合計距離: 30843 m
最高点の標高: 463 m
最低点の標高: 7 m
累積標高(上り): 1175 m
累積標高(下り): -849 m
総所要時間: 07:30:48

 

目覚ましを30分早めていたため、6時半起床。昨日買っておいたクロワッサン、リンゴ、オレンジジュース。部屋にあるコーヒー、お茶で朝食。

部屋を片付け、8時45分に出発。晴れているが空気がこれまでになく冷たい。ゴミを捨て、広場に出てみると、市が立っている。

広場を埋め尽くして露店が並び、開店準備中。青果、衣類等の定期市の定番が並んでいる。

市を抜けてConcello前のタクシー乗り場へ。広場やタクシー乗り場の周辺には昨夜からの徹夜明けらしい、ハロウィン姿の若い人たちが見受けられる。ところが昨日は何台も客待ちをしていたタクシーが今朝は1台もいない。近くにいた警官に尋ねてみると、タクシーはここに来ては客を乗せて出ていくと繰り返しているので、ここで待てば良いとのこと。しかし一向に1台も現れない。若者たちの中にもタクシーを待っているのがいるような様子。途方に暮れているとようやく2台のタクシーが続いてやってきた。そのうちの1台、セニューラが運転している方が私たちに近づいて停車。昨日引き返したレストランMesón Museoまでと伝えると、乗車をOKしてくれた。荷物を車のトランクに入れると、マスクをするように言ってきた。彼女もマスクをしていた。昨日の運転手はマスクをしていたが、私たちにマスクを要求はしなかった。

車は昨日帰ってきた道を進む。途中で何組ものPeregrinoが歩いているのが見える。全部で20人近くは見ただろうか。

15分ほどでMesón Museoに到着。料金は昨日と数セントしか違わなかった。歩いたところを車で走ってみると、思いのほか遠く感じられるものだ。

レストランは営業を始めているようだが、私たちは庭を抜けて反対側のCaminoに出て歩き始める。歩き始めても気温が低いのと、昨日までと違って平坦な道で始まったせいもあってか、少し寒くてもう一枚着てくればよかったかと思えるほど。

少し大きめの墓地があって、墓参者が乗ってきた車が何台も駐車している。午前中に墓参して、午後は親戚で集まってパーティーなのだろう。

今日もしばらく歩くといつの間にか手持ちの地図から外れている。

1時間半ほど歩いたところに真新しい、モダンなつくりのBar Restauranteがあった。ちょうどお腹が空いてきたところだったので、入って軽食。

サンドウィッチとフレンチトースト、Café con lecheとTé。飲み物はすぐ来たが食べ物がなかなか出てこず、飲み物を先に飲み終えてしまった。美味しかったのだが。ここは池に面して広場があり、ベンチなどがたくさん並べられているところに隣接している。サイクリングの人たちが何人か来ていた。しかしPeregrinoはひとり歩き過ぎていっただけ。タクシーの中で見かけた人たちは全く来ない。

Barを出て隣接した広場の横を通ると、珍しく公衆トイレがある。Barで済ませたばかりなので行かなかったが、鍵はかかっていないのだろうか。

さらに1時間半ほど歩いたところに、今度は昔ながらのBarがあった。次があるかどうかわからないので入って一休み。Café  con leche とAgua con gas。ここのセニョーラ、一見無愛想なのだが、小皿に入った煮込みを出してくれ、さらにもう一皿持ってきてくれた。加えてチーズを乗せたパン一切れを渡してくれ、これもまた1枚追加してくれた。しかも代金は全部で2ユーロ。10年以上逆戻りしたような感じだった。店内はやはり近所の人たちで占められていた。壁に貼ってあるものからするとPeregrinoもたくさん来るようだが、私たちがいる間には誰も来なかった。

Brumaに着くと昨日予約を試みたが閉鎖中とのことだったAlbergueがあった。

入口を見てみると閉鎖中を知らせる貼り紙があって、人気は全くない。

少し先にもう一軒のAlbergue。こちらは受付が開いていたのでSelloをもらう。いかにも寒そうなところ。

数十メートル先にレストラン。口コミの評判が悪い。確かに周辺には2軒のAlbergueしかなく、宿泊者はここで食事するしかないので質の悪い店になっているのかもしれない。昼食にしても良い時間だったが、今日はBar2軒に寄ってきて体力に余裕があったので、評判の悪い店は避けることにした。

林間の道がほとんどで、畑も自家用のようなものばかりだったのに、突然広大な刈り入れのすんだトウモロコシ畑があった。

急に冷たい風が強まり、細かい雨が降ってきた。短時間で止んだが、今朝の青空からの急な変化に、いつものことながら戸惑う。

なぜか恐竜の像(道路の左、ナイトの像の左奥)の置かれた公園のところでCaminoを離れ、ホテルに向かう。ここまで今日のCaminoはダラダラした上りの前半、同じくダラダラした下りの後半で、思いのほか楽な行程だった。Caminoを離れてホテルに向かう道は谷越えで急な下りと急な上りだったが、これも大したことはなかった。

谷越えして国道に出、1kmほどでホテル到着。チェックインしたのは15時45分だったが、昼食はまだできるとのことなので、部屋に荷物を置いてすぐにレストランへ。

諸聖人の日の休日だからか、アラカルトしかない。

サラダ、サンブリーナ、チュレータ。赤ワインと炭酸水。サラダは大量で先が思いやられたが、サンブリーナは少なめで助かった。チュレータは私たちには多いが、スペインでは普通の量。どれも味は良かった。結構入っていた客も私たちが食べている間に皆いなくなった。食べ終えたのが17時半なのだから当たり前。よくそんな時間まで食事を提供してくれたものだ。助かった。

部屋に戻って暖房を入れてみると、暖かい空気が出てきた。

明日の宿の予約。適当な距離のところになく、20km以上歩くことになるかもしれない。今日は18kmほど歩いたが疲れも少ないので、大丈夫だと思うが。

1時間ほど昼寝をし、シャワー、日記。Ameliaは洗濯。暖房がよく効いて暑いほどだったので、少し弱めて窓も細く開ける。

Santiagoまであと2日。距離も日数も短く、3度目の歩いてのSantiagoなので特に感慨はない。

 

/images/2022/11/241a1f259666ff9e105904a03a5a5fff-700x394.png/images/2022/11/241a1f259666ff9e105904a03a5a5fff-150x150.pngAndrésイギリス人の道Betanzos,Camino de Satiago,Camino Inglés,イギリス人の道,サンティアゴ巡礼,スペイン  目覚ましを30分早めていたため、6時半起床。昨日買っておいたクロワッサン、リンゴ、オレンジジュース。部屋にあるコーヒー、お茶で朝食。 部屋を片付け、8時45分に出発。晴れているが空気がこれまでになく冷たい。ゴミを捨て、広場に出てみると、市が立っている。 広場を埋め尽くして露店が並び、開店準備中。青果、衣類等の定期市の定番が並んでいる。 市を抜けてConcello前のタクシー乗り場へ。広場やタクシー乗り場の周辺には昨夜からの徹夜明けらしい、ハロウィン姿の若い人たちが見受けられる。ところが昨日は何台も客待ちをしていたタクシーが今朝は1台もいない。近くにいた警官に尋ねてみると、タクシーはここに来ては客を乗せて出ていくと繰り返しているので、ここで待てば良いとのこと。しかし一向に1台も現れない。若者たちの中にもタクシーを待っているのがいるような様子。途方に暮れているとようやく2台のタクシーが続いてやってきた。そのうちの1台、セニューラが運転している方が私たちに近づいて停車。昨日引き返したレストランMesón Museoまでと伝えると、乗車をOKしてくれた。荷物を車のトランクに入れると、マスクをするように言ってきた。彼女もマスクをしていた。昨日の運転手はマスクをしていたが、私たちにマスクを要求はしなかった。 車は昨日帰ってきた道を進む。途中で何組ものPeregrinoが歩いているのが見える。全部で20人近くは見ただろうか。 15分ほどでMesón Museoに到着。料金は昨日と数セントしか違わなかった。歩いたところを車で走ってみると、思いのほか遠く感じられるものだ。 レストランは営業を始めているようだが、私たちは庭を抜けて反対側のCaminoに出て歩き始める。歩き始めても気温が低いのと、昨日までと違って平坦な道で始まったせいもあってか、少し寒くてもう一枚着てくればよかったかと思えるほど。 少し大きめの墓地があって、墓参者が乗ってきた車が何台も駐車している。午前中に墓参して、午後は親戚で集まってパーティーなのだろう。 今日もしばらく歩くといつの間にか手持ちの地図から外れている。 1時間半ほど歩いたところに真新しい、モダンなつくりのBar Restauranteがあった。ちょうどお腹が空いてきたところだったので、入って軽食。 サンドウィッチとフレンチトースト、Café con lecheとTé。飲み物はすぐ来たが食べ物がなかなか出てこず、飲み物を先に飲み終えてしまった。美味しかったのだが。ここは池に面して広場があり、ベンチなどがたくさん並べられているところに隣接している。サイクリングの人たちが何人か来ていた。しかしPeregrinoはひとり歩き過ぎていっただけ。タクシーの中で見かけた人たちは全く来ない。 Barを出て隣接した広場の横を通ると、珍しく公衆トイレがある。Barで済ませたばかりなので行かなかったが、鍵はかかっていないのだろうか。 さらに1時間半ほど歩いたところに、今度は昔ながらのBarがあった。次があるかどうかわからないので入って一休み。Café  con leche とAgua con gas。ここのセニョーラ、一見無愛想なのだが、小皿に入った煮込みを出してくれ、さらにもう一皿持ってきてくれた。加えてチーズを乗せたパン一切れを渡してくれ、これもまた1枚追加してくれた。しかも代金は全部で2ユーロ。10年以上逆戻りしたような感じだった。店内はやはり近所の人たちで占められていた。壁に貼ってあるものからするとPeregrinoもたくさん来るようだが、私たちがいる間には誰も来なかった。 Brumaに着くと昨日予約を試みたが閉鎖中とのことだったAlbergueがあった。 入口を見てみると閉鎖中を知らせる貼り紙があって、人気は全くない。 少し先にもう一軒のAlbergue。こちらは受付が開いていたのでSelloをもらう。いかにも寒そうなところ。 数十メートル先にレストラン。口コミの評判が悪い。確かに周辺には2軒のAlbergueしかなく、宿泊者はここで食事するしかないので質の悪い店になっているのかもしれない。昼食にしても良い時間だったが、今日はBar2軒に寄ってきて体力に余裕があったので、評判の悪い店は避けることにした。 林間の道がほとんどで、畑も自家用のようなものばかりだったのに、突然広大な刈り入れのすんだトウモロコシ畑があった。 急に冷たい風が強まり、細かい雨が降ってきた。短時間で止んだが、今朝の青空からの急な変化に、いつものことながら戸惑う。 なぜか恐竜の像(道路の左、ナイトの像の左奥)の置かれた公園のところでCaminoを離れ、ホテルに向かう。ここまで今日のCaminoはダラダラした上りの前半、同じくダラダラした下りの後半で、思いのほか楽な行程だった。Caminoを離れてホテルに向かう道は谷越えで急な下りと急な上りだったが、これも大したことはなかった。 谷越えして国道に出、1kmほどでホテル到着。チェックインしたのは15時45分だったが、昼食はまだできるとのことなので、部屋に荷物を置いてすぐにレストランへ。 諸聖人の日の休日だからか、アラカルトしかない。 サラダ、サンブリーナ、チュレータ。赤ワインと炭酸水。サラダは大量で先が思いやられたが、サンブリーナは少なめで助かった。チュレータは私たちには多いが、スペインでは普通の量。どれも味は良かった。結構入っていた客も私たちが食べている間に皆いなくなった。食べ終えたのが17時半なのだから当たり前。よくそんな時間まで食事を提供してくれたものだ。助かった。 部屋に戻って暖房を入れてみると、暖かい空気が出てきた。 明日の宿の予約。適当な距離のところになく、20km以上歩くことになるかもしれない。今日は18kmほど歩いたが疲れも少ないので、大丈夫だと思うが。 1時間ほど昼寝をし、シャワー、日記。Ameliaは洗濯。暖房がよく効いて暑いほどだったので、少し弱めて窓も細く開ける。 Santiagoまであと2日。距離も日数も短く、3度目の歩いてのSantiagoなので特に感慨はない。  退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)