7時起床。8時半ごろに朝食のために出かける。

一昨日も入ったMayor通りのパン屋さんに行く。ここには何種類もの朝食セットがある。どれにしようか迷ったが、La Rollerieというこの店の名を冠した二人用というのがお得なようなのでこれにする。PB215401籠に入った薄切りの焼いたパンにバターとジャム。いろんなパンから4種類。Zumo de naranja。Café。Té。パンはクロワッサンとチョコレートパンとアップルパンを選んだが、ここのクロワッサンはスペインによくある甘いものではなく、フランス式のバターたっぷりで美味しい。アップルパンは食べきれず持ち帰りにする。

ホテルに戻り支度をして外出。今日はお土産買い物日としてMadridへ出かける。PB215403駅まで歩く途中の小さな公園に、きれいに黄葉した樹がある。

駅の自動販売機で切符はゾーン制なので、どのゾーンにすれば良いのか迷って、ずっと販売機の近くにいる男性に訊ねてみると、販売機を操作して教えてくれたが、生活に困っているのでとお金を要求してくる。しかし私たちが機械の操作に注意を向けているとすぐに他に行ってしまった。ずいぶんあっさりした人だ。Madridまでの往復切符を買い電車に。C7でRecoletosまで行き、プラド通りを歩いてThyssen-Bornemisza美術館へ。ここは2年前にも来たことがあるが、今回は「ピカソとロートレック」という特別展を見るため。PB215407平日の午前中にしては混んでいるが、東京での展覧会とは違ってゆっくり見ることができる。ピカソの1900年ごろの作品とロートレックの1890年ごろのとを並べて影響の受け具合の強さを展示していて、題材の共通性、表現の類似がよくわかる。しかしどんなに類似点が多くても、やはりロートレックは紛れもなくロートレックだし、ピカソはどう見てもピカソ。だからこそ二人はそれぞれに独創的な画家、つまりは芸術家として評価されているのだろう。

常設展をゆっくり見ると一日がかりになってしまうので、どうしても再会しておきたい「Giovanna degli Albizzi Tornabuoniの肖像」に会いに行き、ロマネスクとゴッホを見る。

美術館のCafeteríaは混んでいるので、外に出て国会の近くの店に入って一休み。それから歩いてSolの方へ進み、途中のRestaurante Carambaに入って昼食にする。通りがかりに適当に入った店だったが、ここは良かった。Menú del díaで、グラスワインの赤と白。PB215413PB215412一皿目は茄子の天ぷらとトマトサラダ。PB215415PB215414二皿目はラビオリとバカラオ。PB215417PB215418デザートはバースデーケーキとアイスクリームケーキ。そしてコーヒーと紅茶。水はMadridなのでピッチャーに氷を入れた水道水。特に茄子の天ぷらは茄子を薄く切って揚げてあるが、揚げ方がうまくからりとしていて美味しかった。2時間もかかってしまったが、今日は不味くなければいいか、と思っていたので大満足。この店のトイレには驚かされる。PB215421まるで遺跡。

Sol広場で熊の像に挨拶してからReal Madridの公式ショップに行き、息子夫婦と孫への土産を買う。担当してくれた店員は、私たちが日本人と分かると、自分はJapón村の出身だと言う。しかしそれだけ言って離れて行ったので、セールストークなのかもしれない。

近くのCorte Inglésで孫への土産の服を探すが、スペインらしいものはない。これなら東京で買った方が質も良いし安いだろう。

隣のfnacに入って本を探すが、「Frida Kahlo」というのを買っただけ。以前より品ぞろえが悪くなったような気がする。やはりCasa del Libroに行くべきだったか。

疲れてしまったので帰る前にSolに面したホテルのBarで一休み。Menta poleoとファンタオレンジで5€と、これまでになく高い。Caminoを歩いている時だとどんなに高くても3€だっただろうに。都心だから仕方がないが。

SolからRenfe近郊線に乗り、Atochaで乗り換えて帰る。帰宅ラッシュに重なって電車は混んでいる。

人混みと買い物ですっかり疲れてしまい、Alcalá de Henares駅に着くとほっとした。

ホテルに戻り、シャワー、日記、洗濯。都心には行きたくない。幸いここからバスで直接空港へ行けるので、もうMadridに出る必要はないが。

por Andrés

Andrésスペイン旅行北の道 Camino del NorteAlcalá de Henares,Camino,Madrid,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼7時起床。8時半ごろに朝食のために出かける。一昨日も入ったMayor通りのパン屋さんに行く。ここには何種類もの朝食セットがある。どれにしようか迷ったが、La Rollerieというこの店の名を冠した二人用というのがお得なようなのでこれにする。籠に入った薄切りの焼いたパンにバターとジャム。いろんなパンから4種類。Zumo de naranja。Café。Té。パンはクロワッサンとチョコレートパンとアップルパンを選んだが、ここのクロワッサンはスペインによくある甘いものではなく、フランス式のバターたっぷりで美味しい。アップルパンは食べきれず持ち帰りにする。ホテルに戻り支度をして外出。今日はお土産買い物日としてMadridへ出かける。駅まで歩く途中の小さな公園に、きれいに黄葉した樹がある。駅の自動販売機で切符はゾーン制なので、どのゾーンにすれば良いのか迷って、ずっと販売機の近くにいる男性に訊ねてみると、販売機を操作して教えてくれたが、生活に困っているのでとお金を要求してくる。しかし私たちが機械の操作に注意を向けているとすぐに他に行ってしまった。ずいぶんあっさりした人だ。Madridまでの往復切符を買い電車に。C7でRecoletosまで行き、プラド通りを歩いてThyssen-Bornemisza美術館へ。ここは2年前にも来たことがあるが、今回は「ピカソとロートレック」という特別展を見るため。平日の午前中にしては混んでいるが、東京での展覧会とは違ってゆっくり見ることができる。ピカソの1900年ごろの作品とロートレックの1890年ごろのとを並べて影響の受け具合の強さを展示していて、題材の共通性、表現の類似がよくわかる。しかしどんなに類似点が多くても、やはりロートレックは紛れもなくロートレックだし、ピカソはどう見てもピカソ。だからこそ二人はそれぞれに独創的な画家、つまりは芸術家として評価されているのだろう。常設展をゆっくり見ると一日がかりになってしまうので、どうしても再会しておきたい「Giovanna degli Albizzi Tornabuoniの肖像」に会いに行き、ロマネスクとゴッホを見る。美術館のCafeteríaは混んでいるので、外に出て国会の近くの店に入って一休み。それから歩いてSolの方へ進み、途中のRestaurante Carambaに入って昼食にする。通りがかりに適当に入った店だったが、ここは良かった。Menú del díaで、グラスワインの赤と白。一皿目は茄子の天ぷらとトマトサラダ。二皿目はラビオリとバカラオ。デザートはバースデーケーキとアイスクリームケーキ。そしてコーヒーと紅茶。水はMadridなのでピッチャーに氷を入れた水道水。特に茄子の天ぷらは茄子を薄く切って揚げてあるが、揚げ方がうまくからりとしていて美味しかった。2時間もかかってしまったが、今日は不味くなければいいか、と思っていたので大満足。この店のトイレには驚かされる。まるで遺跡。Sol広場で熊の像に挨拶してからReal Madridの公式ショップに行き、息子夫婦と孫への土産を買う。担当してくれた店員は、私たちが日本人と分かると、自分はJapón村の出身だと言う。しかしそれだけ言って離れて行ったので、セールストークなのかもしれない。近くのCorte Inglésで孫への土産の服を探すが、スペインらしいものはない。これなら東京で買った方が質も良いし安いだろう。隣のfnacに入って本を探すが、「Frida Kahlo」というのを買っただけ。以前より品ぞろえが悪くなったような気がする。やはりCasa del Libroに行くべきだったか。疲れてしまったので帰る前にSolに面したホテルのBarで一休み。Menta poleoとファンタオレンジで5€と、これまでになく高い。Caminoを歩いている時だとどんなに高くても3€だっただろうに。都心だから仕方がないが。SolからRenfe近郊線に乗り、Atochaで乗り換えて帰る。帰宅ラッシュに重なって電車は混んでいる。人混みと買い物ですっかり疲れてしまい、Alcalá de Henares駅に着くとほっとした。ホテルに戻り、シャワー、日記、洗濯。都心には行きたくない。幸いここからバスで直接空港へ行けるので、もうMadridに出る必要はないが。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)