Madrid最終日、朝8時過ぎ、帰国のためにホテルをチェックアウトしTribunalで地下鉄に乗って空港へ向かった。通勤ラッシュの時間で車両の奥に入れず、乗降口に立たざるを得なかった。次の駅で乗ってきた20代前半の男が、最初は私の右側に立っていたのだが、やがてバッグを持っていた左前方に移動した。

私のジーパンの右前ポケットに誰かが手を入れたのを感じた。痴漢かスリか。

¿Qué haces?(何をしてる)

そう言いながらその手をつかんで上げると、男は掌を開き「何もしてない」というような身振りでちょうど開いた扉から降りた。彼の手には何もなかったし、私のポケットには万歩計が入っているだけで、何も盗られてはいないようだったので手を離した。

今回は幸い被害なしで済んだが、本当にMadridは一瞬の油断も見せられない街だ。

出発がラッシュ時に重なってしまい混んだ地下鉄に乗ることになってしまったが、人混みでは気を付けて、どころか人混みは避けるようにしなければいけないようだ。

Ameliaに続いてAndrésまで掏られたのでは、いい教訓になった、ではすまないところだった。

por Andres

Andres y Ameliaスペイン留学生活Madrid最終日、朝8時過ぎ、帰国のためにホテルをチェックアウトしTribunalで地下鉄に乗って空港へ向かった。通勤ラッシュの時間で車両の奥に入れず、乗降口に立たざるを得なかった。次の駅で乗ってきた20代前半の男が、最初は私の右側に立っていたのだが、やがてバッグを持っていた左前方に移動した。 私のジーパンの右前ポケットに誰かが手を入れたのを感じた。痴漢かスリか。 ¿Qué haces?(何をしてる) そう言いながらその手をつかんで上げると、男は掌を開き「何もしてない」というような身振りでちょうど開いた扉から降りた。彼の手には何もなかったし、私のポケットには万歩計が入っているだけで、何も盗られてはいないようだったので手を離した。 今回は幸い被害なしで済んだが、本当にMadridは一瞬の油断も見せられない街だ。 出発がラッシュ時に重なってしまい混んだ地下鉄に乗ることになってしまったが、人混みでは気を付けて、どころか人混みは避けるようにしなければいけないようだ。 Ameliaに続いてAndrésまで掏られたのでは、いい教訓になった、ではすまないところだった。 por Andres退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)