7時半、ホテルで朝食。食堂に行くと他に客は1組2人。係りの人に案内され席へ。Café con leche、Zumo de naranjaが出される。かごに袋入りのドーナツとケーキが出され、果物も出てくる。バナナ、プラム、キウイ。キウイはほどよく熟れて冷たく美味しい。ジャム、バター、トーストが2人で4枚。途中で、何かほしいものは、と尋ねられたので追加も可能。窓からは白みかけた朝の景色が見えた。
8時25分にチェックアウトして出発。ホテル前のCaminoは巡礼者がたくさん歩きはじめていた。
昨日散歩したところより更に西に思った以上に長く伸びた街だった。
丘に続く道
丘に続く道

街を出ると畑の中を緩やかに曲がった道が正面の丘に向かっている。あの丘を越えるのだろうかと思いながら歩いて行くと、次第に丘の斜面に伸びた坂道を巡礼者が上って行くのが見えてくる。
急な上り
急な上り

上りに差し掛かると傾斜は結構急で、身体が温まってくる。上りはじめて2~30分で頂上に。
頂上の碑
頂上の碑

碑が立っているが何も刻まれておらず何の説明もない。
そこから平坦な道がしばらく続くのかと思ったら、5分ほどで急な下りにかかり、彼方まで緩い曲線の道が畑の中を延々と続くのが目に入った。
どこまでも続く道
どこまでも続く道

坂を下りきってこの道を嫌になるほど歩き続けることになる。太陽は雲に隠れることが多く、冷たい風が斜め後方から吹き付けて寒い。途中の休憩所で今朝もらったドーナツを食べるが、冷たい風が一層強く吹き付け寒い。
川と橋が斜交
川と橋が斜交

Ponte FiteroでPisuerga川を渡る。川の蛇行している部分に橋がかけられているので、川と橋が直交しておらず、奇妙な感じ。
ここからPalencia
ここからPalencia

橋を渡って間もなく、Burgos県からPalencia県に入った。
並木道になったところで向こうから来た古びた乗用車が私たちの前で停まった。女性が出てきたので何事かと思うと、次の村のBarの宣伝で、チラシをくれた。チラシを見ると村の中間を過ぎたあたり。おそらく村の入口にBarがあって、そのままでは客を全部取られるのでチラシを配っているのだろう。
出発して3時間近く、はじめての村、Itero de la Vegaに着いた。案の定、村の入口にBarがあり男性がPalencia県で最初のSelloがあると言うので、入ってSelloだけ押してもらう。客は少ない。少し進んでチラシの店に入ると、こちらは混んでいる。店内は暖かいので入って軽食。
Plato combinado
Plato combinado

はじめてPlato combinadoを頼む。トマトソースのかかったライス、ビフテキ、サラダ、パン。食べられればいいという程度のもの。やはりBocadilloにした方がリスクは少ないようだ。
トラクターで耕される畑
トラクターで耕される畑

その後は再び畑の中の単調で平坦な道。はじめて畑を耕している場面に遭遇。大型トラクターで耕しているが、土は粘土質で固そう。こんなので作物は育つのだろうかと思ってしまう。今はトラクターがあるからまだしも、数十年前は鍬でやっていたのかと想像すると、絶望的になる。
Canal del Pisuerga
Canal del Pisuerga

Canal del Pisuergaを渡る。比較的新しいもののようだが、幅も大きくなく水量も多くない。
広大な畑の中にどこまでも続く道
広大な畑の中にどこまでも続く道

その後は再び広大な畑とわずかな木立以外何も見えない中を歩き続ける。
Barで休んで2時間、Boadilla del Caminoに到着。AlbergueでSelloをもらい、Barで休憩。またお腹が空いたのでBocadillo con tortilla española。ここでも先ほどのBarで見かけた顔を何人も見る。
Canal de Castillaに沿ってCaminoは続く
Canal de Castillaに沿ってCaminoは続く

30分ほど歩くと、大きな運河沿いの道になる。Canal de Castilla。コンクリートが使われていないところを見ると、古いものかもしれないが、工事は大規模だったことがわかる。運河沿いを1時間近く歩いたところでFrómistaに到着。
Frómistaの水門
Frómistaの水門

町の入口に運河の水門がある。高低差が相当ある。運河沿いを歩いていて水流の方向がわからなかった。歩いているとわずかに上っているように感じるのに、水も私たちが歩く方向に流れているように見えた。風のせいかもしれないと思っていたが。水門で流れ落ちる水の量が少ないので、運河の水がほとんど止まっていたのだろう。元は水運用に作られたそうだが、現在は灌漑用になっている。
町に入るとすぐに鉄道のガードをくぐる。人通りは少ないが歩道が広く、そのため一層閑散とした印象。交差点で右に曲がってCaminoを離れ、San Pedro教会の前を通って今夜の宿へ。教会が開いていたので入ってみるが中は暗く、オルガンの練習中。奥の秘宝室が有料で公開されていたが、大したことはなさそうなので入らない。
どっちの部屋?
どっちの部屋?

宿に着くと部屋に案内され、ダブルかツインかを選ばせてくれる。ダブルは天蓋付きだが狭いので、ツインにする。水とコーラのウエルカムドリンク。
7時過ぎに外出。寒そうなので重ね着をして出かけるが、それでも寒い。
Frómistaの教会
Frómistaの教会

San Martín教会へ行くが、閉まっている。Santa María del Castillo教会へ行くが、ここも閉まっている。情報によると8時までは開いているはずなのに。7時半からミサがあるはずなので、San Pedroに行くと何人かが出てくるところ。入ってみると先刻とは違って照明が点いているが、2~3人が帰り支度をしている。ミサは7時からだったようだ。
Frómistaの夕食
Frómistaの夕食

宿の向かいのレストランで夕食。Menú Peregrino。今日はワインはやめて水だけにするが、ワインも出てくる。しかし飲まない。虫刺されの跡がワインを飲むと一層かゆくなるので。一皿目はEnsalada mixtaとRevuerto de seta。二皿目はPolloとBacalao。サラダ以外は温かいのを出してくれる。ただしPolloやBacalaoは脂っこい。ここにも巡礼のおなじみの顔が。
宿まで道を横切るだけなのだが、寒い。宿に帰ると女主人が迎えてくれ、パスポートを返してくれた上で精算。明日の朝はいないので、朝食は用意しておくから食べて出るようにとのこと。
部屋に入ると暖房が入っていて助かる。しかし10時過ぎに気づいてみると止まっていた。
por Andrés
Andrésフランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼7時半、ホテルで朝食。食堂に行くと他に客は1組2人。係りの人に案内され席へ。Café con leche、Zumo de naranjaが出される。かごに袋入りのドーナツとケーキが出され、果物も出てくる。バナナ、プラム、キウイ。キウイはほどよく熟れて冷たく美味しい。ジャム、バター、トーストが2人で4枚。途中で、何かほしいものは、と尋ねられたので追加も可能。窓からは白みかけた朝の景色が見えた。 8時25分にチェックアウトして出発。ホテル前のCaminoは巡礼者がたくさん歩きはじめていた。 昨日散歩したところより更に西に思った以上に長く伸びた街だった。 街を出ると畑の中を緩やかに曲がった道が正面の丘に向かっている。あの丘を越えるのだろうかと思いながら歩いて行くと、次第に丘の斜面に伸びた坂道を巡礼者が上って行くのが見えてくる。 上りに差し掛かると傾斜は結構急で、身体が温まってくる。上りはじめて2~30分で頂上に。 碑が立っているが何も刻まれておらず何の説明もない。 そこから平坦な道がしばらく続くのかと思ったら、5分ほどで急な下りにかかり、彼方まで緩い曲線の道が畑の中を延々と続くのが目に入った。 坂を下りきってこの道を嫌になるほど歩き続けることになる。太陽は雲に隠れることが多く、冷たい風が斜め後方から吹き付けて寒い。途中の休憩所で今朝もらったドーナツを食べるが、冷たい風が一層強く吹き付け寒い。 Ponte FiteroでPisuerga川を渡る。川の蛇行している部分に橋がかけられているので、川と橋が直交しておらず、奇妙な感じ。 橋を渡って間もなく、Burgos県からPalencia県に入った。 並木道になったところで向こうから来た古びた乗用車が私たちの前で停まった。女性が出てきたので何事かと思うと、次の村のBarの宣伝で、チラシをくれた。チラシを見ると村の中間を過ぎたあたり。おそらく村の入口にBarがあって、そのままでは客を全部取られるのでチラシを配っているのだろう。 出発して3時間近く、はじめての村、Itero de la Vegaに着いた。案の定、村の入口にBarがあり男性がPalencia県で最初のSelloがあると言うので、入ってSelloだけ押してもらう。客は少ない。少し進んでチラシの店に入ると、こちらは混んでいる。店内は暖かいので入って軽食。 はじめてPlato combinadoを頼む。トマトソースのかかったライス、ビフテキ、サラダ、パン。食べられればいいという程度のもの。やはりBocadilloにした方がリスクは少ないようだ。 その後は再び畑の中の単調で平坦な道。はじめて畑を耕している場面に遭遇。大型トラクターで耕しているが、土は粘土質で固そう。こんなので作物は育つのだろうかと思ってしまう。今はトラクターがあるからまだしも、数十年前は鍬でやっていたのかと想像すると、絶望的になる。 Canal del Pisuergaを渡る。比較的新しいもののようだが、幅も大きくなく水量も多くない。 その後は再び広大な畑とわずかな木立以外何も見えない中を歩き続ける。 Barで休んで2時間、Boadilla del Caminoに到着。AlbergueでSelloをもらい、Barで休憩。またお腹が空いたのでBocadillo con tortilla española。ここでも先ほどのBarで見かけた顔を何人も見る。 30分ほど歩くと、大きな運河沿いの道になる。Canal de Castilla。コンクリートが使われていないところを見ると、古いものかもしれないが、工事は大規模だったことがわかる。運河沿いを1時間近く歩いたところでFrómistaに到着。 町の入口に運河の水門がある。高低差が相当ある。運河沿いを歩いていて水流の方向がわからなかった。歩いているとわずかに上っているように感じるのに、水も私たちが歩く方向に流れているように見えた。風のせいかもしれないと思っていたが。水門で流れ落ちる水の量が少ないので、運河の水がほとんど止まっていたのだろう。元は水運用に作られたそうだが、現在は灌漑用になっている。 町に入るとすぐに鉄道のガードをくぐる。人通りは少ないが歩道が広く、そのため一層閑散とした印象。交差点で右に曲がってCaminoを離れ、San Pedro教会の前を通って今夜の宿へ。教会が開いていたので入ってみるが中は暗く、オルガンの練習中。奥の秘宝室が有料で公開されていたが、大したことはなさそうなので入らない。 宿に着くと部屋に案内され、ダブルかツインかを選ばせてくれる。ダブルは天蓋付きだが狭いので、ツインにする。水とコーラのウエルカムドリンク。 7時過ぎに外出。寒そうなので重ね着をして出かけるが、それでも寒い。 San Martín教会へ行くが、閉まっている。Santa María del Castillo教会へ行くが、ここも閉まっている。情報によると8時までは開いているはずなのに。7時半からミサがあるはずなので、San Pedroに行くと何人かが出てくるところ。入ってみると先刻とは違って照明が点いているが、2~3人が帰り支度をしている。ミサは7時からだったようだ。 宿の向かいのレストランで夕食。Menú Peregrino。今日はワインはやめて水だけにするが、ワインも出てくる。しかし飲まない。虫刺されの跡がワインを飲むと一層かゆくなるので。一皿目はEnsalada mixtaとRevuerto de seta。二皿目はPolloとBacalao。サラダ以外は温かいのを出してくれる。ただしPolloやBacalaoは脂っこい。ここにも巡礼のおなじみの顔が。 宿まで道を横切るだけなのだが、寒い。宿に帰ると女主人が迎えてくれ、パスポートを返してくれた上で精算。明日の朝はいないので、朝食は用意しておくから食べて出るようにとのこと。 部屋に入ると暖房が入っていて助かる。しかし10時過ぎに気づいてみると止まっていた。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)