著者は前ニューヨーク・タイムズ東京支局長。
日本の新聞がジャーナリズムの態をなしていないことを、福島原発事故を中心に指摘している。さらにその原因は「記者クラブ」制度にあるとして、その弊害を様々な角度から述べている。
日本国内でもフリーの記者を中心に「記者クラブ」への批判は強い。しかしこの書が出版されて4年経って、日本のマス・メディアは「記者クラブ」という特権を手放す気配はなく、一方で日本の報道はより一層政府の広報機関色を濃くしている。
もはや政府が圧力を加えるまでもなく日本のマス・メディアは自粛、忖度で権力になびくことに汲々としているが、これでもまだ不十分と思ってか政府・自民党は更に圧力を強めている。
私たちにもインターネットという発信の手段があるとはいえ、まだまだマス・メディアの影響力ははるかに大きい。だからこそ問題も大きいのだが。
/images/2016/04/61f4511e2156e61d299b851021f222b9-644x1016.jpg/images/2016/04/61f4511e2156e61d299b851021f222b9-150x150.jpgAndrés書籍・雑誌著者は前ニューヨーク・タイムズ東京支局長。日本の新聞がジャーナリズムの態をなしていないことを、福島原発事故を中心に指摘している。さらにその原因は「記者クラブ」制度にあるとして、その弊害を様々な角度から述べている。日本国内でもフリーの記者を中心に「記者クラブ」への批判は強い。しかしこの書が出版されて4年経って、日本のマス・メディアは「記者クラブ」という特権を手放す気配はなく、一方で日本の報道はより一層政府の広報機関色を濃くしている。もはや政府が圧力を加えるまでもなく日本のマス・メディアは自粛、忖度で権力になびくことに汲々としているが、これでもまだ不十分と思ってか政府・自民党は更に圧力を強めている。私たちにもインターネットという発信の手段があるとはいえ、まだまだマス・メディアの影響力ははるかに大きい。だからこそ問題も大きいのだが。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)