ほど後。
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トレド駅
駅舎は昔のままだが、切符売り場は昔の窓口はふさがれ、隣室が現代的なつくりになっていた。
Atocha駅から数日前にも泊まっていたアパートホテルに向かう。今度は4階。前回の真上なので、間取りは同じ。装飾や家具が微妙に違う。荷物を片付けてちょっと昼寝。
夕食は買ってきて食べることにし、8時ごろでかける。市場はもうしまっているだろうと思ったが、念のために行ってみると閉めかけている店が多いものの、まだ開いている。早速、前回買った店で生ハムとチーズ、八百屋でメロンと桃を買う。市場内のBarはどこも盛況。特に寿司屋は満席。ずいぶん繁盛している。
スーパーで水とヨーグルトなどを買って帰り、宿で夕食。生ハムは一番高いのと2番目のを買ってきたが、やはり最高級のは美味しい。2番目のもおいしいのだが、1番目のはとろけるよう。安レストランで出てくるものとも、日本で普通に売られているものとも別物。こんな味に慣れてしまったら後後困るのでは。
Madridは暑い。夕方でかけたときも半袖で十分だった。
por Andrés
Andrésスペイン旅行9時にチェックアウト。荷物を預け、タクシーを呼んでもらう。今日は朝から快晴。トランシト教会まで行ってもらう。タクシーの運転手さんが10時開館と教えてくれたので、降車後にすぐ近くのサント・トメ教会まで歩き、教会隣のBarで朝食。ここのトイレも暗証番号を入力して開ける方式。教えてもらうと、6桁だった。10時にトランシト教会へ。ムデハル様式のユダヤ教会だったものが1492年にキリスト教会に変えられたもの。壁の上部の装飾が白いレースのようで美しい。隣接するユダヤ博物館の片隅に何冊かの雑誌が置いてあり、その中に「にぽにか」という外務省発行の、日本紹介のスペイン語雑誌がある。和菓子を特集した号。なかなか興味深い。値段の表示はなかったが、市販しているのだろうか。 サンタ・マリア・ラ・ブランカ教会。ここもムデハル様式のユダヤ教会だったものが1492年にキリスト教会に変えられたもの。やはり壁や天井の装飾が美しい。 サン・ファン・デ・ロス・レイエス教会。ここはカトリック両王がポルトガルとの戦いに勝利した記念に建設を始めたもの。ゴシックだけでなく、ルネサンスやムデハル様式も入っている。 城壁の外に出てしばらく歩き、タベラ病院へ。16世紀にタベラ枢機卿が建てた病院だが、現在は半分は学校に、半分は展示館として公開されている。12時ごろに入館。まず中庭を横切って教会に連れていかれ、「ここを見ていて、12時半になったら薬局の方を案内する」と言われる。教会を見終えて中庭で待つが、なかなかガイドはやってこない。12時半を過ぎてようやくガイドの女性がやってきて、薬局のドアを開けてくれた。英語とスペイン語とどちらが良いかと言うのでスペイン語でやってもらう。私たちだけなので、ゆっくり話すようにお願いする。ちょっとゆっくり目に、分かりやすいスペイン語で説明してくれたので助かる。なんだか自分のスペイン語力が向上したような錯覚。薬局では薬草はもちろん、宝石をすりつぶして薬として使うようなこともしていたそうで、薬草類を入れる容器は大きいが、宝石入れは鍵付きの小さな引き出しを使っていたそうだ。薬の受け渡し口は相手が見えないようにしてあったとのこと。古文書館にはカルテのようなものが沢山保管されていて、誰が何をどのくらい食べたというような記録が書かれている。美術館にはグレコの作品もいくつかあり、タベラをはじめとした肖像画が多数。昔のものだけでなくここを美術館にした人物の肖像画も。昔は病室で、ベッドが並んでいるだけの殺風景な大広間だったが、現在は名画を並べている。学校はタベラの一族が経営しているとのこと。ずいぶん勢力を長続きさせている一族だ。続けざまの見学で疲れてしまった。「太陽の門」から旧市街に戻り、昼食。コルデーロ・アサード。骨付きの塊で、肉は柔らかいが量が多過ぎた。最後にサンタ・クルス美術館。疲れで集中力がなくなり、印象に残るものがない。タクシーでパラドールに戻り、待ってもらって荷物を受け取ってから駅に向かう。切符を買うと、次の列車は40分ほど後。駅舎は昔のままだが、切符売り場は昔の窓口はふさがれ、隣室が現代的なつくりになっていた。Atocha駅から数日前にも泊まっていたアパートホテルに向かう。今度は4階。前回の真上なので、間取りは同じ。装飾や家具が微妙に違う。荷物を片付けてちょっと昼寝。夕食は買ってきて食べることにし、8時ごろでかける。市場はもうしまっているだろうと思ったが、念のために行ってみると閉めかけている店が多いものの、まだ開いている。早速、前回買った店で生ハムとチーズ、八百屋でメロンと桃を買う。市場内のBarはどこも盛況。特に寿司屋は満席。ずいぶん繁盛している。スーパーで水とヨーグルトなどを買って帰り、宿で夕食。生ハムは一番高いのと2番目のを買ってきたが、やはり最高級のは美味しい。2番目のもおいしいのだが、1番目のはとろけるよう。安レストランで出てくるものとも、日本で普通に売られているものとも別物。こんな味に慣れてしまったら後後困るのでは。Madridは暑い。夕方でかけたときも半袖で十分だった。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)