朝、起きても細かい霧雨が降り続いていた。
朝食は宿で小さいバゲットにバター、イチゴジャム、アプリコットジャムそしてカフェ・オ・レ。他に泊り客は3人いたようだ。この宿の主人は黒人の男の子二人を養子にしているようで、朝食を食べさせているときに子供たちは「パパ」と呼んでいた。
今日の行程は5Kmぐらいだし、雨も降っていて早く出ても仕方ないと思ってゆっくり支度していたら、8時半に主人からもうすぐ閉めるので、と言われる。リュックを預けてSaint-Jeanの町の見学しようかと思っていたが、宿自体が15時まで閉めてしまうとのこと。それから荷物を引き取って出発したのでは遅すぎるので、リュックを背負って出発。
サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの巡礼事務所
サン・ジャン・ピエ・ド・ポーの巡礼事務所

巡礼時事務所の方に歩いて行くと雨がひどくなってきた。事務所に入ってリュックにレインカバーをかける。秤があったのでリュックの重さを量ってみると、私のは8.7kg、Ameliaのは6.5kg。
雨が本降りになってきたので通りがかりのお菓子屋でバスクケーキを買い、Barに入って一休み。
10時ごろに巡礼路を歩き始める。Porte d’Espagne(スペイン門)のところにスペイン人の中学生らしい団体が先生に引率されて集合している。みんなリュックを背負い巡礼姿。
宮島の写真
宮島の写真

近くに柱が並んでいて、宮島や広島の写真が掲示されている。
中学生たちより先にスペイン門を出て歩き始めると、すぐに予想外に急な上り坂。
急坂(右が巡礼路)
急坂(右が巡礼路)

アノラックを着ているため気温は高くないが蒸し暑くなり、汗をかく。雨は小降りになったり止んだりを繰り返す。Nはダウンの上着を脱ぐために立ち止まり、スペイン人中学生を先にやり過ごす。その後は彼らの最後部と前後して歩くことになる。引率の先生が何度か立ち止まって最後部に遅れた生徒たちを大声で呼び、説教していた。
ナメクジ
ナメクジ
道端には大きなナメクジ、それも赤っぽいのがたくさん見られる。湿度の高い土地がらなのだろうが、日本ではナメクジは屋内に多く、屋外ではカタツムリを見かけるのに。きっとフランスではカタツムリは食べられてしまったのだろう。
ゆっくり歩く私たちを何人かの巡礼者が抜いていったが、こんなに遅く出発して今日はどこまで行くのだろう。
周りの景色は緑あふれる牧場が続き、牛たちが草を食んでいる。静かでのんびりしたもの。
12時前に今日の宿であるHuntoのFerme Ithurburiaに到着。Barで何人かが休んでいる。
Huntoのアルベルゲ(宿泊棟)
Huntoのアルベルゲ(宿泊棟)

私たちは部屋に案内してもらったが、昨夜の予約時にダブルの部屋と言っていたので個室だと思っていたら、シングルベッドが3つに二段ベッドが1つの部屋。部屋にシャワールームがついているので良かったが、他の客が来るかもしれないとのこと。汗をかいてしまっていたので、他の客が来ないうちにシャワーを浴びる。Ameliaが先に浴び、次に私が浴びているときに客が入室してきた。スウェーデン人の男性。
Ameliaは洗濯をし、室内には干せないので外の手すりや張ってある紐に干す。時々太陽が顔を出すが、いつ降り出すかわからないような黒い雲もあって乾きは悪そう。
後はやることがないので日記を書いたりして過ごすが、ちょっと肌寒い。
夕食は7時半からだそうなので、それまでに溜まったブログのアップ作業をしてしまう。
夕食は食堂で全員そろって長テーブルを囲んで。20人ほど。ほとんどがフランス人やフランス系カナダ人なので会話はフランス語が飛び交うことに。私たちの同室のスウェーデン人、私の向かいの女性はほとんど会話に加われない。たまにフランス人の2~3人が英語で質問してきてちょっと会話になる程度。食事は、アペリティフ(シェリーかモスカテル)の後、大きな器に野菜スープが出てきて皆で取り分ける。一回とって食べてもまだ十分にあるのでお代わりする。ワインは赤だけ、あとは水。パンは柔らかい。二皿目はステーキ。これも5㎝角ほどの大きさに切ったものが大皿にたくさん載って出てきて取り分ける。3~4枚とってもまだ余る。付け合わせにパスタ。これも大皿から取り分ける。ゆですぎのきしめんのようなもの。サラダはレタスのみ、大きなサラダボールに入って出てきて、これも取り分け。デザートはチーズ、ジャム、ガトーバスク。チーズにジャムがこんなに合うとは思っていなかった。コーヒーは出ない。
食後、明日のお弁当を注文し、支払いを済ませ、クレデンシャルにスタンプを押してもらう。
部屋に帰ると9時過ぎ。歯磨きを済ませ、明日の宿を探したりしている間、Ameliaは同室の人たちと英語で少しおしゃべり。明日のRoncesvallesはホテルは満室。宿は見つからない。Burgueteまで行くか、Roncesvallesのアルベルゲに泊まるか。10時になると同室の人たちは「Good night」とベッドに入ってしまったので、私たちもあわてて寝支度をしてベッドに。シュラフシーツに潜り込む。
Por Andrés
Andrésフランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼朝、起きても細かい霧雨が降り続いていた。 朝食は宿で小さいバゲットにバター、イチゴジャム、アプリコットジャムそしてカフェ・オ・レ。他に泊り客は3人いたようだ。この宿の主人は黒人の男の子二人を養子にしているようで、朝食を食べさせているときに子供たちは「パパ」と呼んでいた。 今日の行程は5Kmぐらいだし、雨も降っていて早く出ても仕方ないと思ってゆっくり支度していたら、8時半に主人からもうすぐ閉めるので、と言われる。リュックを預けてSaint-Jeanの町の見学しようかと思っていたが、宿自体が15時まで閉めてしまうとのこと。それから荷物を引き取って出発したのでは遅すぎるので、リュックを背負って出発。 巡礼時事務所の方に歩いて行くと雨がひどくなってきた。事務所に入ってリュックにレインカバーをかける。秤があったのでリュックの重さを量ってみると、私のは8.7kg、Ameliaのは6.5kg。 雨が本降りになってきたので通りがかりのお菓子屋でバスクケーキを買い、Barに入って一休み。 10時ごろに巡礼路を歩き始める。Porte d'Espagne(スペイン門)のところにスペイン人の中学生らしい団体が先生に引率されて集合している。みんなリュックを背負い巡礼姿。 近くに柱が並んでいて、宮島や広島の写真が掲示されている。 中学生たちより先にスペイン門を出て歩き始めると、すぐに予想外に急な上り坂。 アノラックを着ているため気温は高くないが蒸し暑くなり、汗をかく。雨は小降りになったり止んだりを繰り返す。Nはダウンの上着を脱ぐために立ち止まり、スペイン人中学生を先にやり過ごす。その後は彼らの最後部と前後して歩くことになる。引率の先生が何度か立ち止まって最後部に遅れた生徒たちを大声で呼び、説教していた。 道端には大きなナメクジ、それも赤っぽいのがたくさん見られる。湿度の高い土地がらなのだろうが、日本ではナメクジは屋内に多く、屋外ではカタツムリを見かけるのに。きっとフランスではカタツムリは食べられてしまったのだろう。 ゆっくり歩く私たちを何人かの巡礼者が抜いていったが、こんなに遅く出発して今日はどこまで行くのだろう。 周りの景色は緑あふれる牧場が続き、牛たちが草を食んでいる。静かでのんびりしたもの。 12時前に今日の宿であるHuntoのFerme Ithurburiaに到着。Barで何人かが休んでいる。 私たちは部屋に案内してもらったが、昨夜の予約時にダブルの部屋と言っていたので個室だと思っていたら、シングルベッドが3つに二段ベッドが1つの部屋。部屋にシャワールームがついているので良かったが、他の客が来るかもしれないとのこと。汗をかいてしまっていたので、他の客が来ないうちにシャワーを浴びる。Ameliaが先に浴び、次に私が浴びているときに客が入室してきた。スウェーデン人の男性。 Ameliaは洗濯をし、室内には干せないので外の手すりや張ってある紐に干す。時々太陽が顔を出すが、いつ降り出すかわからないような黒い雲もあって乾きは悪そう。 後はやることがないので日記を書いたりして過ごすが、ちょっと肌寒い。 夕食は7時半からだそうなので、それまでに溜まったブログのアップ作業をしてしまう。 夕食は食堂で全員そろって長テーブルを囲んで。20人ほど。ほとんどがフランス人やフランス系カナダ人なので会話はフランス語が飛び交うことに。私たちの同室のスウェーデン人、私の向かいの女性はほとんど会話に加われない。たまにフランス人の2~3人が英語で質問してきてちょっと会話になる程度。食事は、アペリティフ(シェリーかモスカテル)の後、大きな器に野菜スープが出てきて皆で取り分ける。一回とって食べてもまだ十分にあるのでお代わりする。ワインは赤だけ、あとは水。パンは柔らかい。二皿目はステーキ。これも5㎝角ほどの大きさに切ったものが大皿にたくさん載って出てきて取り分ける。3~4枚とってもまだ余る。付け合わせにパスタ。これも大皿から取り分ける。ゆですぎのきしめんのようなもの。サラダはレタスのみ、大きなサラダボールに入って出てきて、これも取り分け。デザートはチーズ、ジャム、ガトーバスク。チーズにジャムがこんなに合うとは思っていなかった。コーヒーは出ない。 食後、明日のお弁当を注文し、支払いを済ませ、クレデンシャルにスタンプを押してもらう。 部屋に帰ると9時過ぎ。歯磨きを済ませ、明日の宿を探したりしている間、Ameliaは同室の人たちと英語で少しおしゃべり。明日のRoncesvallesはホテルは満室。宿は見つからない。Burgueteまで行くか、Roncesvallesのアルベルゲに泊まるか。10時になると同室の人たちは「Good night」とベッドに入ってしまったので、私たちもあわてて寝支度をしてベッドに。シュラフシーツに潜り込む。 Por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)