チェックアウトし、一路大分県の日田へ向かう。都市高速に乗り、大宰府ジャンクションで九州道に入る。そこから混んでいる。土曜の午前で行楽の車だろう。鳥栖ジャンクションから大分道に入ると車は少なくなる。日田の少し手前の杷木では高速の両側に柿の畑が広がっている。背の低い柿の木。

日田に着いて、豆田町を散策するために豆田北駐車場に車を停め、歩く。

御幸通りを進んでまず「「天領日田資料館」へ。天領時代の日田の資料が展示してあるが、資料は少なく展示の工夫もあまりなく、良い資料館ではない。日田が天領になったのは、九州北部の中央に位置して交通の要衝だったので、九州一円に幕府の目を光らせるためだったようだ。

昼になったので日田駅の近くの「三男坊」という店に行って「日本一の大名膳」を食べる。大きな膳に大きな器で出される。あら汁、天婦羅、刺身、サケの甘酢、茶わん蒸しなどに魚か肉の選択。魚は鮭のクリーム煮、肉は生姜焼き。少し多すぎた。質は悪くはないという程度だが、器の大きさで驚かせてくれる。コーヒーもついていた。

豆田町に戻り、「咸宜園跡」に。江戸時代の日本最大規模の私塾だと言われる「咸宜園」の跡で、脇には「咸宜園教育研究センター」があって咸宜園の創設者である廣瀬淡窓やその後継者の資料が展示してある。商家の長男だったが、病弱だったので家業は弟に譲り教育者としての生涯を送ったそうだ。

「廣瀬資料館」へ。廣瀬淡窓の実家で廣瀬家の資料などを展示してあるが、よくある郷土資料館のようなものだった。

「薫長酒蔵」へ。2階部分に酒造道具の展示があるが、説明もなくよくわからない。売店で1合瓶3本で3種の飲み比べができるセットがあったので、明日のために買う。

豆田町をずいぶん歩き回ったが、奈良井や妻籠にょうに土産物や民芸品を売る店、甘味処などが並んだ観光地。なぜか日本人よりも外国人、特に中国人観光客の方が多いように感じた。まだ観光客は歩いていたが、16時半には次々に店は閉まりはじめた。私たちは駐車場に戻り、ホテルへ。
日田のホテルは今朝まで空室がほとんどなく、数少ない空室は喫煙室だったが、昼食時によやく禁煙室が見つかった。日田駅の近く。ホテルに着くと駐車場は満杯で、係員の誘導で通路部分に駐車することになった。%e6%97%a5%e7%94%b0%e3%81%ae%e5%a4%95%e9%a3%9f
1時間ほど部屋で休んでから夕食へ。「ひたん寿司」を食べようとフロントで聞いてみるが、日田で配られているパンフレットに載っているのを示すだけ。前日までの予約が必要と記載されている店もあったので、予約不要のところへ電話で確認してみる。「銀寿し」。小雨が降りだしたのでホテルで傘を借りて行く。「ひたん寿し」は野菜だけをネタにした寿司。キュウリ、白菜、玉ねぎ、パプリカ等々を使って、色彩豊かに作られている。高菜巻きも。味もなかなか良い。ダイエット食になるのでは。

ホテルには最上階に展望風呂がある。行ってみると客は私以外は一人だけ。ホテルは混んでいるはずなのにどうしたことだろう。

por Andrés

/images/2016/12/PB260351-644x430.jpg/images/2016/12/PB260351-150x150.jpgAndrés国内旅行チェックアウトし、一路大分県の日田へ向かう。都市高速に乗り、大宰府ジャンクションで九州道に入る。そこから混んでいる。土曜の午前で行楽の車だろう。鳥栖ジャンクションから大分道に入ると車は少なくなる。日田の少し手前の杷木では高速の両側に柿の畑が広がっている。背の低い柿の木。 日田に着いて、豆田町を散策するために豆田北駐車場に車を停め、歩く。 御幸通りを進んでまず「「天領日田資料館」へ。天領時代の日田の資料が展示してあるが、資料は少なく展示の工夫もあまりなく、良い資料館ではない。日田が天領になったのは、九州北部の中央に位置して交通の要衝だったので、九州一円に幕府の目を光らせるためだったようだ。 昼になったので日田駅の近くの「三男坊」という店に行って「日本一の大名膳」を食べる。大きな膳に大きな器で出される。あら汁、天婦羅、刺身、サケの甘酢、茶わん蒸しなどに魚か肉の選択。魚は鮭のクリーム煮、肉は生姜焼き。少し多すぎた。質は悪くはないという程度だが、器の大きさで驚かせてくれる。コーヒーもついていた。 豆田町に戻り、「咸宜園跡」に。江戸時代の日本最大規模の私塾だと言われる「咸宜園」の跡で、脇には「咸宜園教育研究センター」があって咸宜園の創設者である廣瀬淡窓やその後継者の資料が展示してある。商家の長男だったが、病弱だったので家業は弟に譲り教育者としての生涯を送ったそうだ。 「廣瀬資料館」へ。廣瀬淡窓の実家で廣瀬家の資料などを展示してあるが、よくある郷土資料館のようなものだった。 「薫長酒蔵」へ。2階部分に酒造道具の展示があるが、説明もなくよくわからない。売店で1合瓶3本で3種の飲み比べができるセットがあったので、明日のために買う。 豆田町をずいぶん歩き回ったが、奈良井や妻籠にょうに土産物や民芸品を売る店、甘味処などが並んだ観光地。なぜか日本人よりも外国人、特に中国人観光客の方が多いように感じた。まだ観光客は歩いていたが、16時半には次々に店は閉まりはじめた。私たちは駐車場に戻り、ホテルへ。 日田のホテルは今朝まで空室がほとんどなく、数少ない空室は喫煙室だったが、昼食時によやく禁煙室が見つかった。日田駅の近く。ホテルに着くと駐車場は満杯で、係員の誘導で通路部分に駐車することになった。 1時間ほど部屋で休んでから夕食へ。「ひたん寿司」を食べようとフロントで聞いてみるが、日田で配られているパンフレットに載っているのを示すだけ。前日までの予約が必要と記載されている店もあったので、予約不要のところへ電話で確認してみる。「銀寿し」。小雨が降りだしたのでホテルで傘を借りて行く。「ひたん寿し」は野菜だけをネタにした寿司。キュウリ、白菜、玉ねぎ、パプリカ等々を使って、色彩豊かに作られている。高菜巻きも。味もなかなか良い。ダイエット食になるのでは。 ホテルには最上階に展望風呂がある。行ってみると客は私以外は一人だけ。ホテルは混んでいるはずなのにどうしたことだろう。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)