アーカイブ: 文化・芸術
島田裕巳『教養としての宗教事件史』河出文庫
宗教学者の島田裕巳の著書で、宗教の発生から現在に至るまで、キリスト教、イスラム教、仏教をはじめとした主だった宗教、さらには日本の新興宗教、新宗教も含めて、日本人にとっていくらかでも関係のありそうな宗教…
サグラダ・ファミリア完成間近
2019年12月撮影 Barcelonaで建設中のSagrada Familiaの主塔であるイエスの塔が2026年に完成するとのこと。なお、ファサードも含めた全体の完成は2034年になることも同時に発…
映画「君たちはどう生きるか」(監督 宮崎駿)
今年(2024年)のアカデミー長編アニメ映画賞受賞作。 英語タイトルはThe Boy and the Heron、つまり「少年と鷺」。 日本語タイトルの「君たちはどう生きるか」は、吉野源三郎の小説の題…
田川建三『宗教とは何か[改訂増補版]上 宗教批判をめぐる』洋泉社
1984年発行の大和書房版『宗教とは何か』を上下二巻に分けて2006年に再発行したもの。 通りがかりの古書店でたまたま目について購入したもので、『マタイ福音書によせて』と題して同時に発行されている下巻…
『午後のうるおいコンサート』
10月1日、長野県南佐久郡小海町のヤルヴィホールで『午後のうるおいコンサート』が催された。主催は「すまかる庵」という、移住定住促進・地域コミュニティ活性化・地産地消・文化芸術振興等々を推進しよういう団…
「<問い>の読書術」大澤真幸(朝日新書)
書評集。2011年から2014年にかけて書かれたもので、扱われている著作は1977年刊行のものから2013年刊のものまで。というわけで中には時代遅れと感じざるを得ないものもあるが、2023年時点で読ん…
ポール・フルネル「編集者とタブレット」東京創元社
老編集者が原稿の束と格闘し馴染みのレストランでワインと食事を共にしながら著者と打ち合わせする生活から、コーラかビールとハンバーガーで暮らす若い人たちとタブレットに保存されたデータでやりとりするスタ…
ノンベルト・オーラー「巡礼の文化史」法政大学出版局
巡礼はさまざまな宗教に見られる行動で、イスラム教のメッカ巡礼、日本での四国巡礼、そしてもちろん本書で扱われているキリスト教でも盛んに行なわれた。しかもキリスト教でも三大聖地巡礼とされているエルサレム、…
五木寛之「親鸞」講談社文庫
「親鸞(上)」「親鸞(下)」「親鸞 激動篇(上)」「親鸞 激動篇(下)」「親鸞 完結篇(上)」「親鸞 完結篇(下)」と6冊に及んだ長編。最初の巻を読み始めたのは2012年で、古書で入手できるのを待って…