米軍基地辺野古移設反対を明確に打ち出していた稲嶺氏が、賛成派の末松氏を破って名護市長に当選した。まず名護市民に敬意を表したい。

稲嶺氏が落選するのではと危惧していた。仲井真知事が埋め立てを承認し、日本政府が沖縄県に毎年3千億円を8年間、さらに名護市に500億円をと札束で引っ叩き金で票をかき集める政策を次々に示していたのだから、名護市民が「どうせ辺野古移設が進められてしまうのだったら、金をもらって少しでも地域経済が好転すれば」と考えても仕方ないと考えていた。名護市の寂れた商店街を見れば、部外者が「金で魂を売るな」などと言えるものではない。たとえ名護が金になびいたとしても、多数の日本人はそれを非難できない。何しろ札束で疲弊した人々を引っ叩いて従わせようとするような政府をつくってしまい、アベノミクスで景気が良くなると安倍政権を支持しているのだから。

金で動く人間は、誰もが金で動くものだと思うのだろう。金の力で人心を買収しようとした(しかもその金は自分のものでさえない)石破や安倍などの醜い姿を脳裏に刻むことが、名護市民への敬意の最小の表現だろう。

por Andrés

Andres y Amelia政治・経済・国際米軍基地辺野古移設反対を明確に打ち出していた稲嶺氏が、賛成派の末松氏を破って名護市長に当選した。まず名護市民に敬意を表したい。 稲嶺氏が落選するのではと危惧していた。仲井真知事が埋め立てを承認し、日本政府が沖縄県に毎年3千億円を8年間、さらに名護市に500億円をと札束で引っ叩き金で票をかき集める政策を次々に示していたのだから、名護市民が「どうせ辺野古移設が進められてしまうのだったら、金をもらって少しでも地域経済が好転すれば」と考えても仕方ないと考えていた。名護市の寂れた商店街を見れば、部外者が「金で魂を売るな」などと言えるものではない。たとえ名護が金になびいたとしても、多数の日本人はそれを非難できない。何しろ札束で疲弊した人々を引っ叩いて従わせようとするような政府をつくってしまい、アベノミクスで景気が良くなると安倍政権を支持しているのだから。 金で動く人間は、誰もが金で動くものだと思うのだろう。金の力で人心を買収しようとした(しかもその金は自分のものでさえない)石破や安倍などの醜い姿を脳裏に刻むことが、名護市民への敬意の最小の表現だろう。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)