8時起床。テレビでSan Fermín最終日の中継を見る。今日はスムースに進み、2分半で終了。

昨日のRENFEの切符購入時のクレジットカード決済について、日本のカードセンターに電話をする。AP電話の状況があまり良くなくて声が途切れがちだったが、何とか話は通じた。調べてもらったら取り消しになっていたそうで一安心。Ameliaのも調べてもらったらやはり同じく取り消されていた。

朝食込のホテルなので食堂に行く。パンの種類は豊富だが、クロワッサンが大きいので、それだけで十分という感じ。ジュースは3種。コーヒーは作り置き。チーズ1種ハム3種。ケーキも数種。マセドニアはあるが果物はリンゴとバナナだけ。ヨーグルトもある。

予報では雨になるとのことなので傘を持って行くことにする。

11時前にチェックアウトし、荷物を預けて外出。

近くのMuseo Oiassoへ行く。OiassoはIrunの旧名。常設展はIrunのローマ時代の歴史を主に展示。展示品は多くなく、映像で補っているような印象だが、かえってありがたい。特別展はローマ時代の性の絵や像など。要するに春画。日本でも江戸以前はそうだが、昔はかえっておおらかだったようだ。

次にMuseo Maliposaに行ってみるが、入口の掲示にある開館時間内であるにもかかわらず扉は閉まっている。名前の通り蝶々を展示してあるようなので興味はない。

CaminoがあったのでCamino沿いにフランスの方に向かって散歩する。水辺の公園を過ぎアルランソン川にかかる橋を渡るとフランス。

しかし橋の途中にも国境を示すものはない。ただ県境のように、ここからバスク、といった表示があるだけ。橋を渡った先にパン屋さんがあったのでクロワッサンと小さなバゲットを買う。近くのベンチに座って食べてみるとクロワッサンはおいしいし、バゲットも香ばしくておいしい。

すぐ下流側に歩行者専用になっている橋があり、そのたもとに昔の国境検問所の名残の建物がある。30数年前に通ったのはこの橋だ。当時は検問所でパスポートチェックを受け、スタンプを押してもらった。今はもちろんフリーパス。

すぐ横をバスク鉄道の線路が走り、さらにその下流側に鉄道(フランスのSNCFとスペインのRENFE)が走っている。スペイン側には線路幅の違いに合わせるための設備らしきものが見える。このあたりで数人のPeregrinoを見かける。どの人もまだ歩きはじめらしく、服装もきれいであまり陽焼けしていない。

まっすぐ進むとホテルの前に着く。ホテルの向かいにあるVinotekaという店に入って昼食。昨日目をつけていた店。一皿目はエビ入りのサラダと野菜のテンプラ。おいしいが、テンプラは油を十分に切っていないので少しもたれる。二皿目はLomoのミルフィーユとカツオのカルパッチョ。カツオは薄く切ってありあっさりしておいしい。ミルフィーユはLomoのエスカロペ、チーズ、ハム、ピーマンを重ねたものでちょっと凝っている。味も良い。デザートは3種のチョコレートを重ねたケーキとバニラアイスクリーム。バニラの粒も見える。どちらもおいしい。Agua con gasと赤ワイン。ワインはボトル。二人で税込み33ユーロ。昨日のが34ユーロだったが、味、内容、見た目、店の雰囲気、サービス、どれをとっても格段の違い。

ホテルに戻って荷物を受け取り、駅まで歩く。結局雨は降らず、時々陽が差し青空が広がることもあるが、爽やかで気温は高くない。長袖1枚で丁度よい気候。

10分少々で到着。まだ列車は入線していない。発車時刻の20分ほど前に入線。ALVIAなので乗車前に検札がある。

乗ってみると1等なので座席は1+2.しかし指定された席は通路を挟んでの並び。2列側の2席に座り、San Sebastiánでそこの客が来たときに言って交換してもらう。

定刻に出発したが、結構揺れる。日記を書いて過ごす。イヤホンを配りに来た際に新聞El Paisももらう。

6時間の長旅。日記を書き終えたのであとは寝て過ごすしかないか。WiFiがつながればバスやホテルの予約をしようと思っていたのだが、つながらない。しばらく居眠りした後は、ブログの記事を久しぶりにまとめる。アップするのは後日ということになるだろうが。

Pamplonaで結構客が乗り込んできたが、出発時には4両編成だったのが、いつの間にか長い編成になっているので客の数は見当もつかない。

Pamplonaを過ぎて郊外に出ると、なつかしい夏枯れの荒涼とした丘の連なりが見える。去年のCaminoで最も印象に残った風景。あの道、あのような道を再び歩き出すことはあるのだろうか。

Zaragozaの手前で40~50分停車。理由はよくわからない。結果、Zaragoza駅発は1時間ほど遅れる。誰も騒がないし車内放送もない。車内のBarに行ってボカディージョ、ファンタオレンジ、水を買って食べる。

東の方に来たからか、Lleidaでは21時40分で夕暮れて暗くなる。

Barcelona Santsに着いたのは定刻の40分遅れほど。Zaragozaでの遅れをいくらか取り戻した。ホテルは駅の近くなのでそんなに困りはしないのだが。駅の出口を間違えて少し時間を食う。駅を出たときにパラパラと雨が降るが、すぐに止んでくれた。

気温は25度だが、思ったほど暑くはない。雨で空気が少し冷やされたのか。それでも昨日までの最高で20度ちょっと、最低は10度台という気候からすると暑い。

ホテルに入って、Barcelonaの水がまずかったのを思い出し、歩いて1分の店に買いに行く。ホテルに戻りまずは明日のAndorra行きのバスの予約。ALSAはバスステーションが離れているが、DirectBusがSantsからAndorraへ運行しているので、そちらを予約。次にAndorraのホテル2泊を予約。

これでやらなければならないことは終わったのでシャワーを浴び、日記の続きを書いて休むことにする。就寝は2時になってしまう。

部屋ではエアコンをかけ続けることになるのだろうか。

por Andrés

/images/2016/07/P71365451-644x429.jpg/images/2016/07/P71365451-150x150.jpgAndrésスペイン旅行8時起床。テレビでSan Fermín最終日の中継を見る。今日はスムースに進み、2分半で終了。 昨日のRENFEの切符購入時のクレジットカード決済について、日本のカードセンターに電話をする。AP電話の状況があまり良くなくて声が途切れがちだったが、何とか話は通じた。調べてもらったら取り消しになっていたそうで一安心。Ameliaのも調べてもらったらやはり同じく取り消されていた。 朝食込のホテルなので食堂に行く。パンの種類は豊富だが、クロワッサンが大きいので、それだけで十分という感じ。ジュースは3種。コーヒーは作り置き。チーズ1種ハム3種。ケーキも数種。マセドニアはあるが果物はリンゴとバナナだけ。ヨーグルトもある。 予報では雨になるとのことなので傘を持って行くことにする。 11時前にチェックアウトし、荷物を預けて外出。 近くのMuseo Oiassoへ行く。OiassoはIrunの旧名。常設展はIrunのローマ時代の歴史を主に展示。展示品は多くなく、映像で補っているような印象だが、かえってありがたい。特別展はローマ時代の性の絵や像など。要するに春画。日本でも江戸以前はそうだが、昔はかえっておおらかだったようだ。 次にMuseo Maliposaに行ってみるが、入口の掲示にある開館時間内であるにもかかわらず扉は閉まっている。名前の通り蝶々を展示してあるようなので興味はない。 CaminoがあったのでCamino沿いにフランスの方に向かって散歩する。水辺の公園を過ぎアルランソン川にかかる橋を渡るとフランス。 しかし橋の途中にも国境を示すものはない。ただ県境のように、ここからバスク、といった表示があるだけ。橋を渡った先にパン屋さんがあったのでクロワッサンと小さなバゲットを買う。近くのベンチに座って食べてみるとクロワッサンはおいしいし、バゲットも香ばしくておいしい。 すぐ下流側に歩行者専用になっている橋があり、そのたもとに昔の国境検問所の名残の建物がある。30数年前に通ったのはこの橋だ。当時は検問所でパスポートチェックを受け、スタンプを押してもらった。今はもちろんフリーパス。 すぐ横をバスク鉄道の線路が走り、さらにその下流側に鉄道(フランスのSNCFとスペインのRENFE)が走っている。スペイン側には線路幅の違いに合わせるための設備らしきものが見える。このあたりで数人のPeregrinoを見かける。どの人もまだ歩きはじめらしく、服装もきれいであまり陽焼けしていない。 まっすぐ進むとホテルの前に着く。ホテルの向かいにあるVinotekaという店に入って昼食。昨日目をつけていた店。一皿目はエビ入りのサラダと野菜のテンプラ。おいしいが、テンプラは油を十分に切っていないので少しもたれる。二皿目はLomoのミルフィーユとカツオのカルパッチョ。カツオは薄く切ってありあっさりしておいしい。ミルフィーユはLomoのエスカロペ、チーズ、ハム、ピーマンを重ねたものでちょっと凝っている。味も良い。デザートは3種のチョコレートを重ねたケーキとバニラアイスクリーム。バニラの粒も見える。どちらもおいしい。Agua con gasと赤ワイン。ワインはボトル。二人で税込み33ユーロ。昨日のが34ユーロだったが、味、内容、見た目、店の雰囲気、サービス、どれをとっても格段の違い。 ホテルに戻って荷物を受け取り、駅まで歩く。結局雨は降らず、時々陽が差し青空が広がることもあるが、爽やかで気温は高くない。長袖1枚で丁度よい気候。 10分少々で到着。まだ列車は入線していない。発車時刻の20分ほど前に入線。ALVIAなので乗車前に検札がある。 乗ってみると1等なので座席は1+2.しかし指定された席は通路を挟んでの並び。2列側の2席に座り、San Sebastiánでそこの客が来たときに言って交換してもらう。 定刻に出発したが、結構揺れる。日記を書いて過ごす。イヤホンを配りに来た際に新聞El Paisももらう。 6時間の長旅。日記を書き終えたのであとは寝て過ごすしかないか。WiFiがつながればバスやホテルの予約をしようと思っていたのだが、つながらない。しばらく居眠りした後は、ブログの記事を久しぶりにまとめる。アップするのは後日ということになるだろうが。 Pamplonaで結構客が乗り込んできたが、出発時には4両編成だったのが、いつの間にか長い編成になっているので客の数は見当もつかない。 Pamplonaを過ぎて郊外に出ると、なつかしい夏枯れの荒涼とした丘の連なりが見える。去年のCaminoで最も印象に残った風景。あの道、あのような道を再び歩き出すことはあるのだろうか。 Zaragozaの手前で40~50分停車。理由はよくわからない。結果、Zaragoza駅発は1時間ほど遅れる。誰も騒がないし車内放送もない。車内のBarに行ってボカディージョ、ファンタオレンジ、水を買って食べる。 東の方に来たからか、Lleidaでは21時40分で夕暮れて暗くなる。 Barcelona Santsに着いたのは定刻の40分遅れほど。Zaragozaでの遅れをいくらか取り戻した。ホテルは駅の近くなのでそんなに困りはしないのだが。駅の出口を間違えて少し時間を食う。駅を出たときにパラパラと雨が降るが、すぐに止んでくれた。 気温は25度だが、思ったほど暑くはない。雨で空気が少し冷やされたのか。それでも昨日までの最高で20度ちょっと、最低は10度台という気候からすると暑い。 ホテルに入って、Barcelonaの水がまずかったのを思い出し、歩いて1分の店に買いに行く。ホテルに戻りまずは明日のAndorra行きのバスの予約。ALSAはバスステーションが離れているが、DirectBusがSantsからAndorraへ運行しているので、そちらを予約。次にAndorraのホテル2泊を予約。 これでやらなければならないことは終わったのでシャワーを浴び、日記の続きを書いて休むことにする。就寝は2時になってしまう。 部屋ではエアコンをかけ続けることになるのだろうか。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)