アーカイブ: 書籍・雑誌 - ページ 6

ホセ・ルイス・グティエーレス モリーナ「忘れさせられたアンダルシア―あるアナキストの生と死」

原題「チクラーナ・デ・ラ・フロンテーラのアナキズム―ディエゴ・ロドリーゲス・バルボーサ、労働者にして作家(1885-1936)」 訳文がこなれておらず、意味不明の部分が散見される。 無名のアナキスト活…
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M・ジンマーマン/M=C・ジンマーマン「カタルーニャの歴史と文化」

162ページ中、前半81ページまでがカタルーニャの歴史、残りが文化を扱っている。前半の担当がM・ジンマーマンで中世史の専門家。後半はM=C・ジンマーマンという中世文学の専門家が担当。文庫クセジュ(新書…
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ニコス・カザンザキス「キリスト最後のこころみ」

イエスの生涯を描いたものだが、聖書の記述を大幅に換骨奪胎した作品。ユダを裏切り者ではなく、イエスの「神の子」としての生涯を完成するために十字架にかけられるよう、イエスに懇願されて手配した、弟子たちの中…
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アントニー・ビーヴァー「スペイン内戦1936-1939(上)(下)」みすず書房

通史として読みやすく、スペイン戦争の入門としては適している。また、フランコ後に利用できるようになったスペイン国内の諸資料、そして何よりもソ連崩壊後に公開された新史料を利用して、新たな史実が記述されてい…
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堤 未果「ルポ 貧困大国アメリカ」・「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」岩波新書

2009年1月のオバマ大統領就任を挟んで、2008年1月に刊行された「ルポ 貧困大国アメリカ」(以下、「I」と記す)と、2010年1月に出された「ルポ 貧困大国アメリカⅡ」(以下、「II」と記す)とで…
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池上 英洋「恋する西洋美術史」光文社新書

なかなか興味深い著作。絵画の持つ意味を、ただ素晴らしいとか美しいとかといった印象だけではなく、物語としても観賞できるようになる良い手引き書。 残念なのは、新書の粗い白黒写真では解説された意味を図版の中…
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パウロ・コエーリョ「星の巡礼」

読み通すのが苦痛だった。 「星の巡礼」と題して、サンティアゴ巡礼が主題と思わせているが、内容は安っぽいロール・プレーイング・ゲームのような課題を安直にこなして行くといったものでしかない。主人公には上昇…
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パウロ・コエーリョ「ピエドラ川のほとりで私は泣いた」

自信を失い人生に迷う29歳の女性ピラール。奇蹟の治癒力を持つ修道士の幼馴染と12年ぶりに会い、真実の愛と信仰心を取り戻して行く。聖母に導かれ啓示を受けながら二人は愛を育て信仰の道、人々を救う道を共に歩…
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