市内・近距離での移動の中心は、旅行者にとってはタクシーが主になる。

タクシーと言っても、乗用車を使った普通のタクシー以外に、「CocoTaxi(ココタクシー)」、「BiciTaxi(ビシタクシー)」がある。



手前の左右2台が普通のタクシーで、屋根の上に「TAXI」の表示がある。メーターの付いたのと無いのとがある。メーター無しの場合は、料金はゾーン制をとっているようで、例えばHabanaでは同一ゾーン内は3CUC、隣接区までは5CUCといった具合。しかし実際にはメーター付きのものも含めてその場の交渉で決められる。


私達も、5CUCを4や3に値切っていたし、市内・空港間では最初は運転手の言い値通り25CUC払ったが、二度目は15CUCまで値切った。





中にはこのような50年代以前の古いアメリカ車を使っているものもある。これは観光客向けなのできれいに整備されて運転手も大切に扱っていた。


中央右の黄色いのがCocoTaxi。料金は普通のメータ無しのタクシーと同じ。客は二人しか乗れず、前方は開いているので雨の時は使えないが、風を切って進むので気持ちが良い。しかし3輪で普通の車と同じスピードを出して走るので、スリルもある。



BiciTaxi(自転車タクシー)。これも二人乗りで、後ろに大きなスーツケースでも一つは積めるようになっている。変速機はついていないので、Habanaのような平坦な街では大丈夫だが、Santiago
de Cubaでは急な登り坂の手前で降ろされてしまった。料金はやはり交渉次第。


地方の町では、タクシーよりも馬車の方がたくさん走っている。見習い中だったようで御者が二人いるが、もちろん通常はひとり。客は二人を乗せるものだけでなく、乗合のものもある。料金は車台のプレートに記されているが、やはり交渉可能。


一般のキューバ人はバスを利用することが多い。

これはキューバ名物だった「Camello(ラクダ)」と呼ばれる巨大なトレーラーバス。最近は減ってしまったようであまり見かけなかった。

このような普通のバスが増えているようだ。ただしほとんどのものが超満員で走っているし、バス停には客がたくさん待っているのが日常。路線図もないので、観光客が使うのは現実的ではない。

また、下の写真のようにトラックを乗合バスにしているのもまだ多い。こちらもほとんどが超満員。

以上が公認されている市内交通機関。

公認ではないようだが、オートバイの後ろに客を乗せて運ぶのが、特にSantiago de Cubaでは大量に見られた。

また、白タクもある。私達も一度利用したが、車はガタガタだった。しかもホテルまで乗ったのだが、もぐりの営業がばれるとまずいのだろう、ホテルの玄関に横付けできず、十数メートル離れたところで降ろされてしまった。

値段に大差はないので、実用性からすると普通のタクシーを利用するのが最良の選択だと思う。

por Andres

Andres y Ameliaキューバ旅行市内・近距離での移動の中心は、旅行者にとってはタクシーが主になる。タクシーと言っても、乗用車を使った普通のタクシー以外に、「CocoTaxi(ココタクシー)」、「BiciTaxi(ビシタクシー)」がある。 手前の左右2台が普通のタクシーで、屋根の上に「TAXI」の表示がある。メーターの付いたのと無いのとがある。メーター無しの場合は、料金はゾーン制をとっているようで、例えばHabanaでは同一ゾーン内は3CUC、隣接区までは5CUCといった具合。しかし実際にはメーター付きのものも含めてその場の交渉で決められる。 私達も、5CUCを4や3に値切っていたし、市内・空港間では最初は運転手の言い値通り25CUC払ったが、二度目は15CUCまで値切った。 中にはこのような50年代以前の古いアメリカ車を使っているものもある。これは観光客向けなのできれいに整備されて運転手も大切に扱っていた。中央右の黄色いのがCocoTaxi。料金は普通のメータ無しのタクシーと同じ。客は二人しか乗れず、前方は開いているので雨の時は使えないが、風を切って進むので気持ちが良い。しかし3輪で普通の車と同じスピードを出して走るので、スリルもある。 BiciTaxi(自転車タクシー)。これも二人乗りで、後ろに大きなスーツケースでも一つは積めるようになっている。変速機はついていないので、Habanaのような平坦な街では大丈夫だが、Santiago de Cubaでは急な登り坂の手前で降ろされてしまった。料金はやはり交渉次第。地方の町では、タクシーよりも馬車の方がたくさん走っている。見習い中だったようで御者が二人いるが、もちろん通常はひとり。客は二人を乗せるものだけでなく、乗合のものもある。料金は車台のプレートに記されているが、やはり交渉可能。一般のキューバ人はバスを利用することが多い。これはキューバ名物だった「Camello(ラクダ)」と呼ばれる巨大なトレーラーバス。最近は減ってしまったようであまり見かけなかった。このような普通のバスが増えているようだ。ただしほとんどのものが超満員で走っているし、バス停には客がたくさん待っているのが日常。路線図もないので、観光客が使うのは現実的ではない。また、下の写真のようにトラックを乗合バスにしているのもまだ多い。こちらもほとんどが超満員。以上が公認されている市内交通機関。公認ではないようだが、オートバイの後ろに客を乗せて運ぶのが、特にSantiago de Cubaでは大量に見られた。また、白タクもある。私達も一度利用したが、車はガタガタだった。しかもホテルまで乗ったのだが、もぐりの営業がばれるとまずいのだろう、ホテルの玄関に横付けできず、十数メートル離れたところで降ろされてしまった。値段に大差はないので、実用性からすると普通のタクシーを利用するのが最良の選択だと思う。por Andres退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)