7時起床。ホテルで朝食。まだ下痢が続いているので、コーンフレーク、果物、ヨーグルトだけにする。
9時ごろ出かけ、ATMで300ソルを引き出し、Museo Inka(インカ博物館)へ。

プレインカ、インカ、植民地時代の陶器を中心に、日用品、織物などを展示してある。館内撮影禁止。意外にプレインカとインカで技術的発展は感じられなかった。館内には陶器や織物などの土産店が出ている。

楽器を売っている店があったので入ってみると、色々なオカリナなどの音を出してくれる。中に水が入っていて傾けると鳥の鳴き声のするもの、吹いて音を出すものなど。音色が多様で面白い。小さなのを一つ買おうと値段を聞くと、50ソルを40ソルにすると言う。横にあった大きめのピューマのに興味を示すと、350を小さいのも込みで200まで下げる。私が150と言うと、180と応じてきた。では170ソルということで商談成立。

Museo de Arte Precolombiano(プレコロンビアーノ博物館)。

紀元前からの土器や金銀、貝製の装飾品などが展示されている。展示品の質はインカ博物館よりもこちらの方が高いが、インカ博物館の方が網羅的。

途中で、昨日見つけきれなかった「14角の石」を見る。小さなものだったので見落としたようだ。この辺りの石壁には10角以上のがいくらでもあるので、しかも表示もないので見落としがちだろう。

Museo Machupicchu Casa Concha(カサ・コンチャ博物館)。ハイラム・ビンガムが米国に持ち去ったマチュピチュの出土品の返還された一部を展示。発見時のマチュピチュの写真は興味深い。また日用品、農具などからは当時の生活がわかる。

昼食はNuna Raymiというレストランで。

大根の葉を使った料理をサービスでつけてくれた。確かに大根の葉の味がする。なかなか美味しかった。注文したのはSopa CriollaとPollo Grillado。

Sopaはこの地方の名物料理で、肉、野菜、パスタ、パンなどの入ったもの。美味しかったが、一人分を二人で食べてもようやく食べきれるほどの分量。

Polloは鶏胸肉を焼いたもので、三種のソースがついていてこれも美味しい。なかなか良い店だった。隣は英語圏の学生団体のようで10人ほど。

クイを頼んで出されたものが頭もついた丸焼きだったため大喜びで写真を撮っていた。私たちも撮らせてもらった。しかしあらためて切り分けて出されると、皆ほとんど手をつけていなかったようだ。

ホテルに戻って買ったものを置いてからサクサイワマン遺跡に行こうと思っていたら、ちょうど旅行社の人が打ち合わせに訪ねてきた。明日のプーノへの移動で到着予定時刻が間違っていたことの連絡。ついでにいくつか質問し、これからサクサイワマンへ行くと伝えると、タクシーの手配をしてくれた。
彼は25歳で、大学を出てメキシコに留学し、帰国後旅行会社に就職して1年9ヶ月前にペルーに転勤になったそうだ。転勤するとペルーは物価が安いからと給料を下げられ、両親もそんな会社で大丈夫かと心配しているので、経験を積んだら起業してやって行こうと思っているとのことだった。
タクシーでサクサイワマン遺跡に行く。運転手は感じのいい男。渋滞で停車した際に窓を開けて通りかかった老人と話していたが、叔父さんでケチュア語で話していたそうだ。ウルバンバの人間で農業と塩田の仕事、そしてこの時期はタクシー運転手をしているのでとのこと。CDをかけ、歌っているのは自分だと言う。グループを作っていて、明日もウルバンバで演奏するそうだ。曲は昨日アルマス広場で踊りの伴奏でやっていたのと同じ種類のクスコ地方の民謡調のものだが、歌詞はスペイン語で聞き取りやすいものだった。
20分ほど坂道を上ってサクサイワマン遺跡に到着。入場料が一人70ソルとずいぶん高い。タクシーには待ってもらうことにして1時間後に戻る約束をして見学開始。ここは宗教施設なのか要塞なのかはっきりしないが、毎年6月にインティライミの祭りが行われる。

インカ独特の石壁が、高さ7〜8mで3層に築かれ、長さは360mにもなるそうだ。

一番手前の壁の中には巨石が使われている部分が多い。それでもやはり石組みはインカらしく精密だ。

石の中にはオリャンタイタンボから運ばれたものもあるそうで、かけられた労力は大変なものだ。

4時半に着いた時にはバスもたくさん駐車して賑わっていたが、1時間後には車が数台残っているだけになっていた。
出入口に戻って少し待つと、別れた4時37分からぴったり1時間後にタクシーが現れた。ホテルまで戻り約束の料金は35ソルだったが40ソル渡すと、本当にいいんですか、と喜んでいた。
ホテルに戻ってあらためて手持ちの現金を確かめてみると、今朝引き出したにもかかわらずサクサイワマン遺跡の入場料やオカリナが現金払いだったため、少ない。明朝は出発が早いので今のうちにATMに行って引き出すことにした。その帰りにホテルの近くの店でサンドウィッチで軽く夕食にする。ハムチーズで平凡なもの。

チョコレートケーキも頼んだら予想以上に大きなもので食べきれなかった。隣の店で水を買って帰る。

相変わらず下痢は続いている。
por Andrés
/images/2017/04/P4081170-644x430.jpg/images/2017/04/P4081170-150x150.jpgAndrésペルー旅行未分類7時起床。ホテルで朝食。まだ下痢が続いているので、コーンフレーク、果物、ヨーグルトだけにする。 9時ごろ出かけ、ATMで300ソルを引き出し、Museo Inka(インカ博物館)へ。 プレインカ、インカ、植民地時代の陶器を中心に、日用品、織物などを展示してある。館内撮影禁止。意外にプレインカとインカで技術的発展は感じられなかった。館内には陶器や織物などの土産店が出ている。 楽器を売っている店があったので入ってみると、色々なオカリナなどの音を出してくれる。中に水が入っていて傾けると鳥の鳴き声のするもの、吹いて音を出すものなど。音色が多様で面白い。小さなのを一つ買おうと値段を聞くと、50ソルを40ソルにすると言う。横にあった大きめのピューマのに興味を示すと、350を小さいのも込みで200まで下げる。私が150と言うと、180と応じてきた。では170ソルということで商談成立。 Museo de Arte Precolombiano(プレコロンビアーノ博物館)。 紀元前からの土器や金銀、貝製の装飾品などが展示されている。展示品の質はインカ博物館よりもこちらの方が高いが、インカ博物館の方が網羅的。 途中で、昨日見つけきれなかった「14角の石」を見る。小さなものだったので見落としたようだ。この辺りの石壁には10角以上のがいくらでもあるので、しかも表示もないので見落としがちだろう。 Museo Machupicchu Casa Concha(カサ・コンチャ博物館)。ハイラム・ビンガムが米国に持ち去ったマチュピチュの出土品の返還された一部を展示。発見時のマチュピチュの写真は興味深い。また日用品、農具などからは当時の生活がわかる。 昼食はNuna Raymiというレストランで。 大根の葉を使った料理をサービスでつけてくれた。確かに大根の葉の味がする。なかなか美味しかった。注文したのはSopa CriollaとPollo Grillado。 Sopaはこの地方の名物料理で、肉、野菜、パスタ、パンなどの入ったもの。美味しかったが、一人分を二人で食べてもようやく食べきれるほどの分量。 Polloは鶏胸肉を焼いたもので、三種のソースがついていてこれも美味しい。なかなか良い店だった。隣は英語圏の学生団体のようで10人ほど。 クイを頼んで出されたものが頭もついた丸焼きだったため大喜びで写真を撮っていた。私たちも撮らせてもらった。しかしあらためて切り分けて出されると、皆ほとんど手をつけていなかったようだ。 ホテルに戻って買ったものを置いてからサクサイワマン遺跡に行こうと思っていたら、ちょうど旅行社の人が打ち合わせに訪ねてきた。明日のプーノへの移動で到着予定時刻が間違っていたことの連絡。ついでにいくつか質問し、これからサクサイワマンへ行くと伝えると、タクシーの手配をしてくれた。 彼は25歳で、大学を出てメキシコに留学し、帰国後旅行会社に就職して1年9ヶ月前にペルーに転勤になったそうだ。転勤するとペルーは物価が安いからと給料を下げられ、両親もそんな会社で大丈夫かと心配しているので、経験を積んだら起業してやって行こうと思っているとのことだった。 タクシーでサクサイワマン遺跡に行く。運転手は感じのいい男。渋滞で停車した際に窓を開けて通りかかった老人と話していたが、叔父さんでケチュア語で話していたそうだ。ウルバンバの人間で農業と塩田の仕事、そしてこの時期はタクシー運転手をしているのでとのこと。CDをかけ、歌っているのは自分だと言う。グループを作っていて、明日もウルバンバで演奏するそうだ。曲は昨日アルマス広場で踊りの伴奏でやっていたのと同じ種類のクスコ地方の民謡調のものだが、歌詞はスペイン語で聞き取りやすいものだった。 20分ほど坂道を上ってサクサイワマン遺跡に到着。入場料が一人70ソルとずいぶん高い。タクシーには待ってもらうことにして1時間後に戻る約束をして見学開始。ここは宗教施設なのか要塞なのかはっきりしないが、毎年6月にインティライミの祭りが行われる。 インカ独特の石壁が、高さ7〜8mで3層に築かれ、長さは360mにもなるそうだ。 一番手前の壁の中には巨石が使われている部分が多い。それでもやはり石組みはインカらしく精密だ。 石の中にはオリャンタイタンボから運ばれたものもあるそうで、かけられた労力は大変なものだ。 4時半に着いた時にはバスもたくさん駐車して賑わっていたが、1時間後には車が数台残っているだけになっていた。 出入口に戻って少し待つと、別れた4時37分からぴったり1時間後にタクシーが現れた。ホテルまで戻り約束の料金は35ソルだったが40ソル渡すと、本当にいいんですか、と喜んでいた。 ホテルに戻ってあらためて手持ちの現金を確かめてみると、今朝引き出したにもかかわらずサクサイワマン遺跡の入場料やオカリナが現金払いだったため、少ない。明朝は出発が早いので今のうちにATMに行って引き出すことにした。その帰りにホテルの近くの店でサンドウィッチで軽く夕食にする。ハムチーズで平凡なもの。 チョコレートケーキも頼んだら予想以上に大きなもので食べきれなかった。隣の店で水を買って帰る。 相変わらず下痢は続いている。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)