近所にある銀行の支店が統廃合で、事実上消えることになった。支店名は残るので自動振り込み等に関する手続きは不要だし、窓口を利用することもほとんどなかったので店舗が消えることで唯一支障が出るのは貸金庫だけだった。幸い近所の別の金融機関の貸金庫に空きがあったので、貸金庫についても大きな支障は生じずに済んだ。

しかし銀行の対応に不信を抱く点が1つあった。新しい貸金庫は利用料が月単位ということなので今月初めに契約した。旧来の貸金庫から内容物の移動を済ませ、旧来の貸金庫の解約手続きを今日行った。手続きは簡単で、貸金庫の入室カードと鍵を返却し、届出印を押すだけだった。ところが利用料は4月に1年分払い込んであるのだが、返金は8月以降の分だけだと言うのだ。利用料は月単位で日割り計算はできないとのこと。

私の方の都合で解約するのであれば今月分まで支払うのも仕方がないが、今回は銀行側の都合で解約せざるを得なくなったもの。にもかかわらず今月分まで全額徴収しようと言うのは納得できない。その旨を伝えたところ行員は上司に相談しに行き、すぐに今月分も返金されることになった。

主張したものには返金し、黙っている人には返金しない。こういう対応に不信感を抱かざるを得ない。私たちが気付かないところで、銀行は他にも不合理な利益を得ているのではないかと。

おそらく100人ほどはいると思われるこの支店の貸金庫利用者、何人が解約月の分まで払わされ、何人が解約月の分も返金されたのだろうか。ひょっとしたら4月に遡って返金を受けた人がいるのかもしれない。

不信感を払拭する最善の方法は、間違った対応を指摘したものに対してだけ改めるのではなく、間違ったことを公表し、これまでに解約月の分まで徴収した人にも返金することだろう。はたしてこの銀行はそんな対応をするだろうか。

/images/2021/07/ea9f15da74f7fda10eb23d77d7da2871.jpg/images/2021/07/ea9f15da74f7fda10eb23d77d7da2871-150x150.jpgAndrés日記・コラム・つぶやき不信,支店,貸金庫,銀行,閉鎖近所にある銀行の支店が統廃合で、事実上消えることになった。支店名は残るので自動振り込み等に関する手続きは不要だし、窓口を利用することもほとんどなかったので店舗が消えることで唯一支障が出るのは貸金庫だけだった。幸い近所の別の金融機関の貸金庫に空きがあったので、貸金庫についても大きな支障は生じずに済んだ。 しかし銀行の対応に不信を抱く点が1つあった。新しい貸金庫は利用料が月単位ということなので今月初めに契約した。旧来の貸金庫から内容物の移動を済ませ、旧来の貸金庫の解約手続きを今日行った。手続きは簡単で、貸金庫の入室カードと鍵を返却し、届出印を押すだけだった。ところが利用料は4月に1年分払い込んであるのだが、返金は8月以降の分だけだと言うのだ。利用料は月単位で日割り計算はできないとのこと。 私の方の都合で解約するのであれば今月分まで支払うのも仕方がないが、今回は銀行側の都合で解約せざるを得なくなったもの。にもかかわらず今月分まで全額徴収しようと言うのは納得できない。その旨を伝えたところ行員は上司に相談しに行き、すぐに今月分も返金されることになった。 主張したものには返金し、黙っている人には返金しない。こういう対応に不信感を抱かざるを得ない。私たちが気付かないところで、銀行は他にも不合理な利益を得ているのではないかと。 おそらく100人ほどはいると思われるこの支店の貸金庫利用者、何人が解約月の分まで払わされ、何人が解約月の分も返金されたのだろうか。ひょっとしたら4月に遡って返金を受けた人がいるのかもしれない。 不信感を払拭する最善の方法は、間違った対応を指摘したものに対してだけ改めるのではなく、間違ったことを公表し、これまでに解約月の分まで徴収した人にも返金することだろう。はたしてこの銀行はそんな対応をするだろうか。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)