合計距離: 20930 m
最高点の標高: -19 m
最低点の標高: -111 m
累積標高(上り): 352 m
累積標高(下り): -416 m
総所要時間: 06:03:11
 

PA133155Güemesの朝は、まさに牧場の朝。連なる丘に朝霧が立ち込め、明るくなるにつれて霧は薄くなる。遠くから鶏の鳴き声が聞こえてくる。

朝食は8時半からと言っていたので、それに合わせてBarに行ってみるが、誰もおらず入口の鍵もかかっている。このままでは出発が遅くなってしまうので、部屋に戻って片づけを済ませ、荷物を持ってそのまま出発できるようにしてからあらためてBarに下りる。今度は幸い開いていた。いつもの朝食。PA133170PA133169ここの砂糖袋はCamino風景を印刷してあり、どこのが当たるかが楽しみ。

PA133178宿の前からの舗装道路が、しばらく牧場の丘の間を緩い坂で縫って進む。1時間以上歩いたところで海が見えてくる。今日は目的地のSantanderまで歩くのは10㎞ちょっとだから楽だと思っていたが、ここからが長かった。PA133193海岸の絶壁の上の、牧場の縁にある道を上り下りして進まなければならない。散歩やジョギングの人が多い。Peregrinoも何組か見える。PA133192ところによっては足がすくむような崖ぎりぎりの道もある。

1時間ほど歩いたところで遠くにSantanderの街らしきものが見えてくる。

PA133203崖の上の道が終わって下りたと思ったら、岩と砂の海岸を経て、またもや砂浜を延々と歩くことになる。Somoの海岸。PA133205ここの砂は非常に細かい。海水浴場としては良い砂だろうが、歩くには疲れる。波打ち際に近い、できるだけ砂が固まったところを選んで進むが、それでも足の筋肉に堪える。

30分ほど砂浜歩きをして、ようやくSomoの街に到着。PA133208ここにはレストランがたくさん集まっているので、13時前には着いて昼食にしようと思っていたが、Gさんを16時に訪ねる約束をしているので、そんな時間はない。そのまま街を通り抜けてSantanderへの渡し舟の船着き場へ向かう。次の船まで15分ほどだったので、待合室でチョコレートやリンゴで空腹を満たす。

PA133210船は定刻を数過ぎて到着。折り返しSantanderに向かう。30分ほどで到着。すぐにホテルに。昨年は建設工事中だった現代美術館は完成して、入場者がたくさんいる模様。そのそばを通り、昨年Santanderに初めて着いた際に泊まったホテルへ。チェックインして部屋でシャワーを浴び、さっぱりするともう時間。Liderlangに向かう。場所の記憶は確実ではなかったが、近づくにしたがって覚えのある街並みになり、ちょうど約束の16時に到着。

Gさんが外出から帰って入口を開けようとしているところだった。抱き合って再会を喜び合う。中に入っておしゃべり。互いの家族も含めた近況を報告しあう。私たちが5日間だけだがスペイン語を教えてもらったCさんも出てきて再会を喜び合う。お土産に渡したシール3種(寿司、忍者、茶道)のうち、Cさんは若い女性だけあって茶道を選んだ。一緒に写真を撮る。

1時間近くおしゃべりをし、Gさんが夫のPさんも会いたがっていたからと電話をし、20時にあらためて会うことにする。

いったんホテルに戻る。途中のパン屋兼Barで軽く食事。部屋には冷蔵庫があるので、近くの店でリンゴ、水、リモナーダを買って帰る。

2時間ほど部屋で休み、再びLiderlangへ。Pさんも間もなくやってきて再会を喜ぶ。Pさんとは昨年、Santander周辺のドライブに連れて行ってもらった時の1日だけの付き合いなのだが、親しい友人のような気持ちで再会できる。近くのBarを2軒はしご、さらにCafeteríaと回って3時間以上も過ごしてしまう。彼らは来年7月か8月に日本旅行を考えていたが、その時期は暑く湿度も高く最悪の季節だからと言うと、4月はネパールの養女を訪ねるので再来年の春に日本に来ることにすると言う。互いの家族のこと、旅行のこと(8月にはフォンランドとサンクト・ペテルスブルクへ行ったそうだ)、仕事のことなどを話す。Santanderでホテルがなかなか取れなかったことを話すと、木曜が休日だったので4連休にして旅行する人が多いからとのこと。早く言ってくれれば街中にPisoを持っているので泊まってもらえたのにと言っていた。明日、時間があれば是非とも自宅に来てほしいとのことだったが、明日は別の約束があるからと、再来年の日本での再会を約して別れる。去年、今年と続けて私たちがSantanderに来たので、来年もSantanderに来るようにと言ってくれるが、なかなかSantanderに行くことはできないだろう。

Gさんも良い人だが、Pさんも長年の友人のような付き合いのできる人で、本当にこの街では友人に恵まれている。

ホテルの戻るとワインのせいもあり、すぐにベッドに入り眠り込んだ。

24,500歩 19.0㎞(渡し舟を含む)

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼    Güemesの朝は、まさに牧場の朝。連なる丘に朝霧が立ち込め、明るくなるにつれて霧は薄くなる。遠くから鶏の鳴き声が聞こえてくる。 朝食は8時半からと言っていたので、それに合わせてBarに行ってみるが、誰もおらず入口の鍵もかかっている。このままでは出発が遅くなってしまうので、部屋に戻って片づけを済ませ、荷物を持ってそのまま出発できるようにしてからあらためてBarに下りる。今度は幸い開いていた。いつもの朝食。ここの砂糖袋はCamino風景を印刷してあり、どこのが当たるかが楽しみ。 宿の前からの舗装道路が、しばらく牧場の丘の間を緩い坂で縫って進む。1時間以上歩いたところで海が見えてくる。今日は目的地のSantanderまで歩くのは10㎞ちょっとだから楽だと思っていたが、ここからが長かった。海岸の絶壁の上の、牧場の縁にある道を上り下りして進まなければならない。散歩やジョギングの人が多い。Peregrinoも何組か見える。ところによっては足がすくむような崖ぎりぎりの道もある。 1時間ほど歩いたところで遠くにSantanderの街らしきものが見えてくる。 崖の上の道が終わって下りたと思ったら、岩と砂の海岸を経て、またもや砂浜を延々と歩くことになる。Somoの海岸。ここの砂は非常に細かい。海水浴場としては良い砂だろうが、歩くには疲れる。波打ち際に近い、できるだけ砂が固まったところを選んで進むが、それでも足の筋肉に堪える。 30分ほど砂浜歩きをして、ようやくSomoの街に到着。ここにはレストランがたくさん集まっているので、13時前には着いて昼食にしようと思っていたが、Gさんを16時に訪ねる約束をしているので、そんな時間はない。そのまま街を通り抜けてSantanderへの渡し舟の船着き場へ向かう。次の船まで15分ほどだったので、待合室でチョコレートやリンゴで空腹を満たす。 船は定刻を数過ぎて到着。折り返しSantanderに向かう。30分ほどで到着。すぐにホテルに。昨年は建設工事中だった現代美術館は完成して、入場者がたくさんいる模様。そのそばを通り、昨年Santanderに初めて着いた際に泊まったホテルへ。チェックインして部屋でシャワーを浴び、さっぱりするともう時間。Liderlangに向かう。場所の記憶は確実ではなかったが、近づくにしたがって覚えのある街並みになり、ちょうど約束の16時に到着。 Gさんが外出から帰って入口を開けようとしているところだった。抱き合って再会を喜び合う。中に入っておしゃべり。互いの家族も含めた近況を報告しあう。私たちが5日間だけだがスペイン語を教えてもらったCさんも出てきて再会を喜び合う。お土産に渡したシール3種(寿司、忍者、茶道)のうち、Cさんは若い女性だけあって茶道を選んだ。一緒に写真を撮る。 1時間近くおしゃべりをし、Gさんが夫のPさんも会いたがっていたからと電話をし、20時にあらためて会うことにする。 いったんホテルに戻る。途中のパン屋兼Barで軽く食事。部屋には冷蔵庫があるので、近くの店でリンゴ、水、リモナーダを買って帰る。 2時間ほど部屋で休み、再びLiderlangへ。Pさんも間もなくやってきて再会を喜ぶ。Pさんとは昨年、Santander周辺のドライブに連れて行ってもらった時の1日だけの付き合いなのだが、親しい友人のような気持ちで再会できる。近くのBarを2軒はしご、さらにCafeteríaと回って3時間以上も過ごしてしまう。彼らは来年7月か8月に日本旅行を考えていたが、その時期は暑く湿度も高く最悪の季節だからと言うと、4月はネパールの養女を訪ねるので再来年の春に日本に来ることにすると言う。互いの家族のこと、旅行のこと(8月にはフォンランドとサンクト・ペテルスブルクへ行ったそうだ)、仕事のことなどを話す。Santanderでホテルがなかなか取れなかったことを話すと、木曜が休日だったので4連休にして旅行する人が多いからとのこと。早く言ってくれれば街中にPisoを持っているので泊まってもらえたのにと言っていた。明日、時間があれば是非とも自宅に来てほしいとのことだったが、明日は別の約束があるからと、再来年の日本での再会を約して別れる。去年、今年と続けて私たちがSantanderに来たので、来年もSantanderに来るようにと言ってくれるが、なかなかSantanderに行くことはできないだろう。 Gさんも良い人だが、Pさんも長年の友人のような付き合いのできる人で、本当にこの街では友人に恵まれている。 ホテルの戻るとワインのせいもあり、すぐにベッドに入り眠り込んだ。 24,500歩 19.0㎞(渡し舟を含む) por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)