私たちの留学は
*50代半ばの夫婦
*3ヶ月間(学校に通ったのは8週間)
*アパートでの自炊
など、留学としては一般的ではない事例なので、他の方々の参考にはなりにくいだろう。一方、だからこそ希少なものとして、必要な人には他では入手できない情報を提供できるかもしれない。そう考えて、留学の経験をまとめてみることにした。またこれは、私たちの次の留学にも役立つはずだ。

今日は、持ち物のことについて。

5月26日と27日の記事に、持ち物リストを掲載しているが、不要だったもの、不足したもの、困ったものをまとめてみる。

不要だったもの
*貴重品フォルダー
 貴重品は部屋に置いていて持ち歩くことはなかったので。
*ビニール袋
 スーパーマーケットで使い放題、取り放題。スペイン人も環境問題には関心を持ち始めているが、まだビニール袋を減らそうとは思っていない。
*湯沸かし電熱器、アルミコップ
 若いころの貧乏旅行では宿の部屋でお茶を飲むのに自分でお湯を沸かさなければならなかったが、今回は不要だった。
*LANケーブル
 無線LANばかりだったため。
*ジャケット
 Gパン・Tシャツで充分。肌寒い時にはブルゾンか長袖シャツを上に羽織っていた。ジャケットを必要とするような場面は、特にスペインの夏にはほとんどない。
*帽子
 不要とは言えないが、スペインで帽子をかぶっているのはアメリカ人と日本人の観光客ぐらい。スペイン人は夏の日向でも帽子はかぶらないし、日傘も差さない。

不足したもの
*ノート
 スペインの、特にルーズリーフ用の用紙は質が悪いので、気になる人は多めに持って行った方が良い。(私はスペインのものを使っていたが消しゴム使用時には気を使った。)
*ポケットティッシュ
 スペインでも、けっこう上質の物を売っている。しかし街頭で配っているのは新聞と宣伝のビラだけ。
*変換プラグ
 一つだけ持って行っていたものをバレンシアに忘れてきてしまった。幸いバルセロナの100円ショップのような店(100円でも均一でもない)で売っていたが、地方都市では入手が難しいかも知れない。
*Tシャツ(速乾性のもの)
 木綿のものは、洗濯したものを手で絞って部屋干ししたのではなかなか乾かない。速乾性のものなら夜干しても、翌朝には乾いていることが多かった。コインランドリーは非常に少ない。バレンシアには1軒しかなかったかもしれない。
*歯間ブラシ
 日本ほど多種類はないので、使い慣れたものが必要なら多目に持って行った方が良い。

困ったもの
*ガイドブック
 博物館などの住所、開館時間、休館日、入館料等、記述内容が不正確だったため。現地のものを使った方が良い。ただし日本語版(バルセロナはもちろん、バレンシアのもあった)は内容が旧く、日本語が怪しげな場合があるので、期待しないこと。
*トラベラーズチェック
 バレンシア市内で換金できた銀行支店は1カ所だけ。安全で有利なものなのだが、使い難い。
*クレジットカード
 スペインではサインだけではだめで、ほとんどの場合IDカードの提示が求められる。日本人はパスポートのコピーでよいのだが、同じ店でも店員によってはコピーでは認めてくれないことがある。高額の買い物をする時は念のためにオリジナルを持って行った方が確実。
*化粧品
資生堂やヨーロッパの有名化粧品を使っている場合は現地でも手に入るが、それ以外のものは必要分を持参した方が良い。どれでも大丈夫という肌の強い人は安い物がスーパーで手に入る。
ニベアの日焼け止めクリームは現地調達。日本でも使っていたので安心して使えた。

3ヶ月間での使用量(個人差が大きいので、参考程度に)
*歯磨き
 二人が3ヶ月間で、チューブの4分の3ほど使用。もちろんスペインのもので普通は問題ないのだが、私は少し刺激の強い物を使うと唇が荒れるので持参した。
*歯ブラシ
 3ヶ月間で一人2本。スペインのものは大きいので、特に女性は子供用を買わなければならなくなる。
*シャンプー、リンス
 一人が3ヶ月間で100~150ml。スペインでも色んな種類が売られているので、特定のものでなくても良い人は現地調達で充分。ただしスーパーでは大きなボトルしか売っていない場合がある。
*ヘアクリーム
 一人が3ヶ月間で150g。これも特定のものでなくても良い人は現地調達で充分。

Andres y Ameliaスペイン留学生活私たちの留学は*50代半ばの夫婦*3ヶ月間(学校に通ったのは8週間)*アパートでの自炊など、留学としては一般的ではない事例なので、他の方々の参考にはなりにくいだろう。一方、だからこそ希少なものとして、必要な人には他では入手できない情報を提供できるかもしれない。そう考えて、留学の経験をまとめてみることにした。またこれは、私たちの次の留学にも役立つはずだ。今日は、持ち物のことについて。5月26日と27日の記事に、持ち物リストを掲載しているが、不要だったもの、不足したもの、困ったものをまとめてみる。不要だったもの*貴重品フォルダー 貴重品は部屋に置いていて持ち歩くことはなかったので。*ビニール袋 スーパーマーケットで使い放題、取り放題。スペイン人も環境問題には関心を持ち始めているが、まだビニール袋を減らそうとは思っていない。*湯沸かし電熱器、アルミコップ 若いころの貧乏旅行では宿の部屋でお茶を飲むのに自分でお湯を沸かさなければならなかったが、今回は不要だった。*LANケーブル 無線LANばかりだったため。*ジャケット Gパン・Tシャツで充分。肌寒い時にはブルゾンか長袖シャツを上に羽織っていた。ジャケットを必要とするような場面は、特にスペインの夏にはほとんどない。*帽子 不要とは言えないが、スペインで帽子をかぶっているのはアメリカ人と日本人の観光客ぐらい。スペイン人は夏の日向でも帽子はかぶらないし、日傘も差さない。不足したもの*ノート スペインの、特にルーズリーフ用の用紙は質が悪いので、気になる人は多めに持って行った方が良い。(私はスペインのものを使っていたが消しゴム使用時には気を使った。)*ポケットティッシュ スペインでも、けっこう上質の物を売っている。しかし街頭で配っているのは新聞と宣伝のビラだけ。*変換プラグ 一つだけ持って行っていたものをバレンシアに忘れてきてしまった。幸いバルセロナの100円ショップのような店(100円でも均一でもない)で売っていたが、地方都市では入手が難しいかも知れない。*Tシャツ(速乾性のもの) 木綿のものは、洗濯したものを手で絞って部屋干ししたのではなかなか乾かない。速乾性のものなら夜干しても、翌朝には乾いていることが多かった。コインランドリーは非常に少ない。バレンシアには1軒しかなかったかもしれない。*歯間ブラシ 日本ほど多種類はないので、使い慣れたものが必要なら多目に持って行った方が良い。困ったもの*ガイドブック 博物館などの住所、開館時間、休館日、入館料等、記述内容が不正確だったため。現地のものを使った方が良い。ただし日本語版(バルセロナはもちろん、バレンシアのもあった)は内容が旧く、日本語が怪しげな場合があるので、期待しないこと。*トラベラーズチェック バレンシア市内で換金できた銀行支店は1カ所だけ。安全で有利なものなのだが、使い難い。*クレジットカード スペインではサインだけではだめで、ほとんどの場合IDカードの提示が求められる。日本人はパスポートのコピーでよいのだが、同じ店でも店員によってはコピーでは認めてくれないことがある。高額の買い物をする時は念のためにオリジナルを持って行った方が確実。*化粧品資生堂やヨーロッパの有名化粧品を使っている場合は現地でも手に入るが、それ以外のものは必要分を持参した方が良い。どれでも大丈夫という肌の強い人は安い物がスーパーで手に入る。ニベアの日焼け止めクリームは現地調達。日本でも使っていたので安心して使えた。3ヶ月間での使用量(個人差が大きいので、参考程度に)*歯磨き 二人が3ヶ月間で、チューブの4分の3ほど使用。もちろんスペインのもので普通は問題ないのだが、私は少し刺激の強い物を使うと唇が荒れるので持参した。*歯ブラシ 3ヶ月間で一人2本。スペインのものは大きいので、特に女性は子供用を買わなければならなくなる。*シャンプー、リンス 一人が3ヶ月間で100~150ml。スペインでも色んな種類が売られているので、特定のものでなくても良い人は現地調達で充分。ただしスーパーでは大きなボトルしか売っていない場合がある。*ヘアクリーム 一人が3ヶ月間で150g。これも特定のものでなくても良い人は現地調達で充分。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)