崩された北欧のイメージ
北欧に対して私達は、安全、清潔、瀟洒などのイメージを抱いていた。勝手な思い込みかもしれないが、多くの人々は同じように考えているのではないだろうか。
オスロに着いた日に早速このイメージは崩されてしまった。中央駅からホテルに向かって歩きはじめると、十数人のグループ内では殴り合い寸前の喧嘩がおこり、そこから百メートルも進まないうちに警官が職務質問している場面に出会う。翌朝にはホテルを出たところに2台の警察車両が停まり、5~6人の警官が飛び出してきて、横丁に駆け込んで行った。
たまたま私達の泊まったホテルが、オスロの中では例外的な地域にあるかもしれないが、危険だと言われるバルセロナと、オスロは同程度に思えた。私たち自身は、何度も訪れて慣れているバルセロナの方が安心して歩けたのだった。
住宅街の公園。落書きだらけで、脇にはどこかのスーパーマーケットのカートが放置されている。
別の公園ではごみ箱の周りにゴミが散乱。
ムンク美術館から中心街の戻る途中にあった川沿いの散歩道。気持の良い道のはずが、ここでも両岸にゴミが散乱し、橋や建物の壁には雑な落書き。
中心街の一見瀟洒な街並みが続いているところでも、道や広場にはゴミが散乱し、噴水の池にもごみが浮いていることが多い。
たった5泊の観光目的での滞在で判断するのは早計だろうが、イメージが崩れてしまったのは事実。
por Andres
コメントを残す