朝食の弁当を受け取り、車で空港へ向かう。道は通勤時間で大渋滞。それにしてもここでは車の運転はとても出来そうにない。信号のない交差点も多いし、車線変更や左折も無理に割り込んで強行。歩行者も信号を無視して車の流れを止めてしまう。交差点に面した大きなガソリンスタンドは右折車の抜け道になってしまっている。バスはオンボロのが多く、エンジンカバーが無くなっているものなども走っている。ガイドさんによると私営のがほとんどだそうで、それが原因か。
空港に着いてチェックインは並ぶこともなくすぐに終わった。ペルーでは国際線は3時間前、国内線は2時間前のチェックインだそうで、今日もおかげで朝早い起床になってしまった。セキュリティチェックの手前でガイドさんと別れる。出発ゲートのベンチでボックスの朝食を食べる。ハム・チーズサンド、ミカン、リンゴ、ジュース、シリアルバーが入っている。それにガイドさんから水を渡された。サンドウィッチは食パンの耳を落としてハムとチーズを挟んだだけのもの。サンドウィッチとミカンでお腹いっぱいになってしまった。
ほぼ定刻にリマ発。機内はほぼ満席だったが、私の横は空いていた。眠くて仕方なく、機が動き始めてすぐに眠ってしまった。ふと目覚めて外を見るとまだ滑走路に向かって移動中。離陸するとまたすぐに眠ってしまった。
アレキパに着く少し前に目が覚め、下を見ると乾燥した土地にバラックのような家が立ち並んでいる。長方形に区割りされて塀で囲まれているので、不法に住み着いたスラムではないようだが。
アレキパには定刻を少し過ぎて到着。何故か到着時にも荷物検査がある。人間の身体検査はないので、ポケットに入れていればわからないし、どういう目的の検査なんだろうか。
到着口を出るとガイドさんと運転手が迎えてくれる。ガイドは若い女性。すぐに車でホテルへ。渋滞はないが、道路の舗装が悪くガタガタ道。周囲もあまり豊かではなさそう。途中で大きな牛がいて、これは闘牛だと教えてくれる。ただしスペイン流のではなく、沖縄と同じように牛同士が闘うものだそうだ。外見は白黒のホルスタインと区別がつかない。
車中でアレキパのことを説明してくれる。主要産業は4つで、鉱業、工業(セメント、織物など)、農業(果物、野菜など)、観光。観光は市内と周辺のトレッキング、そしてコルカ渓谷のコンドル観察。コルカ渓谷には二泊は必要なので私たちは行かない。
ホテルに着いてチェックイン後、ガイドさんに市内の見どころ、レストランなどを地図で教えてもらう。この街は飲食時にバッグを椅子の背にかけるようなことをしなければ、特に危険はないそうだ。
部屋に入って荷物を置くと、もう1時過ぎなので食事に行く。ガイドさんに教えてもらったZigzagというレストラン。入ると螺旋階段で2階の窓際の席に案内される。
窓の外はサン・フランシスコ広場で、地元の人や観光客がパラパラと歩いたりベンチで休んだりしている。Menú del díaがあるのでそれにする。飲み物はAgua con gasとチチャモラーダ(紫トウモロコシを発酵させたもの)。チチャモラーダは独特の味だが、美味しい。


一皿目はミックスサラダとキヌアスープ。サラダはきれいに盛り付けられている。味は普通。キヌアスープは結構な量。味は、キヌアにはクセがないので食べやすい。


二皿目はないマスの溶岩焼に付け合わせはキヌアのリゾットと肉三種(アルパカ、牛、豚)の溶岩焼に付け合わせは3種のジャガイモ。マスはきれいに骨が抜かれている。リゾットはトマト味。肉はステーキで焼き加減も良い。ジャガイモは濃い紫色のはちょっと変わった味。マスと肉は熱した溶岩の上に乗せられて出される。そのため焼肉屋でのように紙のエプロンを渡された。いずれも美味しく食べてしまった。アルパカの肉は鶏のムネ肉に似ていて、あまり癖はない。
デザートはアイスクリームだが、一つは濃厚なもので、もう一つはシャーベットに近い。美味しい。
食後のコーヒーとエスプレッソには小さなグラスで水がついてきた。
このレストランでは2時ごろに入ってくる客が多かったのは何故だろう。
食後、サン・フランシスコ広場に面した市立歴史博物館に行くと3時なのに入口の扉が閉められた。そばに立っていた警官に尋ねると開いてると言うのでもう一度扉を押してみるがやはり開かない。警官が時計を見て、3時に閉まったところだから明日来るようにとのこと。向かいのサン・フランシスコ教会に行く。若い女性ガイドが案内してくれるが、まだ慣れていないようだった。教会内の絵画、中庭に面して並ぶ小部屋の聖具、祭服等々、特別目を見張るようなものはない。
見学を終えて出たところに土産屋が並んでいるが、店のおばさんたちはしつこく声をかけて来るわけではないので助かる。
まだ十分に時差ボケが治ったわけではないので、これで切り上げてホテルに戻って休むことにする。
ホテルの部屋でテレビをつけてみると、NHKの国際放送があり、朝のニュースをやっている。
1時間半ほど昼寝。起きたら朝ドラをやっていた。朝食の残りのリンゴ、シリアルバー、ジュースで夕食にする。
シャワーはお湯の出が最初は悪かったのが、途中で止まってしまい焦ったが、少し待つと勢いよく出だして助かった。
por Andrés

/images/2017/04/20170402110747.jpg/images/2017/04/20170402110747-150x150.jpgAndrésペルー旅行朝食の弁当を受け取り、車で空港へ向かう。道は通勤時間で大渋滞。それにしてもここでは車の運転はとても出来そうにない。信号のない交差点も多いし、車線変更や左折も無理に割り込んで強行。歩行者も信号を無視して車の流れを止めてしまう。交差点に面した大きなガソリンスタンドは右折車の抜け道になってしまっている。バスはオンボロのが多く、エンジンカバーが無くなっているものなども走っている。ガイドさんによると私営のがほとんどだそうで、それが原因か。 空港に着いてチェックインは並ぶこともなくすぐに終わった。ペルーでは国際線は3時間前、国内線は2時間前のチェックインだそうで、今日もおかげで朝早い起床になってしまった。セキュリティチェックの手前でガイドさんと別れる。出発ゲートのベンチでボックスの朝食を食べる。ハム・チーズサンド、ミカン、リンゴ、ジュース、シリアルバーが入っている。それにガイドさんから水を渡された。サンドウィッチは食パンの耳を落としてハムとチーズを挟んだだけのもの。サンドウィッチとミカンでお腹いっぱいになってしまった。 ほぼ定刻にリマ発。機内はほぼ満席だったが、私の横は空いていた。眠くて仕方なく、機が動き始めてすぐに眠ってしまった。ふと目覚めて外を見るとまだ滑走路に向かって移動中。離陸するとまたすぐに眠ってしまった。 アレキパに着く少し前に目が覚め、下を見ると乾燥した土地にバラックのような家が立ち並んでいる。長方形に区割りされて塀で囲まれているので、不法に住み着いたスラムではないようだが。 アレキパには定刻を少し過ぎて到着。何故か到着時にも荷物検査がある。人間の身体検査はないので、ポケットに入れていればわからないし、どういう目的の検査なんだろうか。 到着口を出るとガイドさんと運転手が迎えてくれる。ガイドは若い女性。すぐに車でホテルへ。渋滞はないが、道路の舗装が悪くガタガタ道。周囲もあまり豊かではなさそう。途中で大きな牛がいて、これは闘牛だと教えてくれる。ただしスペイン流のではなく、沖縄と同じように牛同士が闘うものだそうだ。外見は白黒のホルスタインと区別がつかない。 車中でアレキパのことを説明してくれる。主要産業は4つで、鉱業、工業(セメント、織物など)、農業(果物、野菜など)、観光。観光は市内と周辺のトレッキング、そしてコルカ渓谷のコンドル観察。コルカ渓谷には二泊は必要なので私たちは行かない。 ホテルに着いてチェックイン後、ガイドさんに市内の見どころ、レストランなどを地図で教えてもらう。この街は飲食時にバッグを椅子の背にかけるようなことをしなければ、特に危険はないそうだ。 部屋に入って荷物を置くと、もう1時過ぎなので食事に行く。ガイドさんに教えてもらったZigzagというレストラン。入ると螺旋階段で2階の窓際の席に案内される。 窓の外はサン・フランシスコ広場で、地元の人や観光客がパラパラと歩いたりベンチで休んだりしている。Menú del díaがあるのでそれにする。飲み物はAgua con gasとチチャモラーダ(紫トウモロコシを発酵させたもの)。チチャモラーダは独特の味だが、美味しい。 一皿目はミックスサラダとキヌアスープ。サラダはきれいに盛り付けられている。味は普通。キヌアスープは結構な量。味は、キヌアにはクセがないので食べやすい。 二皿目はないマスの溶岩焼に付け合わせはキヌアのリゾットと肉三種(アルパカ、牛、豚)の溶岩焼に付け合わせは3種のジャガイモ。マスはきれいに骨が抜かれている。リゾットはトマト味。肉はステーキで焼き加減も良い。ジャガイモは濃い紫色のはちょっと変わった味。マスと肉は熱した溶岩の上に乗せられて出される。そのため焼肉屋でのように紙のエプロンを渡された。いずれも美味しく食べてしまった。アルパカの肉は鶏のムネ肉に似ていて、あまり癖はない。 デザートはアイスクリームだが、一つは濃厚なもので、もう一つはシャーベットに近い。美味しい。 食後のコーヒーとエスプレッソには小さなグラスで水がついてきた。 このレストランでは2時ごろに入ってくる客が多かったのは何故だろう。 食後、サン・フランシスコ広場に面した市立歴史博物館に行くと3時なのに入口の扉が閉められた。そばに立っていた警官に尋ねると開いてると言うのでもう一度扉を押してみるがやはり開かない。警官が時計を見て、3時に閉まったところだから明日来るようにとのこと。向かいのサン・フランシスコ教会に行く。若い女性ガイドが案内してくれるが、まだ慣れていないようだった。教会内の絵画、中庭に面して並ぶ小部屋の聖具、祭服等々、特別目を見張るようなものはない。 見学を終えて出たところに土産屋が並んでいるが、店のおばさんたちはしつこく声をかけて来るわけではないので助かる。 まだ十分に時差ボケが治ったわけではないので、これで切り上げてホテルに戻って休むことにする。 ホテルの部屋でテレビをつけてみると、NHKの国際放送があり、朝のニュースをやっている。 1時間半ほど昼寝。起きたら朝ドラをやっていた。朝食の残りのリンゴ、シリアルバー、ジュースで夕食にする。 シャワーはお湯の出が最初は悪かったのが、途中で止まってしまい焦ったが、少し待つと勢いよく出だして助かった。 por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)