ニュースではPCR検査が十分に実施できず，ついには「みなし陽性」などという、実質的に医療崩壊を示すような方策までが採られることとなったと報じられている。その原因の大部分は検査キットの不足であることは確かだろう。わが家の近くのドラッグストアは都の無料PCR検査実施場所になっているのだが，何度行ってみても店頭にはキットが入荷していないとの掲示が出されている。ところが昨日、駅前広場では東京都のモニタリング検査が行われていたのだ。それはコロナ感染の可能性の有無に関わらず誰でも検査を受けられるというもの。

モニタリング検査が行われること自体には反対しないが，現状のように差し迫って検査を受ける必要のある人の多くが 受検できない中では、緊急性のない人に検査を回す意味が全く理解できない。２年前から検査の必要性が叫ばれていたにも関わらず態勢の整備を拒み続けてきた政府の非科学的姿勢が、いまだに続いていることに唖然とするしかない。

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