7時半起床。雨が降ったようで路面は濡れているが、起きた時にはもう止んでいる。
9時半ごろチェックアウト。荷物はホテルに預ける。レセプション裏の障碍者用トイレが荷物預かり場所に使われている。
Churo y Chocolate
Churo y Chocolate
中心街に向かう途中のChuleríaでChuro y Chocolateで朝食。専門店だけあって揚げたて。しかもChocolateは濃く、どろり。しかし二人分は重すぎたへ。普通に頼むと一人5本。見ていると2本だけ頼んでいる人が多い。外を歩く人のなかには、雨になったようで傘をさす姿が見られる。しかし傘を手に持ったままの人もいるので大したことはない模様。
店を出ると雨は降っていなかった。
もう一度カテドラルへ行き、聖ヤコブの墓と像に対面してくる。今日は墓で一人跪いて祈る姿が見られ、像でも私たちの前に二人がいた。またCapillaではミサが行われていて2~30人が参列。聖堂内にも十人ほどがいて、先週の月曜日ほど森閑としてはいない。
巡礼博物館
巡礼博物館
巡礼博物館。小さいもので展示内容にも期待していなかったのだが、思ったよりいい博物館だった。巡礼の歴史、世界各地の巡礼など、Caminoを中心にしながら巡礼について多くを展示している。見学者も非常に少なく静かにゆっくり見ることができた。
お土産屋さんをめぐってみる。結局私はしっくりくるものがなく何も買わない。Nはネックレス用の銀の小さなホタテ貝を購入。
ペレグリーノ・オフィスが見当たらないと思ったら、数軒隣の小さなオフィスで業務をこなしていた。すっかり巡礼者も少なくなった模様。到着する姿はちらほらと見かけるが、事務所には一人も来ていなかった。
Bar Fonseca
Bar Fonseca
Barで休憩。Nは絵葉書を書く。私はガイドブックで昼食場所を探す。
スペイン語版巡礼ガイドに載っていた店が近くて良さそうなので、そこに行く。Camareroは早口のスペイン語。
Santiago de Compostelaの昼食
Santiago de Compostelaの昼食
Menú del día8ユーロ。一皿目はCaldo Gallegoとブロッコリー。ブロッコリーは茹でたもので、私たちの感覚では茹で過ぎだが、味は良い。二皿目はPavoとChipilones。これらもまずまずの味。ワインはグラス1杯だけ。水は小瓶。デザートはTarta de Santiagoともう一品はコーヒーに変えてもらった。Caldo de GaliciaとTarta de Santiagoはおそらく食べ収め。料理の量も多くなく、スピーディーに出してくれたので、今日は助かった。
食後すぐにホテルに戻る。携帯がいつもと違う道を示す。すると市場の中を通される。もう閉店しているが、一部にBarが営業中。わかっていればこちらも面白かったかもしれない。
電車の時間があるので急いで歩く。ホテルで荷物を受け取り、リュックを背負って、また急ぎ足で駅へ。発車の20分前に着いたが、トイレに行き、発車ホームに向かうと荷物検査。ほとんどの乗客はもうホームに移動していたので、検査は待たされなかった。列車はAlviaでA Coluña発Madrid Chamartin行き。私たちは、Medinaで乗り換え。
イヤフォン
イヤフォン
車両は少し古びているが、乗車するとイヤホンが配られ音楽や映画を楽しめた。2時間ほどは音楽を聴きながらうとうと。外はSantiagoでは遠くに霧が見えたのが、次第に濃くなり空も暗くなったが、オーレンセあたりで少し晴れてくる。しかし再び進むにしたがって曇り、濃い霧の中を進むうちに日が暮れてしまった。外気温はSantiagoでは16度だったのが次第に下がり、7時現在は7度。この分ではSalamancaはきっと寒いだろう。とうとうダウンジャケットを使うことになるか。
Alvia
Alvia
乗り換え駅のMedina del Campoには定刻に5分ほど遅れて到着。徐行運転があったり途中で停車したりしていたのでもっと遅れるかと思っていた。降車してみると列車はいつの間にか増結されていて非常に長い。Medinaの駅は、駅舎は大きいのだが降りる客は多くない。ここで1時間半は余裕があるので食事にしようと思っていたのだが、駅のカフェテリアは閉まっている。従業員が病気のためとの貼り紙がある。
Medina駅
Medina駅
ネットで調べると駅の反対側にはBarが並んでいるが、こちら側は暗くてBarどころか家もない様子。窓口の駅員に反対側に出口はあるか尋ねるとないとのこと。近くにBarはないかと聞くと、街の地図を持ってきてBarのある場所と行き方を教えてくれる。歩いて5分ぐらいと言うことなので、行ってみることにする。暗い道を進んで線路をくぐって渡る地下道を抜けると、Barがいくつか並んでいた。確かに5分少々。
Bar Castillo
Bar Castillo
一番手前のBarに入り、Bocadillo Jamón y Queso, Limonada, Té。Téは緑茶が出てきた。Bocadilloのパンは、久しぶりに「麩パン」。Casitillaに戻ってきたのだ。食べ終えて店を出るときに、客のおばさんも挨拶してくれる。この辺も不愛想な人が多かったGaliciaとの違いか。
駅に戻り乗車5分ほど前にホームに行く。寒くなってきた。列車は数分遅れて到着。指定席は守られている様子。今度は40分程度の乗車。Medina駅で時刻表を見ると、この列車はSalamanca駅の先の、ホテルにもっと近いところまで行きそう。しかしSalamanca駅に到着すると社内の客は全員下りてしまう。隣の車両も空っぽになったので私たちも降りる。列車が発車して行くのを見ると2~3人が乗っていた。私たちも乗って行った方が良かったかも。
Salamanca駅は大きな現代的なもの。いろんな店が入っていて、11時近いにもかかわらず結構人がいる。駅前の通りをまっすぐ歩いてホテルに向かうが、Barにもまだ客はいるし、道を歩く人も見られる。久しぶりの大都会と言う感じ。
Hotel Alameda Palace
Hotel Alameda Palace
ホテルは5つ星で伝統的スタイルのもの。部屋に行くと、なんと前室があってソファーと椅子が2脚ある。寝室にはダブルベッドほどのが2台。ここにもクラシックな椅子が2脚とテーブル。さらに書き物机。洗面所は、洗面台が二つに浴槽にはジェットバス。バスローブもある。体重計もある。早速シャワー。ところがシャワーの湯の出が良くない。蛇口にするとそうでもないので、水圧が低いのだろう。これが唯一の欠点か。それにしてもこれで60ユーロとは。
シャワーから上がるとあっという間に体が乾く。やはりCastillaは乾燥している。Galiciaの湿った空気とは明らかに違う。
シャワー後は日記書き。列車内で書いたので、すぐに終える。Nは洗濯。今夜はよく乾くだろう。このホテルは1泊しか予約していないが、あと2泊しようか迷う。
 何となく気が抜けてしまったのか、身体が重く、リュックを背負っていなくても階段を上るのに足が重かった。今日で完全にCaminoから離れてしまった。
por Andrés
Andrésスペイン旅行フランス人の道 Camino FrancésCamino,Francés,Salamanca,Santiago,サンティアゴ,フランス人の道,巡礼7時半起床。雨が降ったようで路面は濡れているが、起きた時にはもう止んでいる。9時半ごろチェックアウト。荷物はホテルに預ける。レセプション裏の障碍者用トイレが荷物預かり場所に使われている。中心街に向かう途中のChuleríaでChuro y Chocolateで朝食。専門店だけあって揚げたて。しかもChocolateは濃く、どろり。しかし二人分は重すぎたへ。普通に頼むと一人5本。見ていると2本だけ頼んでいる人が多い。外を歩く人のなかには、雨になったようで傘をさす姿が見られる。しかし傘を手に持ったままの人もいるので大したことはない模様。店を出ると雨は降っていなかった。もう一度カテドラルへ行き、聖ヤコブの墓と像に対面してくる。今日は墓で一人跪いて祈る姿が見られ、像でも私たちの前に二人がいた。またCapillaではミサが行われていて2~30人が参列。聖堂内にも十人ほどがいて、先週の月曜日ほど森閑としてはいない。巡礼博物館。小さいもので展示内容にも期待していなかったのだが、思ったよりいい博物館だった。巡礼の歴史、世界各地の巡礼など、Caminoを中心にしながら巡礼について多くを展示している。見学者も非常に少なく静かにゆっくり見ることができた。お土産屋さんをめぐってみる。結局私はしっくりくるものがなく何も買わない。Nはネックレス用の銀の小さなホタテ貝を購入。ペレグリーノ・オフィスが見当たらないと思ったら、数軒隣の小さなオフィスで業務をこなしていた。すっかり巡礼者も少なくなった模様。到着する姿はちらほらと見かけるが、事務所には一人も来ていなかった。Barで休憩。Nは絵葉書を書く。私はガイドブックで昼食場所を探す。スペイン語版巡礼ガイドに載っていた店が近くて良さそうなので、そこに行く。Camareroは早口のスペイン語。Menú del día8ユーロ。一皿目はCaldo Gallegoとブロッコリー。ブロッコリーは茹でたもので、私たちの感覚では茹で過ぎだが、味は良い。二皿目はPavoとChipilones。これらもまずまずの味。ワインはグラス1杯だけ。水は小瓶。デザートはTarta de Santiagoともう一品はコーヒーに変えてもらった。Caldo de GaliciaとTarta de Santiagoはおそらく食べ収め。料理の量も多くなく、スピーディーに出してくれたので、今日は助かった。食後すぐにホテルに戻る。携帯がいつもと違う道を示す。すると市場の中を通される。もう閉店しているが、一部にBarが営業中。わかっていればこちらも面白かったかもしれない。電車の時間があるので急いで歩く。ホテルで荷物を受け取り、リュックを背負って、また急ぎ足で駅へ。発車の20分前に着いたが、トイレに行き、発車ホームに向かうと荷物検査。ほとんどの乗客はもうホームに移動していたので、検査は待たされなかった。列車はAlviaでA Coluña発Madrid Chamartin行き。私たちは、Medinaで乗り換え。車両は少し古びているが、乗車するとイヤホンが配られ音楽や映画を楽しめた。2時間ほどは音楽を聴きながらうとうと。外はSantiagoでは遠くに霧が見えたのが、次第に濃くなり空も暗くなったが、オーレンセあたりで少し晴れてくる。しかし再び進むにしたがって曇り、濃い霧の中を進むうちに日が暮れてしまった。外気温はSantiagoでは16度だったのが次第に下がり、7時現在は7度。この分ではSalamancaはきっと寒いだろう。とうとうダウンジャケットを使うことになるか。乗り換え駅のMedina del Campoには定刻に5分ほど遅れて到着。徐行運転があったり途中で停車したりしていたのでもっと遅れるかと思っていた。降車してみると列車はいつの間にか増結されていて非常に長い。Medinaの駅は、駅舎は大きいのだが降りる客は多くない。ここで1時間半は余裕があるので食事にしようと思っていたのだが、駅のカフェテリアは閉まっている。従業員が病気のためとの貼り紙がある。ネットで調べると駅の反対側にはBarが並んでいるが、こちら側は暗くてBarどころか家もない様子。窓口の駅員に反対側に出口はあるか尋ねるとないとのこと。近くにBarはないかと聞くと、街の地図を持ってきてBarのある場所と行き方を教えてくれる。歩いて5分ぐらいと言うことなので、行ってみることにする。暗い道を進んで線路をくぐって渡る地下道を抜けると、Barがいくつか並んでいた。確かに5分少々。一番手前のBarに入り、Bocadillo Jamón y Queso, Limonada, Té。Téは緑茶が出てきた。Bocadilloのパンは、久しぶりに「麩パン」。Casitillaに戻ってきたのだ。食べ終えて店を出るときに、客のおばさんも挨拶してくれる。この辺も不愛想な人が多かったGaliciaとの違いか。駅に戻り乗車5分ほど前にホームに行く。寒くなってきた。列車は数分遅れて到着。指定席は守られている様子。今度は40分程度の乗車。Medina駅で時刻表を見ると、この列車はSalamanca駅の先の、ホテルにもっと近いところまで行きそう。しかしSalamanca駅に到着すると社内の客は全員下りてしまう。隣の車両も空っぽになったので私たちも降りる。列車が発車して行くのを見ると2~3人が乗っていた。私たちも乗って行った方が良かったかも。Salamanca駅は大きな現代的なもの。いろんな店が入っていて、11時近いにもかかわらず結構人がいる。駅前の通りをまっすぐ歩いてホテルに向かうが、Barにもまだ客はいるし、道を歩く人も見られる。久しぶりの大都会と言う感じ。ホテルは5つ星で伝統的スタイルのもの。部屋に行くと、なんと前室があってソファーと椅子が2脚ある。寝室にはダブルベッドほどのが2台。ここにもクラシックな椅子が2脚とテーブル。さらに書き物机。洗面所は、洗面台が二つに浴槽にはジェットバス。バスローブもある。体重計もある。早速シャワー。ところがシャワーの湯の出が良くない。蛇口にするとそうでもないので、水圧が低いのだろう。これが唯一の欠点か。それにしてもこれで60ユーロとは。シャワーから上がるとあっという間に体が乾く。やはりCastillaは乾燥している。Galiciaの湿った空気とは明らかに違う。シャワー後は日記書き。列車内で書いたので、すぐに終える。Nは洗濯。今夜はよく乾くだろう。このホテルは1泊しか予約していないが、あと2泊しようか迷う。 何となく気が抜けてしまったのか、身体が重く、リュックを背負っていなくても階段を上るのに足が重かった。今日で完全にCaminoから離れてしまった。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)