曇り。今にも降りそうな空模様。通りの気温は18度。予報では昼前後は雨となっていたが結局降らず、青空がのぞいて薄日が差し始め、下校時には24度まで上がっていた。

朝のテレビで、イギリスの国民投票でEU脱退が多数を占めたとのニュースが流れていた。ネットで調べてみると日本の株価は1300円の下落、円相場は上昇して1ユーロ108円ほどとなっている。この数日で10%ほど上昇したことになる。

授業では、Juan Carlosが来た時はまだSwapは来ておらず、イギリスのEU脱退の話になる。Juan Carlosはまだこのニュースを知らなかった。どんな影響があるのかと聞かれる。イギリスへの影響はわからないが、旅行中の私たちには円が10%も上昇して助かるが、株価が下落して日本での年金が下げられる可能性があると答える。年金とどういう関係があるのかと質問されたので、日本年金機構は大量の株を持っていて、株価が下がると資産を失うからだと答えると、納得したようだ。Swapが来てしばらくこの話を続ける。

Swapは昨夜はSan Juán祭に行き、4時ごろまで起きていたとのこと。それでも授業に出てくるのだから、体力があり、結構真面目なのだ。

Juan Carlosが今日のイベントを紹介してくれる。Plaza de TorosでのFerria Gallega de MariscoとPlaza PonbaでのFiesta de Vino。

続いて点過去と線過去の宿題の答え合わせとプリントでの練習。さらにクロスワードパズルを使っての練習。ある程度できるのだが、それでも時々間違う。

最後は双六。サイコロを振って進み、止まったところの質問に答えるもの。苦手な食べ物はとか、どこに生まれたかったか、次に生まれるとしたらどんな動物になりたいかなど。

最後にJuan Carlosがメールアドレスを教えてくれて授業終了。授業に満足したか、スペイン語は上達したかなどと聞かれ、十分満足したとお礼を言って別れる。私は握手、Ameliaは頬にキス。

文化の授業が始まる前にSwapにPresentaciónの準備をした来たかと尋ねると、やってないとのこと。じゃあ、宿題はやったかと重ねて聞くと、これもやってないとのこと。私たちも宿題はやってないから、Presentaciónは日本のことをやるので質問をたくさんして宿題まで進まないようにしようと提案すると、喜んで協力すると協定成立。

最初に私がスペインと日本の具体的なことでの様々な違いを説明する。通りのゴミ箱の有無、自動販売機の種類の違い、100円ショップ、レストランでの水やお茶の提供、ホテルでのパジャマや浴衣の提供、電車内の案内放送の多寡。Swapが途中で意見を言ったりして結構時間をかけることができた。Ameliaはセビジャーナスとよさこい踊り、阿波踊り、エイサーを比較。Eldaは踊りが好きなので阿波踊りの手つきを真似たりしていた。これで2時を少し過ぎ、無事に宿題には進まずに終了。挨拶して別れる。二人ともEldaと頬にキス。

Swapとは、来週の金曜日に私たちはSantanderを発つので、その前にもう一度会って夕食をとりながら話すことにして別れる。彼は10月にはまたUIMPに戻るそうだ。

先生たちは何も言っていなかったが、修了証があるはずだと思い事務所に行って尋ねると、やはり修了証を渡してくれた。

Lupaでパンだけ買って帰り、昼食、昼寝。

6時過ぎにバスでPl. de Torosへ向かう。Juan Carlosが教えてくれた7時からのFerria Gallega de Mariscoに。7時少し前に着いたが、会場はあるものの客はまだ数人しか来ておらず、売店もまだ食事の提供の準備ができていない。

闘牛場なので場内をちょっと見て回る。アリーナに大きなテントが張られてそれがFerriaの会場。テントとアリーナを囲む円形の塀の間を歩く。闘牛士の避難場所に入ってみたりする。もう何年も使われていないので、客席には草が生えている。会場に戻ってチケット売り場でメニュー表をもらい、何を食べるか検討する。Pulpoも食べたいが、イワシが最優先だし、おそらくそれで十分な量だろうからイワシの塩焼きとパンと飲み物だけにする。チケットをもう買えるか聞くと、最初は5分待ってと言うが、すぐに今売れると言ってくれたので購入。食事提供の準備はまだできてなさそうだったので、テーブルについて待つことにする。するとすぐに食券を取りに来てくれ、飲み物を持ってきてくれた。この後でワイン祭に行くので、ここではオレンジとレモンスカッシュ。しばらくしてイワシを焼くにおいが漂ってきて、やがて皿に6尾のイワシがのってきた。

結構大きなイワシ。はらわたも取らず岩塩を振って丸のまま焼いただけ。しかし脂がのっておいしい。ガリシアパンと一緒に平らげた。私たちが席に着いた頃から客が集まり始め賑わってきたが、まだ夕食には早い時間だからか、混雑するところまではいかなかった。イワシとパンだけで腹八分になったので、会場を出る。

歩いてCentroに移動。Pl. Ponboに着く前にハム屋さんに寄るがもうシャッターが半分閉まっている。近くのパン屋でクロワッサンを買いPl. Ponboへ。

テントが並び、各テントにワイン醸造元が入っている。

受付のテントで9ユーロ払うと、ワイングラスに開場案内図、ポシェット、5枚のプラスチックメダルを渡してくれる。ポシェットを首にかけて好みのテントに行ってメダルと交換にワインを入れてもらう仕組み。最初にロゼ、続いて白、赤、白、赤と飲む。途中で雨が降るが、木の下のベンチで雨を避けながら飲む。つまみは別売りだが、お腹は空いていないので、ワインだけをゆっくり飲む。すべて若いワインで強い癖はない。Ameliaは2番目に飲んだ白が気に入った。私たちが着いた頃は混んでいたが、次第に客は減ってきて、10時までの会でそのころには人々はまだ広場に残って飲んでいるが、ワインの提供はほぼ終了。

海岸通りに出たところのBarでコーヒーを飲んで休憩。椅子が良くてゆっりできる店だった。

バスで帰ろうと海岸通りを反対側にわたると、Unidos Podemosが選挙運動中。

大きなスクリーンにどこかでやっている演説会の場面を映し出し、それを20人ほどが集まって見ている。日本のような名前の連呼は一切なく、政策を訴える演説だった。

バスで帰ると、止んでいた雨がPl. de Italiaでは霧雨。さすがに今日は人出は多くない。

授業がすべて終わったので夜更かしもあまり気にならない。それでももう1時過ぎなので眠くなってきた。

UIMPでの4週間、Juan Carlosの授業は文法的なことは少なかったので初めてこのレベルを受ける人には厳しいかもしれないが、私たちには面白いと同時に、聞き取りや会話の練習に最適だったように思う。Swapのレベルに合わせていたからだろう。それにSwap、チェルシーと感じの良い級友に恵まれたので楽しく過ごすことができた。4人という少人数だったのも良かった。私たち二人だけだったら話が広がらないし、大人数だと、特に会話や聞き取りは難しかっただろう。時期と先生に恵まれた日々だった。

por Andrés

/images/2016/06/P6225223_21-644x430.jpg/images/2016/06/P6225223_21-150x150.jpgAndrésスペイン留学生活曇り。今にも降りそうな空模様。通りの気温は18度。予報では昼前後は雨となっていたが結局降らず、青空がのぞいて薄日が差し始め、下校時には24度まで上がっていた。 朝のテレビで、イギリスの国民投票でEU脱退が多数を占めたとのニュースが流れていた。ネットで調べてみると日本の株価は1300円の下落、円相場は上昇して1ユーロ108円ほどとなっている。この数日で10%ほど上昇したことになる。 授業では、Juan Carlosが来た時はまだSwapは来ておらず、イギリスのEU脱退の話になる。Juan Carlosはまだこのニュースを知らなかった。どんな影響があるのかと聞かれる。イギリスへの影響はわからないが、旅行中の私たちには円が10%も上昇して助かるが、株価が下落して日本での年金が下げられる可能性があると答える。年金とどういう関係があるのかと質問されたので、日本年金機構は大量の株を持っていて、株価が下がると資産を失うからだと答えると、納得したようだ。Swapが来てしばらくこの話を続ける。 Swapは昨夜はSan Juán祭に行き、4時ごろまで起きていたとのこと。それでも授業に出てくるのだから、体力があり、結構真面目なのだ。 Juan Carlosが今日のイベントを紹介してくれる。Plaza de TorosでのFerria Gallega de MariscoとPlaza PonbaでのFiesta de Vino。 続いて点過去と線過去の宿題の答え合わせとプリントでの練習。さらにクロスワードパズルを使っての練習。ある程度できるのだが、それでも時々間違う。 最後は双六。サイコロを振って進み、止まったところの質問に答えるもの。苦手な食べ物はとか、どこに生まれたかったか、次に生まれるとしたらどんな動物になりたいかなど。 最後にJuan Carlosがメールアドレスを教えてくれて授業終了。授業に満足したか、スペイン語は上達したかなどと聞かれ、十分満足したとお礼を言って別れる。私は握手、Ameliaは頬にキス。 文化の授業が始まる前にSwapにPresentaciónの準備をした来たかと尋ねると、やってないとのこと。じゃあ、宿題はやったかと重ねて聞くと、これもやってないとのこと。私たちも宿題はやってないから、Presentaciónは日本のことをやるので質問をたくさんして宿題まで進まないようにしようと提案すると、喜んで協力すると協定成立。 最初に私がスペインと日本の具体的なことでの様々な違いを説明する。通りのゴミ箱の有無、自動販売機の種類の違い、100円ショップ、レストランでの水やお茶の提供、ホテルでのパジャマや浴衣の提供、電車内の案内放送の多寡。Swapが途中で意見を言ったりして結構時間をかけることができた。Ameliaはセビジャーナスとよさこい踊り、阿波踊り、エイサーを比較。Eldaは踊りが好きなので阿波踊りの手つきを真似たりしていた。これで2時を少し過ぎ、無事に宿題には進まずに終了。挨拶して別れる。二人ともEldaと頬にキス。 Swapとは、来週の金曜日に私たちはSantanderを発つので、その前にもう一度会って夕食をとりながら話すことにして別れる。彼は10月にはまたUIMPに戻るそうだ。 先生たちは何も言っていなかったが、修了証があるはずだと思い事務所に行って尋ねると、やはり修了証を渡してくれた。 Lupaでパンだけ買って帰り、昼食、昼寝。 6時過ぎにバスでPl. de Torosへ向かう。Juan Carlosが教えてくれた7時からのFerria Gallega de Mariscoに。7時少し前に着いたが、会場はあるものの客はまだ数人しか来ておらず、売店もまだ食事の提供の準備ができていない。 闘牛場なので場内をちょっと見て回る。アリーナに大きなテントが張られてそれがFerriaの会場。テントとアリーナを囲む円形の塀の間を歩く。闘牛士の避難場所に入ってみたりする。もう何年も使われていないので、客席には草が生えている。会場に戻ってチケット売り場でメニュー表をもらい、何を食べるか検討する。Pulpoも食べたいが、イワシが最優先だし、おそらくそれで十分な量だろうからイワシの塩焼きとパンと飲み物だけにする。チケットをもう買えるか聞くと、最初は5分待ってと言うが、すぐに今売れると言ってくれたので購入。食事提供の準備はまだできてなさそうだったので、テーブルについて待つことにする。するとすぐに食券を取りに来てくれ、飲み物を持ってきてくれた。この後でワイン祭に行くので、ここではオレンジとレモンスカッシュ。しばらくしてイワシを焼くにおいが漂ってきて、やがて皿に6尾のイワシがのってきた。 結構大きなイワシ。はらわたも取らず岩塩を振って丸のまま焼いただけ。しかし脂がのっておいしい。ガリシアパンと一緒に平らげた。私たちが席に着いた頃から客が集まり始め賑わってきたが、まだ夕食には早い時間だからか、混雑するところまではいかなかった。イワシとパンだけで腹八分になったので、会場を出る。 歩いてCentroに移動。Pl. Ponboに着く前にハム屋さんに寄るがもうシャッターが半分閉まっている。近くのパン屋でクロワッサンを買いPl. Ponboへ。 テントが並び、各テントにワイン醸造元が入っている。 受付のテントで9ユーロ払うと、ワイングラスに開場案内図、ポシェット、5枚のプラスチックメダルを渡してくれる。ポシェットを首にかけて好みのテントに行ってメダルと交換にワインを入れてもらう仕組み。最初にロゼ、続いて白、赤、白、赤と飲む。途中で雨が降るが、木の下のベンチで雨を避けながら飲む。つまみは別売りだが、お腹は空いていないので、ワインだけをゆっくり飲む。すべて若いワインで強い癖はない。Ameliaは2番目に飲んだ白が気に入った。私たちが着いた頃は混んでいたが、次第に客は減ってきて、10時までの会でそのころには人々はまだ広場に残って飲んでいるが、ワインの提供はほぼ終了。 海岸通りに出たところのBarでコーヒーを飲んで休憩。椅子が良くてゆっりできる店だった。 バスで帰ろうと海岸通りを反対側にわたると、Unidos Podemosが選挙運動中。 大きなスクリーンにどこかでやっている演説会の場面を映し出し、それを20人ほどが集まって見ている。日本のような名前の連呼は一切なく、政策を訴える演説だった。 バスで帰ると、止んでいた雨がPl. de Italiaでは霧雨。さすがに今日は人出は多くない。 授業がすべて終わったので夜更かしもあまり気にならない。それでももう1時過ぎなので眠くなってきた。 UIMPでの4週間、Juan Carlosの授業は文法的なことは少なかったので初めてこのレベルを受ける人には厳しいかもしれないが、私たちには面白いと同時に、聞き取りや会話の練習に最適だったように思う。Swapのレベルに合わせていたからだろう。それにSwap、チェルシーと感じの良い級友に恵まれたので楽しく過ごすことができた。4人という少人数だったのも良かった。私たち二人だけだったら話が広がらないし、大人数だと、特に会話や聞き取りは難しかっただろう。時期と先生に恵まれた日々だった。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)