年内にマカオ旅行については終わらせたいので、まとまりのない「まとめ」で失礼。

【天候】滞在中はずっと曇りで風がさわやか だった。半袖で歩きまわって、汗もかかず寒くもないという理想的な状態。建物内はエアコンが効き過ぎているところもあるので、苦手な人は薄手の上着が必要。

【言語】ポルトガル語と中国IMGP3866語が公用語とされているが、ポルトガ ル語は地名表示や博物館などの説明板には見られるものの、一般には全くと言っていいほど通用しない。英語の方がまだ使われているが、それでもおそらく東京でよりも通用度は低い。我々の泊まったベネチアン・ホテルのレセプションでさえも、片言の英語が使える程度。観光旅行ではその程度で特に大きな支障はないが。

【食べ物】大別して中華、ポルトガル料理、マカオ料理の3種類。マカオ料理はポルトガル料理+中華料理+アフリカ・インド・東南アジア料理というようなもので、カレー味が代表的。カレー味は結構辛く、汗をかくほど。ポルトガル人はこの辛いカレー味を中国には持ってきたのに、本国にはほとんど伝わっていないのが不思議。

【ゴミ】街にゴミの散乱がほとんど見られない。道端や公園、中国人街の路地や崖に面した古い集合住宅の裏手でもほとんどない。感心していたら、ゴミのポイ捨てや痰の吐き捨ては600mop(6,000円)の罰金との表示があった。タバコはまだ野放し状態のようで、吸い殻 のポイ捨てもあれば歩きたばこも良く見かけられた。ホテルのカーペット敷きの廊下などでも平気で灰を散らしていた。来年の元旦から規制するとの大きな看板があったが、規制内容は不明。

【トイレ】ホテル内のはもちろん、街中の公衆トイレも概ねきれいで気持ちよく使える。

【カジノ、ホテル】巨大なIMGP4155 ものが次々にでき、建物は如何に目立つかを競っている。特に夜景は中国的派手さを全面展開して虚仮脅しの競演。人口が巨大だとはいえ、よくもIMGP4080 こんなに賭博をしに来る人がいるものだ。カジノの中は9割がた中国人という印象。世界一の規模というベネチアン・ホテルの24時間営業のカジノでは、深夜早朝も賭博客は絶えず、夕方から夜にかけては新宿の雑踏を思わせる混みよう。

【ブランド・ショップ】ベネチアIMGP4182ン・ホテルの建物内にはベネチアの運河 を模した水路がつくられ、それに沿って300ほどの店舗が並んでいる。そのほとんどがブランド・ショップ。ここも夕方は新宿東口地下道のような人混み。

【中国との「国境」】出入境ゲート。境界を出入りする人たちで、朝夕の新宿駅のよう。通勤、買い物(贅沢品も日用品も)、賭博、観光、通学。さまざまな所用で日常的に行き来しているようだ。

【物価】ホテル内で日本の2分の1、街中で4分の1、一般庶民向けの店で5分の1~10分の1という印象。

【治安】不安を感じたことは全くない。繁華街を歩いている人たちのバッグの持ち方を見ても、スペインなどでのようにしっかり抱え込んでという姿はなく、東京でと同程度の無警戒な様子。警官の姿も目につかない。

【交通】バスとタクシー。バスが頻繁に走っているので、路線さえ分かれば不自由はない。同時に大きなホテルが空港、フェリーターミナル、出入境ゲートとの間に無料シャトルバスを走らせているので、うまく使えばそれだけでほとんどの地域をカバーできてしまう。ホテルに向かう場合は自由に乗れるが、ホテルから乗るときは乗車券が必要な場合があり、その際はカジノに行ってキャッシャー(チップ交換所)かディーラーに言えば貰える。タクシーも安いので利用しやすい。

【車優先社会】道路の横断などでは車はまず止まってくれないと思った方が良い。「そこのけそこのけ車が通る」という雰囲気。

【入場料】博物館等は無料のところがほとんどで、有料でもせいぜい100円前後。日本が異常に高いので、これは助かる。

一週間のマカオ、カジノにはとうとう惹かれることはなかったが、主に世界遺産を巡って歩き回った町はそれなりに興味深く楽しめた。もう一度行くかと問われれば、もう結構と答えるが、一度は行く価値があることは間違いないと思う。

por Andrés

Andres y Amelia海外旅行年内にマカオ旅行については終わらせたいので、まとまりのない「まとめ」で失礼。 【天候】滞在中はずっと曇りで風がさわやか だった。半袖で歩きまわって、汗もかかず寒くもないという理想的な状態。建物内はエアコンが効き過ぎているところもあるので、苦手な人は薄手の上着が必要。 【言語】ポルトガル語と中国語が公用語とされているが、ポルトガ ル語は地名表示や博物館などの説明板には見られるものの、一般には全くと言っていいほど通用しない。英語の方がまだ使われているが、それでもおそらく東京でよりも通用度は低い。我々の泊まったベネチアン・ホテルのレセプションでさえも、片言の英語が使える程度。観光旅行ではその程度で特に大きな支障はないが。 【食べ物】大別して中華、ポルトガル料理、マカオ料理の3種類。マカオ料理はポルトガル料理+中華料理+アフリカ・インド・東南アジア料理というようなもので、カレー味が代表的。カレー味は結構辛く、汗をかくほど。ポルトガル人はこの辛いカレー味を中国には持ってきたのに、本国にはほとんど伝わっていないのが不思議。 【ゴミ】街にゴミの散乱がほとんど見られない。道端や公園、中国人街の路地や崖に面した古い集合住宅の裏手でもほとんどない。感心していたら、ゴミのポイ捨てや痰の吐き捨ては600mop(6,000円)の罰金との表示があった。タバコはまだ野放し状態のようで、吸い殻 のポイ捨てもあれば歩きたばこも良く見かけられた。ホテルのカーペット敷きの廊下などでも平気で灰を散らしていた。来年の元旦から規制するとの大きな看板があったが、規制内容は不明。 【トイレ】ホテル内のはもちろん、街中の公衆トイレも概ねきれいで気持ちよく使える。 【カジノ、ホテル】巨大な ものが次々にでき、建物は如何に目立つかを競っている。特に夜景は中国的派手さを全面展開して虚仮脅しの競演。人口が巨大だとはいえ、よくも こんなに賭博をしに来る人がいるものだ。カジノの中は9割がた中国人という印象。世界一の規模というベネチアン・ホテルの24時間営業のカジノでは、深夜早朝も賭博客は絶えず、夕方から夜にかけては新宿の雑踏を思わせる混みよう。 【ブランド・ショップ】ベネチアン・ホテルの建物内にはベネチアの運河 を模した水路がつくられ、それに沿って300ほどの店舗が並んでいる。そのほとんどがブランド・ショップ。ここも夕方は新宿東口地下道のような人混み。 【中国との「国境」】出入境ゲート。境界を出入りする人たちで、朝夕の新宿駅のよう。通勤、買い物(贅沢品も日用品も)、賭博、観光、通学。さまざまな所用で日常的に行き来しているようだ。 【物価】ホテル内で日本の2分の1、街中で4分の1、一般庶民向けの店で5分の1~10分の1という印象。 【治安】不安を感じたことは全くない。繁華街を歩いている人たちのバッグの持ち方を見ても、スペインなどでのようにしっかり抱え込んでという姿はなく、東京でと同程度の無警戒な様子。警官の姿も目につかない。 【交通】バスとタクシー。バスが頻繁に走っているので、路線さえ分かれば不自由はない。同時に大きなホテルが空港、フェリーターミナル、出入境ゲートとの間に無料シャトルバスを走らせているので、うまく使えばそれだけでほとんどの地域をカバーできてしまう。ホテルに向かう場合は自由に乗れるが、ホテルから乗るときは乗車券が必要な場合があり、その際はカジノに行ってキャッシャー(チップ交換所)かディーラーに言えば貰える。タクシーも安いので利用しやすい。 【車優先社会】道路の横断などでは車はまず止まってくれないと思った方が良い。「そこのけそこのけ車が通る」という雰囲気。 【入場料】博物館等は無料のところがほとんどで、有料でもせいぜい100円前後。日本が異常に高いので、これは助かる。 一週間のマカオ、カジノにはとうとう惹かれることはなかったが、主に世界遺産を巡って歩き回った町はそれなりに興味深く楽しめた。もう一度行くかと問われれば、もう結構と答えるが、一度は行く価値があることは間違いないと思う。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)