合計距離: 24672 m
最高点の標高: 48 m
最低点の標高: -44 m
累積標高(上り): 426 m
累積標高(下り): -441 m
総所要時間: 07:24:02

起床後、窓から下を見てみると雨の降った跡があり、少しだが水たまりもある。明るくなるにつれ空は薄曇りなのが分かり、天気予報も晴れと言っている。

朝食は9時からということで、出発の準備をして朝食後すぐに出られるようにする。9時少し前にCafeteriaに行ってみると開いていて、すぐに注文を聞いてくれる。もちろんほかに客はいない。Café con leche, Té con leche, Zumo de naranja, Tostada。オレンジは絞ったもので美味しい。レセプションの女性が給仕をする。食後すぐにチェックアウト。9時40分には出発できた。宿の他の部屋では物音のするところもあるが、大部分はまだ起きていないよう。

PA203443数分歩いてCaminoに出る。と言っても国道。Llanesまでの2時間はほとんど国道を歩くことになる。緩やかな上り下りがあるだけなので距離が稼げる。途中3か所で国道から離れるようにCaminoの標識があるが、一度はそちらに進んでも矢印はすぐに駐車場に導き、そこで元に戻る方向を示す。次は矢印通りに進むと小さな集落に入り、やがてほとんど人が通っていない雑草に覆われた小道に導く。これはおかしいと思い国道の方に戻る道を進むと、そちらにも矢印がある。どうもこのあたりのCaminoの道標は設置の仕方に問題がある。私はスマートフォンの地図も見ながら進んでいるので方向の間違いに気づけるが、そうでなければ迷ってしまうだろう。

PA203444左にPicos de Europaに連なる高い山々が見えている。雨上がりの青空の下、山には雲のかかっているところもあるが、稜線がはっきりして、山が近く高く見える。

Llanesは思いのほか大きな街。ずいぶん4つ星のホテルが多い。それぞれ規模は大きくないのだが。PA203451町の中心に入ったところでCafeteríaで休憩。Churro y Chocolate, Crepe, Té。Santanderでもだったが、Chocolateがどろりとした濃いものがない。

店を出てすぐの小さな川を渡ったあたりが街の中心だったようだ。美味しそうなレストランやケーキ屋が並び、PA203453街の雰囲気も歴史を感じさせられる。PA203455ケーキ屋のショーウィンドウには、指、棺桶、骨の形のなど、諸聖人の日のお菓子が並んでいる。できれば再訪したい。

PA203457Llanesの街を出ると土の道に入る。再び舗装道路に出て少し進むと、私の地図ではそのまま進むことになっているのに、Caminoの矢印は脇道に入ることを指示している。地図を見比べるとCamino矢印に従うとずいぶん遠回りになる。舗装道路を進み始めると先ほど道路を渡って横の道に入って行ったおじいさんが大声で「違うぞ、こっちだ」と叫んでくる。その声に圧倒されおじいさんと矢印に従うことにする。PA203460案の定上り下りの多い土や石畳の道。PA203463しかししばらく進むと海に出て、景色は素晴らしい。晴れた空の下では海の青も濃い。さらに進むと砂浜があり、例によってBarがある。入って一休み。前にはキャンピングカーが3台停まり、三輪バイクが5台走り去った。そこから少し内陸に向かうとホテルやリゾートマンションがいくつかあるが、キャンプ場がいくつも並んでいる。キャンプ場と言ってもバンガローやキャンピングカーをたくさん並べて泊めるもの。この時期だから閉まっているかと思ったら、営業中。客も少しだがいる。

PA203471河口があり、突き出るように教会がある。絵になる景色だが、おそらく教会は使われていないだろう。

PA203481今度は小石の海岸。サーファーが二人、海に入っている。波打ち際で遊ぶ人もいる。

海岸から離れて今夜の宿が近づいたところで子豚の牧場があった。PA203484黒豚の親子で子豚もまだちいさい、親豚も小さいものなのだが、仔豚は鶏よりも小さい。

ホテルに到着。ドアは閉まっていて人の気配はない。入口に紙が貼ってあり電話番号が書いてあって電話をするようにとのこと。リュックを下ろして電話をかけようとしたところ、内側からホテルの人が出てきた。部屋に案内されるが、2階(日本式の3階)の屋根裏のような部屋。3人部屋なので少し広い。早速シャワー。今日は湿度も少し高く晴天で暑く、汗もたくさん流した。

Wifiのパスワードがテーブルに貼ってあるが、つながらない。手書きなので読みとりにくいので間違ったと思い、下に聞きに行く。ルーターの裏を見ながら入力sてくれてつながった。ほかでも使うのでパスワードを書き取って部屋に戻り、貼ってあるのと比べてみたら一文字抜けている。これではつながらないはずだ。

レストランはホテルの先の広場に2軒あるとのことなので、20時になって出かける。もう肌寒い。確かに2軒あり右側の店には客が全くいないので左側のに入る。やはりアラカルトだけ。20171020_203147フルーツサラダ20171020_204703タコ、エビ、ポテトのニンニク炒め。20171020_211227デザートはLeche frita。

シードルと水。パンは温かくして出してくれる。どれも美味しく今日もゆたかな気分。

20171020_213206

私たちが入店した時には客がたくさんいたが、出る時には誰もいなくなり、代わりにもう一軒の方に客が集まっていた。

戻って日記書き。星空がきれいだ。

今日はLlenesまでは舗装路で楽。後半は土の道の上下が多く少し大変だった。

37,800歩 25.0㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼起床後、窓から下を見てみると雨の降った跡があり、少しだが水たまりもある。明るくなるにつれ空は薄曇りなのが分かり、天気予報も晴れと言っている。 朝食は9時からということで、出発の準備をして朝食後すぐに出られるようにする。9時少し前にCafeteriaに行ってみると開いていて、すぐに注文を聞いてくれる。もちろんほかに客はいない。Café con leche, Té con leche, Zumo de naranja, Tostada。オレンジは絞ったもので美味しい。レセプションの女性が給仕をする。食後すぐにチェックアウト。9時40分には出発できた。宿の他の部屋では物音のするところもあるが、大部分はまだ起きていないよう。 数分歩いてCaminoに出る。と言っても国道。Llanesまでの2時間はほとんど国道を歩くことになる。緩やかな上り下りがあるだけなので距離が稼げる。途中3か所で国道から離れるようにCaminoの標識があるが、一度はそちらに進んでも矢印はすぐに駐車場に導き、そこで元に戻る方向を示す。次は矢印通りに進むと小さな集落に入り、やがてほとんど人が通っていない雑草に覆われた小道に導く。これはおかしいと思い国道の方に戻る道を進むと、そちらにも矢印がある。どうもこのあたりのCaminoの道標は設置の仕方に問題がある。私はスマートフォンの地図も見ながら進んでいるので方向の間違いに気づけるが、そうでなければ迷ってしまうだろう。 左にPicos de Europaに連なる高い山々が見えている。雨上がりの青空の下、山には雲のかかっているところもあるが、稜線がはっきりして、山が近く高く見える。 Llanesは思いのほか大きな街。ずいぶん4つ星のホテルが多い。それぞれ規模は大きくないのだが。町の中心に入ったところでCafeteríaで休憩。Churro y Chocolate, Crepe, Té。Santanderでもだったが、Chocolateがどろりとした濃いものがない。 店を出てすぐの小さな川を渡ったあたりが街の中心だったようだ。美味しそうなレストランやケーキ屋が並び、街の雰囲気も歴史を感じさせられる。ケーキ屋のショーウィンドウには、指、棺桶、骨の形のなど、諸聖人の日のお菓子が並んでいる。できれば再訪したい。 Llanesの街を出ると土の道に入る。再び舗装道路に出て少し進むと、私の地図ではそのまま進むことになっているのに、Caminoの矢印は脇道に入ることを指示している。地図を見比べるとCamino矢印に従うとずいぶん遠回りになる。舗装道路を進み始めると先ほど道路を渡って横の道に入って行ったおじいさんが大声で「違うぞ、こっちだ」と叫んでくる。その声に圧倒されおじいさんと矢印に従うことにする。案の定上り下りの多い土や石畳の道。しかししばらく進むと海に出て、景色は素晴らしい。晴れた空の下では海の青も濃い。さらに進むと砂浜があり、例によってBarがある。入って一休み。前にはキャンピングカーが3台停まり、三輪バイクが5台走り去った。そこから少し内陸に向かうとホテルやリゾートマンションがいくつかあるが、キャンプ場がいくつも並んでいる。キャンプ場と言ってもバンガローやキャンピングカーをたくさん並べて泊めるもの。この時期だから閉まっているかと思ったら、営業中。客も少しだがいる。 河口があり、突き出るように教会がある。絵になる景色だが、おそらく教会は使われていないだろう。 今度は小石の海岸。サーファーが二人、海に入っている。波打ち際で遊ぶ人もいる。 海岸から離れて今夜の宿が近づいたところで子豚の牧場があった。黒豚の親子で子豚もまだちいさい、親豚も小さいものなのだが、仔豚は鶏よりも小さい。 ホテルに到着。ドアは閉まっていて人の気配はない。入口に紙が貼ってあり電話番号が書いてあって電話をするようにとのこと。リュックを下ろして電話をかけようとしたところ、内側からホテルの人が出てきた。部屋に案内されるが、2階(日本式の3階)の屋根裏のような部屋。3人部屋なので少し広い。早速シャワー。今日は湿度も少し高く晴天で暑く、汗もたくさん流した。 Wifiのパスワードがテーブルに貼ってあるが、つながらない。手書きなので読みとりにくいので間違ったと思い、下に聞きに行く。ルーターの裏を見ながら入力sてくれてつながった。ほかでも使うのでパスワードを書き取って部屋に戻り、貼ってあるのと比べてみたら一文字抜けている。これではつながらないはずだ。 レストランはホテルの先の広場に2軒あるとのことなので、20時になって出かける。もう肌寒い。確かに2軒あり右側の店には客が全くいないので左側のに入る。やはりアラカルトだけ。フルーツサラダタコ、エビ、ポテトのニンニク炒め。デザートはLeche frita。 シードルと水。パンは温かくして出してくれる。どれも美味しく今日もゆたかな気分。 私たちが入店した時には客がたくさんいたが、出る時には誰もいなくなり、代わりにもう一軒の方に客が集まっていた。 戻って日記書き。星空がきれいだ。 今日はLlenesまでは舗装路で楽。後半は土の道の上下が多く少し大変だった。 37,800歩 25.0㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)