帰国の翌日、PCR検査を受けたら、幸い二人とも陰性だった。そこでさらに翌日には入院した伯母を見舞い、退院後の準備をするために、名古屋に行った。病院では、最初はコロナ感染防止のため面会はできないとのことだったが、担当医が自分の携帯電話で会話できるようにしてくれた。さらに叔母を廊下に連れ出して、5mほどの距離で面会できるようにしてくれた。

元気で病状も心配なく、1週間ほどで退院して自宅に戻れるとのことだった。

翌週、再び名古屋に行き、日曜日に病院で退院する伯母を迎え、叔母の自宅に連れ帰った。元気で、歩くのも速く、安心した。午後は買い物に出かけ、翌日は、かかりつけ医に挨拶に行き、昼食はフレンチレストランで、その後は叔母の自宅でケアマネージャーと面談。さらに火曜日は午前中からスマートフォンの購入に行った。機種選びは「らくらくスマホ」なのですぐに決まったが、手続きに時間をとられ2時間半もかかってしまった。

水曜日、名古屋から帰宅して体温を計ったら、37.3度だった。悪寒がしたのでワールドカップも見ずにベッドに入った。

翌日も体温は上がり、昼頃には38度を超えていた。夕方には少し下がってきて、金曜日の朝には37.3度にまで下がった。夕方にはまた少し上がったが、土曜日にはほぼ平熱に戻った。インフルエンザだと思った。疲れて抵抗力が落ちていたのかもしれない。

私はインフルエンザらしきものから回復したが、代わってAmeliaが体調を崩した。土曜日から調子が悪くなり、月曜日には37.7度にまで上がった。月曜日に東京都に連絡すると、火曜日には「抗原検査キット」が届いた。

検査すると、結果は私(下)は陰性、Amelia(上)は陽性。そのころにはAmeliaももう熱は下がり、体調も平常に戻っていた。体調の変化は私の場合と同じだったので、ひょっとしたら私もコロナだったのかも知れない。検査時には回復してから時間が経っていて陰性になった可能性もある。

Ameliaはかかりつけ医に連絡したが、医者は病院には来ないで保健所に自分で連絡するようにと言うだけで他には何の助言もなく、全くの役立たず。結局保健所に連絡し、他に病院で診察を受けることになった。病院に行くと、抗原検査の結果のみでAmeliaはコロナ感染者と判定され、東京都へ感染者として登録されることとなった。重症化リスクがあると言うことで抗ウイルス薬のラゲブリオを処方され、1回4錠、1日2回、5日間飲むことになった。平常に戻って、家の中では普通に過ごしていたのだが、それから4日間は外出禁止になった。

都へ感染者登録されると、こちらから希望したわけでもないのに食料の入った段ボールが二箱届いた。

自動的に送る、というのはほんのわずかな事務軽減にはなるのだろうが、税金の無駄遣い。コロナ禍でどれほどの無駄遣いが繰り返されてきたか、それが国の場合だと赤字国債の増発となって将来の負担増を生んでいることから多くの人が目をそらしているのが不思議だ。

帰国後は慌ただしい毎日で、マスクなしの人々の間で過ごしたスペインでは感染しなかったコロナに、ほとんどの人が屋外でもマスク姿の日本で感染してしまった。症状がひどく悪化することもなく、ひどい後遺症も今のところないのは幸いだった。

/images/2022/12/_2022-12-27_192732032-e1672136915727-700x394.png/images/2022/12/_2022-12-27_192732032-e1672136915727-150x150.pngAndrésイギリス人の道国内旅行心と体日記・コラム・つぶやきコロナ,名古屋,抗原検査,支給食品,東京都帰国の翌日、PCR検査を受けたら、幸い二人とも陰性だった。そこでさらに翌日には入院した伯母を見舞い、退院後の準備をするために、名古屋に行った。病院では、最初はコロナ感染防止のため面会はできないとのことだったが、担当医が自分の携帯電話で会話できるようにしてくれた。さらに叔母を廊下に連れ出して、5mほどの距離で面会できるようにしてくれた。 元気で病状も心配なく、1週間ほどで退院して自宅に戻れるとのことだった。 翌週、再び名古屋に行き、日曜日に病院で退院する伯母を迎え、叔母の自宅に連れ帰った。元気で、歩くのも速く、安心した。午後は買い物に出かけ、翌日は、かかりつけ医に挨拶に行き、昼食はフレンチレストランで、その後は叔母の自宅でケアマネージャーと面談。さらに火曜日は午前中からスマートフォンの購入に行った。機種選びは「らくらくスマホ」なのですぐに決まったが、手続きに時間をとられ2時間半もかかってしまった。 水曜日、名古屋から帰宅して体温を計ったら、37.3度だった。悪寒がしたのでワールドカップも見ずにベッドに入った。 翌日も体温は上がり、昼頃には38度を超えていた。夕方には少し下がってきて、金曜日の朝には37.3度にまで下がった。夕方にはまた少し上がったが、土曜日にはほぼ平熱に戻った。インフルエンザだと思った。疲れて抵抗力が落ちていたのかもしれない。 私はインフルエンザらしきものから回復したが、代わってAmeliaが体調を崩した。土曜日から調子が悪くなり、月曜日には37.7度にまで上がった。月曜日に東京都に連絡すると、火曜日には「抗原検査キット」が届いた。 検査すると、結果は私(下)は陰性、Amelia(上)は陽性。そのころにはAmeliaももう熱は下がり、体調も平常に戻っていた。体調の変化は私の場合と同じだったので、ひょっとしたら私もコロナだったのかも知れない。検査時には回復してから時間が経っていて陰性になった可能性もある。 Ameliaはかかりつけ医に連絡したが、医者は病院には来ないで保健所に自分で連絡するようにと言うだけで他には何の助言もなく、全くの役立たず。結局保健所に連絡し、他に病院で診察を受けることになった。病院に行くと、抗原検査の結果のみでAmeliaはコロナ感染者と判定され、東京都へ感染者として登録されることとなった。重症化リスクがあると言うことで抗ウイルス薬のラゲブリオを処方され、1回4錠、1日2回、5日間飲むことになった。平常に戻って、家の中では普通に過ごしていたのだが、それから4日間は外出禁止になった。 都へ感染者登録されると、こちらから希望したわけでもないのに食料の入った段ボールが二箱届いた。 自動的に送る、というのはほんのわずかな事務軽減にはなるのだろうが、税金の無駄遣い。コロナ禍でどれほどの無駄遣いが繰り返されてきたか、それが国の場合だと赤字国債の増発となって将来の負担増を生んでいることから多くの人が目をそらしているのが不思議だ。 帰国後は慌ただしい毎日で、マスクなしの人々の間で過ごしたスペインでは感染しなかったコロナに、ほとんどの人が屋外でもマスク姿の日本で感染してしまった。症状がひどく悪化することもなく、ひどい後遺症も今のところないのは幸いだった。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)