「戦争」発言で批判を浴びているが、いくつかの点が抜け落ちている。

まず、「戦争」発言時の彼の姿勢だ。元島民に対してさかんに「戦争するしかない」と言わせようとしているが、彼自身の考えは明言していない。他人に意見の表明を迫る時には先に自己の考えを伝えるのが礼儀だろう。

維新に離党届を出したが、議員辞職はしない。離党届にはどんな意味があったのか。党の考えと自分の思想が違ってきたから、というのならまず議論すべきだが、そんな「高級な」レベルではないようだ。単に党に対して「迷惑」をかけたからと言うことなのだろう。議員たちが失言・妄言・スキャンダル・裏金などが問題にされたときに離党することが多いが、今回もその類だろう。しかし党に対して以上に有権者に迷惑をかけているのだから、議員辞職する方が先だろう。しかし彼らの頭には党はあっても有権者のことなどはないから、議員辞職はしない。

議員辞職を要求されると「言論の自由」などと言い出している。丸山氏にも言論の自由はあるのだから、それを主張するのは一向に構わない。当然彼はこの先、人々の言論の自由も守るのだろう。前川元文部事務次官の講演会を開かせないようにしたり、日教組の集会に会場を貸さなかったり、市の展覧会から戦争反対の作品を排除したり、市の広報への平和を願う歌の掲載を避けたりといったことどもに丸山氏は抗議し続けるのだろう。これまでは一切無関心だったとしても。

それにしてもこんなに各党、特に自民党と維新の会の議員たちが暴言・妄言を連発するのはなぜか。その背景にあるのは有権者の生活保守意識ではないだろうか。つまり現状で特に実生活に大きな支障はないのだから、自分の生活に直接響いて来るものでなければ現状を変える必要はないと考えているのではないだろうか。暴言・妄言が連発されたところですぐに生活が悪化するわけではない。ここで維新や自民を見限ってみても他の政党が未来を約束してくれるわけではない。今の政府の政策に期待が持てるわけではないが、他に処方箋があるとも思えない。数十年後の絶望的な年金制度、数年後の絶望的な経済環境、現在でも絶望的な財政状況。どうにもならないのなら問題を見えないようにしてくれた方が穏やかに暮らせる。令和に浮かれ、オリンピックで騒ぎ、万博を楽しみ、カジノでうさを晴らして、現実を直視しない方が心穏やかに暮らせるのだから。

しかしこうした思考停止の先に何が待っているのだろうか。現在の現役世代が老後を迎えたとき、年金では生活できず、かといって充分な貯蓄ができる余裕はなく、最終的には生活保護に頼ろうにも国家財政は破綻している。

「ゆるやかな景気回復」などと言い募ってみても、それはオリンピック景気や年金資金などの株式市場投入などによって一時的に作り出された虚像でしかない。経済成長ではない道を模索しなければならない時に、過去の「栄光」とその延長上にしか先を見ようとしないなら破綻以外はあり得ないのだが。

財政破綻に至っては、待ち受けているのはハイパーインフレしかない。富裕層は資産の海外移転などで乗りきれるのだろうが。

以上の文を書いて、近々ブログに掲載しようと思っているうちに、丸山議員は診断書を提出して議院運営委員会の聴取を欠席した。国会が議員辞職を勧告するならいろんな議員の問題言動を明らかにして徹底追及するなどと言っていたが、一切表に出てこなくなった。更に国後島での泥酔、性的言動なども明らかになってきている。もはや彼の品性・知性のレベルの低さにはあきれるしかない。

Andrés政治・経済・国際「戦争」発言で批判を浴びているが、いくつかの点が抜け落ちている。まず、「戦争」発言時の彼の姿勢だ。元島民に対してさかんに「戦争するしかない」と言わせようとしているが、彼自身の考えは明言していない。他人に意見の表明を迫る時には先に自己の考えを伝えるのが礼儀だろう。維新に離党届を出したが、議員辞職はしない。離党届にはどんな意味があったのか。党の考えと自分の思想が違ってきたから、というのならまず議論すべきだが、そんな「高級な」レベルではないようだ。単に党に対して「迷惑」をかけたからと言うことなのだろう。議員たちが失言・妄言・スキャンダル・裏金などが問題にされたときに離党することが多いが、今回もその類だろう。しかし党に対して以上に有権者に迷惑をかけているのだから、議員辞職する方が先だろう。しかし彼らの頭には党はあっても有権者のことなどはないから、議員辞職はしない。議員辞職を要求されると「言論の自由」などと言い出している。丸山氏にも言論の自由はあるのだから、それを主張するのは一向に構わない。当然彼はこの先、人々の言論の自由も守るのだろう。前川元文部事務次官の講演会を開かせないようにしたり、日教組の集会に会場を貸さなかったり、市の展覧会から戦争反対の作品を排除したり、市の広報への平和を願う歌の掲載を避けたりといったことどもに丸山氏は抗議し続けるのだろう。これまでは一切無関心だったとしても。それにしてもこんなに各党、特に自民党と維新の会の議員たちが暴言・妄言を連発するのはなぜか。その背景にあるのは有権者の生活保守意識ではないだろうか。つまり現状で特に実生活に大きな支障はないのだから、自分の生活に直接響いて来るものでなければ現状を変える必要はないと考えているのではないだろうか。暴言・妄言が連発されたところですぐに生活が悪化するわけではない。ここで維新や自民を見限ってみても他の政党が未来を約束してくれるわけではない。今の政府の政策に期待が持てるわけではないが、他に処方箋があるとも思えない。数十年後の絶望的な年金制度、数年後の絶望的な経済環境、現在でも絶望的な財政状況。どうにもならないのなら問題を見えないようにしてくれた方が穏やかに暮らせる。令和に浮かれ、オリンピックで騒ぎ、万博を楽しみ、カジノでうさを晴らして、現実を直視しない方が心穏やかに暮らせるのだから。しかしこうした思考停止の先に何が待っているのだろうか。現在の現役世代が老後を迎えたとき、年金では生活できず、かといって充分な貯蓄ができる余裕はなく、最終的には生活保護に頼ろうにも国家財政は破綻している。「ゆるやかな景気回復」などと言い募ってみても、それはオリンピック景気や年金資金などの株式市場投入などによって一時的に作り出された虚像でしかない。経済成長ではない道を模索しなければならない時に、過去の「栄光」とその延長上にしか先を見ようとしないなら破綻以外はあり得ないのだが。財政破綻に至っては、待ち受けているのはハイパーインフレしかない。富裕層は資産の海外移転などで乗りきれるのだろうが。以上の文を書いて、近々ブログに掲載しようと思っているうちに、丸山議員は診断書を提出して議院運営委員会の聴取を欠席した。国会が議員辞職を勧告するならいろんな議員の問題言動を明らかにして徹底追及するなどと言っていたが、一切表に出てこなくなった。更に国後島での泥酔、性的言動なども明らかになってきている。もはや彼の品性・知性のレベルの低さにはあきれるしかない。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)