合計距離: 23069 m
最高点の標高: 778 m
最低点の標高: 474 m
累積標高(上り): 1055 m
累積標高(下り): -954 m
総所要時間: 06:45:30

21.9㎞ 35,400歩

6時半起床。霧雨が降っているが、そんなに寒くはない。

8時、下のBarで朝食。クロワッサンとトーストが両方出てくるのは初めて。9時ごろ出発するが、雨は本降りになっている。国道を歩くが、この道筋はCaminoの黄色い矢印が非常に少なく、ポンチョのフードで視界が狭くなり、雨でスマートフォンでのコースの確認も間隔があきと悪条件が重なって曲がり角を見逃してしまう。気づいた時は1㎞程も行き過ぎていたので戻るのは止してこのボデガで曲がってCaminoへ戻ることにする。遠回りになってしまう。

clip_image004今日は複数のCaminoがあるところではできるだけ舗装されている道を選んだが、そうでないところも水はけのよい砂利道がほとんどで、思ったほど靴は汚れなかった。しかし濡れてしまうのは避けられず、靴下もすっかり濡れて足が冷たくなってしまった。

clip_image005空の一部が少し明るくなり、振り向くと今朝出てきたLumbierが小さく見える。

clip_image006国道沿いに珍しく休憩所が何か所か続く。もちろんベンチは濡れているが、地図で見る限り今日は休める場所はないので、ここに座って少し休憩。

clip_image007国道わきに1971年に亡くなったマリアさんの碑。亡くなった理由は記されていない。

clip_image008地図ではここで左折して上の道に移ることになっているのだが、どこにも移れる道はないので、そのまま直進する。

clip_image009Izcoの村に入る手前のロータリーにバス停があるので休憩。IzcoにはAlbergueがあるが、UnduésのAlbergueのHospitaleraもSangúesaのTurismoの人もここのは閉まっていると言っていたので、村の中で休憩するのは望み薄。

朝はそんなに寒くなく、上り坂では1枚脱いでもいいかなと思うほどだったのが、12時前から急に冷たい風が吹きはじめ、一気に寒くなる。バス停では雨がしのげ、風も少しは防いでくれるのでありがたい。バナナやマフィンでエネルギー補給。

Izcoの村に入って行くと大型バスが停まっていて何人かが降りるのが見える。こんな小さな村で降車とは不思議。

clip_image010少し先で右の広場を見るとBarがありそう。行ってみると入口に男が立っていたので営業中か聞くと開いてるとのこと。ここはAlbergueだった。

clip_image011中は30人ほどの客で賑わっている。全員のクレデンシャルを持った人がいる。彼らは毎週日曜日にCamino Aragonesを20㎞前後歩いているグループで、今日はSangúesaから歩いて、ここからバスで帰るそうだ。

clip_image012カウンターで食べるものはあるか聞くが、袋菓子しかないそうなのでCafé con lecheとオリーブを頼む(カメラのレンズが室内の蒸気で曇る)。オリーブは塩気も少なく形もきれい。一度にこんなに食べたのは初めて。

clip_image013IzcoからCamino Aragonesのメインルートに合流したので、矢印も増える。道はコンクリート舗装と砂利道が交互に現れるが、砂利道でもぬかるみはないので助かる。

冷たい風が後ろから吹き、腿やふくらはぎが濡れて冷たく気落ち悪い。

clip_image014今日の目的地Monrealの一つ手前の村Salinas de Ibargoitiも人気はない。

clip_image015今日は何度も渡り鳥が飛んで行くのを見かける。これは見た中で最も大きな群れ。隊形や体型や鳴き声からすると雁か。

clip_image016Monrealの手前で道は林の中を長いこと通る。落ち葉が敷き詰め、ここも歩きやすい。

clip_image017町の入口ではまたも車は川の中、人は小さな石橋を渡る。

clip_image018なかなか趣にある町。

clip_image019今日の宿はCasa rural。ベルを押すとすぐに主人が出迎えてくれる。

clip_image020部屋は暖房が効いて気持ち良い。シャワーもたっぷり温かい湯が出、冷えた足を温めることができた。

19時半から夕食とのことだったが、10分ほど早めに行っても大丈夫だった。

clip_image021宿の斜め前、部屋の窓から見えるBar Social。入ってみるとたくさん客がいて、多くはテーブルでゲームをしている。皆、大声でしゃべっているので、私たちはなかなか会話はし辛い。

clip_image022一皿目はPocha(白いんげんのスープ)。

clip_image023二皿目は豚肉のチュレータ。

clip_image024デザートはヨーグルト。

これにパン、ワイン、コーヒーがついて一人10€。Menú Peregrinoだ。味は普通。

客は30人ほどはいただろうか。しかし食事をしているのは私たちだけで、皆は飲みながらゲームをするかしゃべっている。

今日は今回の旅で一番厳しい行程だった。距離は20㎞強と長くなく、上り下りも低い丘を越える程度で高低差は大したことなかったが、朝からずっと雨で太腿から下が濡れ、靴も濡れた上に、冷たい風に冷やされた。こんな日にはAlbergue泊りにしなくて幸いだったとつくづく思う。

/images/2018/11/clip_image010-30-644x430.png/images/2018/11/clip_image010-30-150x150.pngAndrésカタルーニャの道 Camino CatalánCamino,Catalan,Santiago,カタルーニャ,カタロニア,サンティアゴ,巡礼21.9㎞ 35,400歩 6時半起床。霧雨が降っているが、そんなに寒くはない。 8時、下のBarで朝食。クロワッサンとトーストが両方出てくるのは初めて。9時ごろ出発するが、雨は本降りになっている。国道を歩くが、この道筋はCaminoの黄色い矢印が非常に少なく、ポンチョのフードで視界が狭くなり、雨でスマートフォンでのコースの確認も間隔があきと悪条件が重なって曲がり角を見逃してしまう。気づいた時は1㎞程も行き過ぎていたので戻るのは止してこのボデガで曲がってCaminoへ戻ることにする。遠回りになってしまう。 今日は複数のCaminoがあるところではできるだけ舗装されている道を選んだが、そうでないところも水はけのよい砂利道がほとんどで、思ったほど靴は汚れなかった。しかし濡れてしまうのは避けられず、靴下もすっかり濡れて足が冷たくなってしまった。 空の一部が少し明るくなり、振り向くと今朝出てきたLumbierが小さく見える。 国道沿いに珍しく休憩所が何か所か続く。もちろんベンチは濡れているが、地図で見る限り今日は休める場所はないので、ここに座って少し休憩。 国道わきに1971年に亡くなったマリアさんの碑。亡くなった理由は記されていない。 地図ではここで左折して上の道に移ることになっているのだが、どこにも移れる道はないので、そのまま直進する。 Izcoの村に入る手前のロータリーにバス停があるので休憩。IzcoにはAlbergueがあるが、UnduésのAlbergueのHospitaleraもSangúesaのTurismoの人もここのは閉まっていると言っていたので、村の中で休憩するのは望み薄。 朝はそんなに寒くなく、上り坂では1枚脱いでもいいかなと思うほどだったのが、12時前から急に冷たい風が吹きはじめ、一気に寒くなる。バス停では雨がしのげ、風も少しは防いでくれるのでありがたい。バナナやマフィンでエネルギー補給。 Izcoの村に入って行くと大型バスが停まっていて何人かが降りるのが見える。こんな小さな村で降車とは不思議。 少し先で右の広場を見るとBarがありそう。行ってみると入口に男が立っていたので営業中か聞くと開いてるとのこと。ここはAlbergueだった。 中は30人ほどの客で賑わっている。全員のクレデンシャルを持った人がいる。彼らは毎週日曜日にCamino Aragonesを20㎞前後歩いているグループで、今日はSangúesaから歩いて、ここからバスで帰るそうだ。 カウンターで食べるものはあるか聞くが、袋菓子しかないそうなのでCafé con lecheとオリーブを頼む(カメラのレンズが室内の蒸気で曇る)。オリーブは塩気も少なく形もきれい。一度にこんなに食べたのは初めて。 IzcoからCamino Aragonesのメインルートに合流したので、矢印も増える。道はコンクリート舗装と砂利道が交互に現れるが、砂利道でもぬかるみはないので助かる。 冷たい風が後ろから吹き、腿やふくらはぎが濡れて冷たく気落ち悪い。 今日の目的地Monrealの一つ手前の村Salinas de Ibargoitiも人気はない。 今日は何度も渡り鳥が飛んで行くのを見かける。これは見た中で最も大きな群れ。隊形や体型や鳴き声からすると雁か。 Monrealの手前で道は林の中を長いこと通る。落ち葉が敷き詰め、ここも歩きやすい。 町の入口ではまたも車は川の中、人は小さな石橋を渡る。 なかなか趣にある町。 今日の宿はCasa rural。ベルを押すとすぐに主人が出迎えてくれる。 部屋は暖房が効いて気持ち良い。シャワーもたっぷり温かい湯が出、冷えた足を温めることができた。 19時半から夕食とのことだったが、10分ほど早めに行っても大丈夫だった。 宿の斜め前、部屋の窓から見えるBar Social。入ってみるとたくさん客がいて、多くはテーブルでゲームをしている。皆、大声でしゃべっているので、私たちはなかなか会話はし辛い。 一皿目はPocha(白いんげんのスープ)。 二皿目は豚肉のチュレータ。 デザートはヨーグルト。 これにパン、ワイン、コーヒーがついて一人10€。Menú Peregrinoだ。味は普通。 客は30人ほどはいただろうか。しかし食事をしているのは私たちだけで、皆は飲みながらゲームをするかしゃべっている。 今日は今回の旅で一番厳しい行程だった。距離は20㎞強と長くなく、上り下りも低い丘を越える程度で高低差は大したことなかったが、朝からずっと雨で太腿から下が濡れ、靴も濡れた上に、冷たい風に冷やされた。こんな日にはAlbergue泊りにしなくて幸いだったとつくづく思う。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)