合計距離: 19982 m
最高点の標高: 4 m
最低点の標高: -73 m
累積標高(上り): 455 m
累積標高(下り): -454 m
総所要時間: 05:32:32

天気予報によるとHuracán(台風)接近の影響でSantanderは気温が急上昇するとのこと。予報によってさまざまだが、30度を超えるとのこと。早めに出発して早めに次の宿に入ることにする。Caminoのコースを確認してみると、最初はMogroの手前で川を渡るのに2~3㎞南下して橋を渡らなければならないと思っていたが、別コースがあり、迂回せずに済みそう。それだけでも5㎞以上の短縮になる。24㎞の行程が20㎞未満で済むかもしれない。

6時に起床し、7時ごろに朝食をとろうとホテルの朝食会場に行ってみるが予想通り閉まっている。向かいのバスセンターに行く。空気が妙に生暖かい。さすがに一晩中バスが発着しているだけあってBarも開いている。クロワッサン、ボジョ、Café con leche, Té con leche, Zumo de naranja。ハイキングらしい小さめのリュック姿がちらほらと見える。スーツケースを持った旅行者はもちろん。

ホテルに戻り部屋で片づけを済ませ、8時20分にチェックアウト。いつもより1時間早い。カテドラルの近くでCaminoに。PA153221すぐにほぼ直線の、真ん中に遊歩道のある大通りを1㎞以上、闘牛場の先までずっと上って行く。PA153224Santiago de Compostelaまで572㎞の表示がある。ここまでは去年も歩いたことのある道。その先は大きな病院があり、住宅団地が続き、やがて街外れになって畑も見られるようになる。PA153232

FEVEの線路を何度か越えながら進む。緩やかな丘の上り下りはあるが、楽な道。気温は高めで湿度も高そうだが、まだ太陽は地平線の近くにあって日差しは弱いので、暑さに苦しめられることはない。

Barで休憩。日曜日の遅い朝食をとりに来ている人が多い。店に入る直前に雨粒を感じたが、降り出すことはなかった。

川を越える橋、地図ではFEVEの鉄橋のすぐ横に架かっているように見える。歩いて行くとPuente(橋)と書いて黄色の矢印が方向を示している。PA153238それに従って進むと、ススキのような丈の高い草の間に道があるが、細くなってやがて鉄橋のたもとで線路に上がるようになっている。PA153239鉄橋の線路わき、正規の通路とは思えないところを歩いて渡る。電車が来たらぎりぎりで体には触れないだろうと思える程度。幸い電車は来なかった。PA153242鉄橋を渡り終えて振り向いてみるとPROHIBIDO EL PASO(通行禁止)の表示があるではないか。PA153244少し進むとMogro駅があり、そこにもProhibido el pasoの表示。こちらは反対側のホームに線路を渡って行かないようにという意味なのかもしれないが。しかしこの鉄橋を渡ったことで大幅に近道できたのだから助かった。

歩道をしばらく歩く。後ろから来た車のおじさんが、「Caminoを歩いているのなら間違っているぞ、戻って右だ」と教えてくれる。しかし私の地図では間違っていないし、しかもこの少し先でCaminoから外れて右に進むと今日の宿だ。ホテルに向かっているところ、と言うと納得してくれた。車をUターンさせて行ったので、わざわざ私たちに道を教えるために追ってきてくれたのかもしれない。

PA153246少し先でCaminoと別れ、2㎞近く歩いて今日の宿に14時前に到着。汗はかいたが、流れるほどではなく、今日は計画通りに進んだ。4つ星のリゾートホテルだが、ディスカウントで素泊まり60€、1泊2食付き117€。テラスもついた浜側の部屋。ウエルカムドリンク5本が冷蔵庫に冷え、エアコンもよく効く。シャワーを浴び、溜まっていたブログをアップする。

Cafeteríaでサンドウィッチとトルティーリャ、コーヒーで小腹を満たし、浜を散歩。地図で確かめてみたら目の前にあるのは川で、向こう岸が砂州になってその向こうが海。しかし川岸は砂浜になっていて、波もないので子どもを遊ばせるには良い場所。今日も家族連れが結構遊んでいる。浜の恥からは時まで歩いても5分かかるかどうかの小さなもの。周りに別荘などもあるが、数はそんなに多くない。ホテルはここ1軒、Barはホテルのと隣のとの2軒。あとはアイスクリームの移動販売車が1台。静かなところだ。

夕食は20時からだということで8時半近くなってからホテルのレストランへ行くが、客は誰もいない。2食付きのMenúで一皿目はサラダとマッシュルーム。サラダはフォアグラや生ハムも入ったもの。マッシュルームは大きなものに詰め物をして焼いたもの。どちらも美味しい。二皿目はステーキとアンコウのplancha。ステーキはごく普通。アンコウは身が締まっているが塩味が強い。デザートはレモンのソルベとメロン。メロンは厚切りで甘い。ずっと二人きりで食べていたが、21時を過ぎてからようやく他の客が入ってくる。

食後、ほかの広間で団体さんが夕食をとっているのが見えた。20171015_220302少し海岸を散歩。まだ外は生ぬるい空気で妙な感じ。

今回のHuracanの名はオンディーヌだが、ここまで大西洋を東進するのは1937年以来のものだそうだ。明日には影響が弱まって気温も低下するだろう。

29,700歩 19.9㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼天気予報によるとHuracán(台風)接近の影響でSantanderは気温が急上昇するとのこと。予報によってさまざまだが、30度を超えるとのこと。早めに出発して早めに次の宿に入ることにする。Caminoのコースを確認してみると、最初はMogroの手前で川を渡るのに2~3㎞南下して橋を渡らなければならないと思っていたが、別コースがあり、迂回せずに済みそう。それだけでも5㎞以上の短縮になる。24㎞の行程が20㎞未満で済むかもしれない。 6時に起床し、7時ごろに朝食をとろうとホテルの朝食会場に行ってみるが予想通り閉まっている。向かいのバスセンターに行く。空気が妙に生暖かい。さすがに一晩中バスが発着しているだけあってBarも開いている。クロワッサン、ボジョ、Café con leche, Té con leche, Zumo de naranja。ハイキングらしい小さめのリュック姿がちらほらと見える。スーツケースを持った旅行者はもちろん。 ホテルに戻り部屋で片づけを済ませ、8時20分にチェックアウト。いつもより1時間早い。カテドラルの近くでCaminoに。すぐにほぼ直線の、真ん中に遊歩道のある大通りを1㎞以上、闘牛場の先までずっと上って行く。Santiago de Compostelaまで572㎞の表示がある。ここまでは去年も歩いたことのある道。その先は大きな病院があり、住宅団地が続き、やがて街外れになって畑も見られるようになる。 FEVEの線路を何度か越えながら進む。緩やかな丘の上り下りはあるが、楽な道。気温は高めで湿度も高そうだが、まだ太陽は地平線の近くにあって日差しは弱いので、暑さに苦しめられることはない。 Barで休憩。日曜日の遅い朝食をとりに来ている人が多い。店に入る直前に雨粒を感じたが、降り出すことはなかった。 川を越える橋、地図ではFEVEの鉄橋のすぐ横に架かっているように見える。歩いて行くとPuente(橋)と書いて黄色の矢印が方向を示している。それに従って進むと、ススキのような丈の高い草の間に道があるが、細くなってやがて鉄橋のたもとで線路に上がるようになっている。鉄橋の線路わき、正規の通路とは思えないところを歩いて渡る。電車が来たらぎりぎりで体には触れないだろうと思える程度。幸い電車は来なかった。鉄橋を渡り終えて振り向いてみるとPROHIBIDO EL PASO(通行禁止)の表示があるではないか。少し進むとMogro駅があり、そこにもProhibido el pasoの表示。こちらは反対側のホームに線路を渡って行かないようにという意味なのかもしれないが。しかしこの鉄橋を渡ったことで大幅に近道できたのだから助かった。 歩道をしばらく歩く。後ろから来た車のおじさんが、「Caminoを歩いているのなら間違っているぞ、戻って右だ」と教えてくれる。しかし私の地図では間違っていないし、しかもこの少し先でCaminoから外れて右に進むと今日の宿だ。ホテルに向かっているところ、と言うと納得してくれた。車をUターンさせて行ったので、わざわざ私たちに道を教えるために追ってきてくれたのかもしれない。 少し先でCaminoと別れ、2㎞近く歩いて今日の宿に14時前に到着。汗はかいたが、流れるほどではなく、今日は計画通りに進んだ。4つ星のリゾートホテルだが、ディスカウントで素泊まり60€、1泊2食付き117€。テラスもついた浜側の部屋。ウエルカムドリンク5本が冷蔵庫に冷え、エアコンもよく効く。シャワーを浴び、溜まっていたブログをアップする。 Cafeteríaでサンドウィッチとトルティーリャ、コーヒーで小腹を満たし、浜を散歩。地図で確かめてみたら目の前にあるのは川で、向こう岸が砂州になってその向こうが海。しかし川岸は砂浜になっていて、波もないので子どもを遊ばせるには良い場所。今日も家族連れが結構遊んでいる。浜の恥からは時まで歩いても5分かかるかどうかの小さなもの。周りに別荘などもあるが、数はそんなに多くない。ホテルはここ1軒、Barはホテルのと隣のとの2軒。あとはアイスクリームの移動販売車が1台。静かなところだ。 夕食は20時からだということで8時半近くなってからホテルのレストランへ行くが、客は誰もいない。2食付きのMenúで一皿目はサラダとマッシュルーム。サラダはフォアグラや生ハムも入ったもの。マッシュルームは大きなものに詰め物をして焼いたもの。どちらも美味しい。二皿目はステーキとアンコウのplancha。ステーキはごく普通。アンコウは身が締まっているが塩味が強い。デザートはレモンのソルベとメロン。メロンは厚切りで甘い。ずっと二人きりで食べていたが、21時を過ぎてからようやく他の客が入ってくる。 食後、ほかの広間で団体さんが夕食をとっているのが見えた。少し海岸を散歩。まだ外は生ぬるい空気で妙な感じ。 今回のHuracanの名はオンディーヌだが、ここまで大西洋を東進するのは1937年以来のものだそうだ。明日には影響が弱まって気温も低下するだろう。 29,700歩 19.9㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)