近年の「リベラル派」衰退の理由を考察した一書。まず、現在の日本に広まっているリベラル批判を根拠なき批判、誤った批判、もっともな批判の3つに分類している。このうちの「もっともな批判」を主に扱い、それも反批判ではなく自戒を込めた考察となっている。頷ける部分も多いので「リベラル派」の人々が読むに値するものだ。ただしこれはあくまでも「リベラル派」についてであって、「リベラル」そのものを扱ったものではない。
多くに国や地域においては大雑把に見て「保守」と「リベラル」が半数ずつを占めているにもかかわらず、日本では「リベラル」が恒常的に少数となっているのはなぜなのか。それはまた別のこととして考えなけらばならないのだろう。

por Andrés

/images/2016/02/4e2ba99a56ad695d3d5bc75c043cbf5e-644x1038.jpg/images/2016/02/4e2ba99a56ad695d3d5bc75c043cbf5e-150x150.jpgAndrés書籍・雑誌近年の「リベラル派」衰退の理由を考察した一書。まず、現在の日本に広まっているリベラル批判を根拠なき批判、誤った批判、もっともな批判の3つに分類している。このうちの「もっともな批判」を主に扱い、それも反批判ではなく自戒を込めた考察となっている。頷ける部分も多いので「リベラル派」の人々が読むに値するものだ。ただしこれはあくまでも「リベラル派」についてであって、「リベラル」そのものを扱ったものではない。多くに国や地域においては大雑把に見て「保守」と「リベラル」が半数ずつを占めているにもかかわらず、日本では「リベラル」が恒常的に少数となっているのはなぜなのか。それはまた別のこととして考えなけらばならないのだろう。por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)