7時半起床。夜、暖房が止まったのか、早朝は少し寒く感じた。起きてみると外は霧。車はライトをつけて走り、カテドラルのあたりは霧でうっすらとしか見えない。
ホテルの外に朝食に。適当にBarに入り、クロワッサンとCafé con leche, Té con leche。都会だからか、少し高い。
ホテルに戻り荷物の準備。やはり宿は替えることにした。見学地は中心街に集中していて、途中で宿に戻って休みたくなることもあると考えると、宿は街の中心部にあった方が良い。適当な宿が見つかったので予約。チェックアウトしてリュックを背負い中心街に向かう。1kmほどのところ。
Plaza Mayor
Plaza Mayor
Plaza Mayorに行き、Turismoで地図や資料をもらう。今度の宿はそこから5分とかからないところにあるSalamanca Suite Studios。
Salamanca Suite Studios
Salamanca Suite Studios
幸い部屋に入ることができた。部屋は広くないが、小さな台所も付き、何より清潔でお湯が十分に出る。
上を二枚重ね着してウインドブレーカーを着ても寒いので、上を1枚に減らしたうえでダウンジャケットを着て見学に出かける。最初に近くにあるConvento de las Úrsulasに向かう。ところが地図に記されたブロックを一周してみても見つからない。あらためてネットで場所を調べると、隣のブロック。行ってみるが、今度は入口がわからない。どこにも表示がない。塀の入口が1か所開いているが、工事の車がほとんど塞いでいる。横をすり抜けて入り、工事の人に入口を尋ねるが知らないとの返事。奥に進んでみるとちょうど修道女がやって来たので尋ねる。身長が130cmぐらいしかないような小さなお年寄りだった。外に出て左に進み小さな入り口を入ってベルを押しなさいとのこと。
Convento de las Úrsulas入口
Convento de las Úrsulas入口
確かに小さな入り口がほんの少し開いていた。扉は押しても開かない。強く推してみると何とか開いた。呼び出しブザーを押すと、間もなく窓口の円筒形のものが動いて修道女の声で用を聞いてきた。中を見学したいというと、今開けるので出て左の入口で待つようにとのこと。大きな入口の前でしばらく待つと扉が開いて修道女が中に入れてくれる。教会とMuseo。Museoには16世紀の聖画などが主に展示されている。修道女は説明の印刷された紙を渡してくれる。一部屋だけの展示で、私たちが見て回っている間、二人の修道女が小声で何か話していた。見終えて礼を言って出るが、盛んに今日は寒いと繰り返していた。この二人も年取っていた。
街角の本屋
街角の本屋
本屋でSalamancaのガイドブックを買う。スペイン語版の薄く軽いもの。
宿で教えてもらった飲食街に向かう。途中でMercadoがあったので通り抜けてみるが、ハム・ソーセージの店が非常に多い。生ハムの産地が近いからだろうか。
教えられた飲食街は主に夜のタパスによい店のよう。その先にレストラン街があったので、そこで比較検討する。Menú del Díaは13ユーロが最低。4~5軒見て回った末、Típico de Slamancaと記された料理のある店に決めた。しかもここだけが混んでいる。
昼食
昼食
一皿目はSopa CastillanoとPatatas meneás o revolconas con torreznos。二皿目はTostón cuchifritoとRevoltillo charro。PostreはFlan de QuesoとNatillas con galleta。ワインはグラス1杯ずつ。Sopaは普通だが、身体が温まる。Patatasはマッシュポテトにクミンで味付けしたようなもの。Tostónは豚肉の皮付きで揚げたもの。味は良いが脂っこい。RevoltilloはTortillaをスクランブルにしたようなもので重い。Sopa以外はTípicoとメニューに記されていたので頼んだのだが、また食べようと思うものではなかった。
食事中、前の道を学生たちがたくさん歩いてきていた。きっと授業が終わったのだろう。
貝の家
貝の家
カテドラルに向かう途中、貝の家に寄る。外壁に石のホタテ貝がたくさん貼られた建物。
図書館の中庭
図書館の中庭
中は公立図書館になっているので、入ることができる。中庭も井戸を中心にした小さなものだが、魅力的。二階の回廊で写真展が行われていたので見る。世界中を旅して撮ったもの。
カテドラル入口
カテドラル入口
カテドラルに着いて工事中の入口のファサードを見ていると、男が寄ってきてこれが宇宙遊泳の像、これが牛、こっちがこの辺でよく飛んでいる鳥、ここは触ると幸福になるというので皆が触れるところなどと説明してくれる。近づいて来た時から怪しいと思っていたら、案の定お腹が空いているのでお金をくれと言ってくる。説明してくれたからと1ユーロあげると去って行った。こんな彫刻があるのは知っていたが、それがここだとは分からなかったので男の説明は役立ったから良しとしよう。
正面に回ってカテドラル見学。「新」から入って、まず「旧」を見て「新」に戻る。オーディオガイドを聞きながらなので時間がかかる。しかも食後なので眠くて仕方がない。立っていても眠りそうなほど。途中で椅子に座りしばし昼寝。ほんの短時間だが、眠気がとれた。
「旧」はもっと小さなものと思っていたが意外に大きい。
カテドラル正面
カテドラル正面
しかし内部よりも正面ファサードの彫刻が圧倒的。しかも3つ並んでいて、これでもかこれでもかと言うほど細かい彫像が施されている。
Casa Lis
Casa Lis
Casa Lis(Museo de Art Nouveau y Art Decó)。ここでは入場券を買うときにJubilado(退職者)かどうか尋ねられ、そうだと答えると入場料が大人4ユーロのが2ユーロになった。何の証明書もないのだが。ここは人形、ガラス器、飛び出す絵本などの展示。アール・ヌーボーやアール・デコがあまり好きではないが、飛び出す絵本は興味深かった。ずいぶん昔からいろんな手法で作られていたようだ。7時の閉館間際までいて、警備員に追い出されるようにして出てきた。
帰りに肉屋で生ハムとHornazoというここの名産のイベリコ豚入りのパイを買う。生ハムを買うのにずいぶん待たされる。前の客がいろんな肉を様々に注文して切ってもらっていたからだが、合計すると何kgもの肉を買っていた。私たちは50g。スーパーを探しながら帰るが、見学の途中では何軒も見かけたのに、探すとなると見つからない。あきらめて宿に帰る。
夜のPlaza Mayor
夜のPlaza Mayor
日が暮れてPlaza Mayorはにぎわっていた。
Hornazoと生ハム
Hornazoと生ハム
宿でLimonadaと野菜ジュースを買い、Hornazo、生ハム、Ameliaがお腹を壊した時に買ったインスタントスープで夕食。
シャワー、洗濯、日記書き。結局今日も就寝は12時過ぎ。
por Andrés
Andrésスペイン旅行7時半起床。夜、暖房が止まったのか、早朝は少し寒く感じた。起きてみると外は霧。車はライトをつけて走り、カテドラルのあたりは霧でうっすらとしか見えない。ホテルの外に朝食に。適当にBarに入り、クロワッサンとCafé con leche, Té con leche。都会だからか、少し高い。ホテルに戻り荷物の準備。やはり宿は替えることにした。見学地は中心街に集中していて、途中で宿に戻って休みたくなることもあると考えると、宿は街の中心部にあった方が良い。適当な宿が見つかったので予約。チェックアウトしてリュックを背負い中心街に向かう。1kmほどのところ。Plaza Mayorに行き、Turismoで地図や資料をもらう。今度の宿はそこから5分とかからないところにあるSalamanca Suite Studios。幸い部屋に入ることができた。部屋は広くないが、小さな台所も付き、何より清潔でお湯が十分に出る。上を二枚重ね着してウインドブレーカーを着ても寒いので、上を1枚に減らしたうえでダウンジャケットを着て見学に出かける。最初に近くにあるConvento de las Úrsulasに向かう。ところが地図に記されたブロックを一周してみても見つからない。あらためてネットで場所を調べると、隣のブロック。行ってみるが、今度は入口がわからない。どこにも表示がない。塀の入口が1か所開いているが、工事の車がほとんど塞いでいる。横をすり抜けて入り、工事の人に入口を尋ねるが知らないとの返事。奥に進んでみるとちょうど修道女がやって来たので尋ねる。身長が130cmぐらいしかないような小さなお年寄りだった。外に出て左に進み小さな入り口を入ってベルを押しなさいとのこと。確かに小さな入り口がほんの少し開いていた。扉は押しても開かない。強く推してみると何とか開いた。呼び出しブザーを押すと、間もなく窓口の円筒形のものが動いて修道女の声で用を聞いてきた。中を見学したいというと、今開けるので出て左の入口で待つようにとのこと。大きな入口の前でしばらく待つと扉が開いて修道女が中に入れてくれる。教会とMuseo。Museoには16世紀の聖画などが主に展示されている。修道女は説明の印刷された紙を渡してくれる。一部屋だけの展示で、私たちが見て回っている間、二人の修道女が小声で何か話していた。見終えて礼を言って出るが、盛んに今日は寒いと繰り返していた。この二人も年取っていた。本屋でSalamancaのガイドブックを買う。スペイン語版の薄く軽いもの。宿で教えてもらった飲食街に向かう。途中でMercadoがあったので通り抜けてみるが、ハム・ソーセージの店が非常に多い。生ハムの産地が近いからだろうか。教えられた飲食街は主に夜のタパスによい店のよう。その先にレストラン街があったので、そこで比較検討する。Menú del Díaは13ユーロが最低。4~5軒見て回った末、Típico de Slamancaと記された料理のある店に決めた。しかもここだけが混んでいる。一皿目はSopa CastillanoとPatatas meneás o revolconas con torreznos。二皿目はTostón cuchifritoとRevoltillo charro。PostreはFlan de QuesoとNatillas con galleta。ワインはグラス1杯ずつ。Sopaは普通だが、身体が温まる。Patatasはマッシュポテトにクミンで味付けしたようなもの。Tostónは豚肉の皮付きで揚げたもの。味は良いが脂っこい。RevoltilloはTortillaをスクランブルにしたようなもので重い。Sopa以外はTípicoとメニューに記されていたので頼んだのだが、また食べようと思うものではなかった。食事中、前の道を学生たちがたくさん歩いてきていた。きっと授業が終わったのだろう。カテドラルに向かう途中、貝の家に寄る。外壁に石のホタテ貝がたくさん貼られた建物。中は公立図書館になっているので、入ることができる。中庭も井戸を中心にした小さなものだが、魅力的。二階の回廊で写真展が行われていたので見る。世界中を旅して撮ったもの。カテドラルに着いて工事中の入口のファサードを見ていると、男が寄ってきてこれが宇宙遊泳の像、これが牛、こっちがこの辺でよく飛んでいる鳥、ここは触ると幸福になるというので皆が触れるところなどと説明してくれる。近づいて来た時から怪しいと思っていたら、案の定お腹が空いているのでお金をくれと言ってくる。説明してくれたからと1ユーロあげると去って行った。こんな彫刻があるのは知っていたが、それがここだとは分からなかったので男の説明は役立ったから良しとしよう。正面に回ってカテドラル見学。「新」から入って、まず「旧」を見て「新」に戻る。オーディオガイドを聞きながらなので時間がかかる。しかも食後なので眠くて仕方がない。立っていても眠りそうなほど。途中で椅子に座りしばし昼寝。ほんの短時間だが、眠気がとれた。「旧」はもっと小さなものと思っていたが意外に大きい。しかし内部よりも正面ファサードの彫刻が圧倒的。しかも3つ並んでいて、これでもかこれでもかと言うほど細かい彫像が施されている。Casa Lis(Museo de Art Nouveau y Art Decó)。ここでは入場券を買うときにJubilado(退職者)かどうか尋ねられ、そうだと答えると入場料が大人4ユーロのが2ユーロになった。何の証明書もないのだが。ここは人形、ガラス器、飛び出す絵本などの展示。アール・ヌーボーやアール・デコがあまり好きではないが、飛び出す絵本は興味深かった。ずいぶん昔からいろんな手法で作られていたようだ。7時の閉館間際までいて、警備員に追い出されるようにして出てきた。帰りに肉屋で生ハムとHornazoというここの名産のイベリコ豚入りのパイを買う。生ハムを買うのにずいぶん待たされる。前の客がいろんな肉を様々に注文して切ってもらっていたからだが、合計すると何kgもの肉を買っていた。私たちは50g。スーパーを探しながら帰るが、見学の途中では何軒も見かけたのに、探すとなると見つからない。あきらめて宿に帰る。日が暮れてPlaza Mayorはにぎわっていた。宿でLimonadaと野菜ジュースを買い、Hornazo、生ハム、Ameliaがお腹を壊した時に買ったインスタントスープで夕食。シャワー、洗濯、日記書き。結局今日も就寝は12時過ぎ。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)