9時過ぎにチェックアウトし、「ドルチェ」で朝食。ホットサンドとカレードーナッツ、オレンジジュースとコーヒー。ドーナツは少し辛いカレー味。ホットサンドは普通。すぐ近くの「旧大阪商船」へ。ギャラリーでイラストレーターのわたせせいぞうの作品が展示されているが、興味がないのでパスし、建物内部だけを見学。外観の方が良い。
日本で唯一の歩行者用跳ね橋を渡って「旧門司税関」へ。税関PRコーナーには密輸の手口がいくつも展示してある。

まあいろんな手を考え付くものだ。

2階の展望室から跳ね橋の上がるのを見る。毎時正時に上がるが、時間になると係の人が来て通行を止める。橋は不対称に両側に跳ね上がる。上がったところで丁度船が1艘通った。館内を見学して出たところで丁度橋が下げられたので一通り見る。

遊覧船に乗る。数十人が乗れるものだが、客は私たち二人だけ。それでも船長さんが操船しながらマイクでガイドしてくれる。

門司港を出て関門海峡に出、関門橋や下関の町、巌流島などを遠望しながら20分ほどの遊覧だったが、追突事故をおこして後始末中の船のことなども交えてよい説明だった。

「旧門司三井倶楽部」へ。12時近かったので倶楽部内のレストランで昼食。%e9%96%80%e5%8f%b8%e3%81%ae%e6%98%bc%e9%a3%9f焼きカレーと焼きハヤシライス。カレーの方が美味しいが、1度食べれば十分。食後は倶楽部内を見学。

2階にアインシュタイン夫妻が宿泊した際の居間、寝室やバスルームが見学できるようになっている。ここに数日滞在したそうだ。2階のもう半分は林芙美子記念室になっていて、芙美子に関する手紙類や写真などが展示されている。

「門司港駅」は工事中で、iPadを貸し出して見学通路から見学できるようになっているが、工事の様子は大したことはない。2年後に修理工事が完了するそう。この駅は終着駅で内部もレトロで風情がある。

「関門海峡ミュージアム」は、1階が吹き抜けの大きな映像シアターになっているが、見上げる形になるので見にくいし、映像の内容はあまりよくない。2階は関門海峡にまつわる様々な展示。壇ノ浦の合戦、佐々木小次郎と宮本武蔵の巌流島の決闘、幕末の馬関戦争など。3階はPCでの模擬操船やクイズコーナー。大きな新しい建物だが、観光客を呼ぼうという気持ちだけがあって内容はありきたりだった。バナナのたたき売りの発祥地ということでバナナ展示館も併設されているが、こちらもありきたりの展示。月曜ということもあったのかもしれないが、客はほんの少しだった。

門司の街は今日は観光客も少なく、午前中は中国人客が目立っていた。4時過ぎにホテルに停めていた車に戻り、門司を出発。九州自動車道を使って久留米に。西鉄駅近くの久留米ワシントンホテルプラザにチェックイン。

夕食はホテルで教えてもらった、ホテルのすぐ近くの「又兵衛」で餃子、焼き鳥、シュウマイとチューハイ、ハイボール。非常に賑わっている店で、スペインの流行っているバルを思い出させるようなものだった。餃子は身が野菜、シュウマイは柔らかい。焼き鳥も味は良い。
食後、アーケードを西鉄駅まで散歩。昔の駅の形が少しだけ残っているような気がする。大通りを元に戻り、ホテルの少し先まで歩いて再びアーケード通りに出てホテルに戻る。
50年前に住んでいた町だが、当時は中心街に来ることもほとんどなかったし、町の様子もすっかり変わっていて、なつかしさは沸いてこない。明日は住んでいたあたりに行ってみよう。

por Andrés

/images/2016/11/PB210061-644x430.jpg/images/2016/11/PB210061-150x150.jpgAndrés国内旅行9時過ぎにチェックアウトし、「ドルチェ」で朝食。ホットサンドとカレードーナッツ、オレンジジュースとコーヒー。ドーナツは少し辛いカレー味。ホットサンドは普通。すぐ近くの「旧大阪商船」へ。ギャラリーでイラストレーターのわたせせいぞうの作品が展示されているが、興味がないのでパスし、建物内部だけを見学。外観の方が良い。 日本で唯一の歩行者用跳ね橋を渡って「旧門司税関」へ。税関PRコーナーには密輸の手口がいくつも展示してある。 まあいろんな手を考え付くものだ。 2階の展望室から跳ね橋の上がるのを見る。毎時正時に上がるが、時間になると係の人が来て通行を止める。橋は不対称に両側に跳ね上がる。上がったところで丁度船が1艘通った。館内を見学して出たところで丁度橋が下げられたので一通り見る。 遊覧船に乗る。数十人が乗れるものだが、客は私たち二人だけ。それでも船長さんが操船しながらマイクでガイドしてくれる。 門司港を出て関門海峡に出、関門橋や下関の町、巌流島などを遠望しながら20分ほどの遊覧だったが、追突事故をおこして後始末中の船のことなども交えてよい説明だった。 「旧門司三井倶楽部」へ。12時近かったので倶楽部内のレストランで昼食。焼きカレーと焼きハヤシライス。カレーの方が美味しいが、1度食べれば十分。食後は倶楽部内を見学。 2階にアインシュタイン夫妻が宿泊した際の居間、寝室やバスルームが見学できるようになっている。ここに数日滞在したそうだ。2階のもう半分は林芙美子記念室になっていて、芙美子に関する手紙類や写真などが展示されている。 「門司港駅」は工事中で、iPadを貸し出して見学通路から見学できるようになっているが、工事の様子は大したことはない。2年後に修理工事が完了するそう。この駅は終着駅で内部もレトロで風情がある。 「関門海峡ミュージアム」は、1階が吹き抜けの大きな映像シアターになっているが、見上げる形になるので見にくいし、映像の内容はあまりよくない。2階は関門海峡にまつわる様々な展示。壇ノ浦の合戦、佐々木小次郎と宮本武蔵の巌流島の決闘、幕末の馬関戦争など。3階はPCでの模擬操船やクイズコーナー。大きな新しい建物だが、観光客を呼ぼうという気持ちだけがあって内容はありきたりだった。バナナのたたき売りの発祥地ということでバナナ展示館も併設されているが、こちらもありきたりの展示。月曜ということもあったのかもしれないが、客はほんの少しだった。 門司の街は今日は観光客も少なく、午前中は中国人客が目立っていた。4時過ぎにホテルに停めていた車に戻り、門司を出発。九州自動車道を使って久留米に。西鉄駅近くの久留米ワシントンホテルプラザにチェックイン。 夕食はホテルで教えてもらった、ホテルのすぐ近くの「又兵衛」で餃子、焼き鳥、シュウマイとチューハイ、ハイボール。非常に賑わっている店で、スペインの流行っているバルを思い出させるようなものだった。餃子は身が野菜、シュウマイは柔らかい。焼き鳥も味は良い。 食後、アーケードを西鉄駅まで散歩。昔の駅の形が少しだけ残っているような気がする。大通りを元に戻り、ホテルの少し先まで歩いて再びアーケード通りに出てホテルに戻る。 50年前に住んでいた町だが、当時は中心街に来ることもほとんどなかったし、町の様子もすっかり変わっていて、なつかしさは沸いてこない。明日は住んでいたあたりに行ってみよう。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)