合計距離: 19581 m
最高点の標高: 341 m
最低点の標高: 21 m
累積標高(上り): 690 m
累積標高(下り): -754 m
総所要時間: 05:55:37

昨夜は結局暖房は入らなかった。毛布を掛け、ダウンの服もかけて寝たので、眠ることはできたが洗濯物は全く乾かない。いつもこれだけは乾いていた私の長袖の夏物シャツも乾かなかった。部屋中が湿っぽい。

PB044332朝食が8時半からなので7時半起床。雨は降っていないが空には黒い雲があって何時降り出しても不思議はない。8時半にBarに行くともう開店していて、飲食を終えて出て行く客もいる。早めに開いたようだ。横では4人の中高年の女性が朝食中。話し声が珍しく静か。朝食はCafé con lecheにTostadaだけ。4人の女性がBarを出る時に、Barの主人がBuen caminoと声をかけていた。彼女たちも昨夜ここに泊まったPeregrinoだったのだ。

支払いを済ませるが、ここはカードが使えない。部屋に戻って支度し、出発。PB044334昨日、Caminoを外れた地点に戻る。Santiagoまで179.518㎞地点。

PB044335オレオが傾いて崩れそうになっている。奥の家も廃屋のようだ。

PB044336一方で生け垣をきれいに選定している家もある。家そのものは小さいのだが。

山の中の険しい道かと危惧していたが、林や牧草地の間の緩やかな坂の林道が中心で歩きやすい。若い女性Peregrinoがポンチョを着直しているのを追い抜く。PB044339歩きはじめて1時間ほどで4人組の女性グループに追いつていてきた。今日はこの辺りを私たちを含め6人が歩いている。昨日も一昨日も会わなかったが、結構歩いているようだ。

PB044345雨は降ったり止んだりで、時には薄日もさすが、進行方向の空には黒い雲があり、雨がひどくなるのが予想される。4人の女性を挨拶しながら追い越す。

PB044346雨の降り方がひどくなったところで、ちょうど立派なバス停がある。すぐ手前のは古く汚れた小さなものだったが、ここのは前方からの風も遮ってくれるありがたいもの。バナナなどを食べて一休み。雨脚が少し弱まったので出発。

PB044347行く手は雲の中になり、今日はこのままずっと雨と覚悟したが、やがて小降りになり、さらに薄日もさす。

PB044349今日も民家の庭先にオレオなどのミニチュアが飾られているのを見る。やはりオレオ好きなんだ。

Albergueがあり、入り口のドアが開いていたのでスタンプをもらおうと思い中に入る。ところが誰もいない。PB044350中には二段ベッドが並び、いかにも寒そう。

PB044354少し先にBarがあったので一休みしてBocadillo。一つ、と念を押さなかったからか2つ出てくる。温かくておいしかったのでそのまま食べる。やがて例の4人組が来店。さらに別のグループも到着。何と10人ほどのPeregrinoがここにいる。

PB044356林の中のCaminoに小さな石板が置かれている。2017年9月7日の日付が刻まれている。Recordar es vivir(覚えていることが生きること)。愛する人がここで亡くなったのだろうか。

今日の目的地Lourenzáが見えてくる。PB044362大きな家具工場があるが土曜日なので操業はしていないようだ。

PB044363町に入ったところに石橋があるが、特に由緒あるものではないようだ。流れる水はきれいだった。

今日の宿はケーキ屋さんの離れ。ケーキ屋さんでチェックインすると感じのいい娘さんが部屋まで案内してくれる。離れに入って右側の部屋がダイニングキッチンで、コーヒーや紅茶を自由に飲める。冷蔵庫内は4段に分かれていて、1号室から4号室までの飲み物が入れてある。朝食はこれらを使って食べるようにとのこと。私たちは3号室。部屋は昨夜よりはるかに広く、ベッドの周囲に十分なスペースがある。洗面室も広い。

Wifiも速いので、昨日は送れなかったブログの記事をアップする。ケーキ屋に行ってかぼちゃのケーキとアップルパイを買ってきて、紅茶を入れて食べる。美味しいケーキだった。

4人組の一人にダイニングで出会う。彼女たちと同宿だ。

シャワー、洗濯を済ませ明日の行程の検討。天気予報は雨で、今日よりも雨はひどそう。ところが宿は8㎞程のところと26㎞程のところにしかない。しかも途中に500mほどの上り。8㎞はいくらなんでも短いので、26㎞進むことにして宿に電話をかける。しかし誰も出ない。レストランも併設していて営業中になっているのだが、何度かけ直しても出ない。時間をおいてかけ直すことにして、夕食に出かける。出かける前に暖房が入った。

PB044378歩いて5分とかからない店へ。Menú del díaでPB044367前菜として生ハム、チーズ、ツナのenpanada。PB044370PB044369一皿目は魚介のスープとミックスサラダ。PB044372PB044371二皿目はメルルーサと豚肉。どれも美味しい。おなかいっぱいなのでデザートをコーヒーに変えられないかと聞いてみると、デザートとコーヒー両方がふくまれているとのことなので、デザートはTarta de Santiagoとアイスクリーム。PB044377さらにオルーホ3種(Seco, Caf’e, Hierba)がサービスされる。アルコール度数はSecoが一番低いのだが、飲んでみると一番強く感じる。あとの2種は甘く、食後にはCaféが一番合うような気がする。この店でも4人組に会う。

小雨が降っている。部屋に戻るとまだ暖房が入っていて温かい。これが昨夜と同じ値段の宿とは、何という違いだ。

あらためて明日の宿に電話をかける。何度もかけ直すが、やはり誰も出ない。あきらめて別の一軒にかけてみるが、こちらも出ない。どうなっているのだろう。明日、かけ直すことにする。

今日の道は、坂もほとんどが緩やかで、土の部分は少ししかなく、大部分は林道のようだった。歩きやすく楽だった。明日はもっとお酷い雨になるそうだが、道が今日と同様ならよいのだが。

30,300歩 19.6㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼昨夜は結局暖房は入らなかった。毛布を掛け、ダウンの服もかけて寝たので、眠ることはできたが洗濯物は全く乾かない。いつもこれだけは乾いていた私の長袖の夏物シャツも乾かなかった。部屋中が湿っぽい。 朝食が8時半からなので7時半起床。雨は降っていないが空には黒い雲があって何時降り出しても不思議はない。8時半にBarに行くともう開店していて、飲食を終えて出て行く客もいる。早めに開いたようだ。横では4人の中高年の女性が朝食中。話し声が珍しく静か。朝食はCafé con lecheにTostadaだけ。4人の女性がBarを出る時に、Barの主人がBuen caminoと声をかけていた。彼女たちも昨夜ここに泊まったPeregrinoだったのだ。 支払いを済ませるが、ここはカードが使えない。部屋に戻って支度し、出発。昨日、Caminoを外れた地点に戻る。Santiagoまで179.518㎞地点。 オレオが傾いて崩れそうになっている。奥の家も廃屋のようだ。 一方で生け垣をきれいに選定している家もある。家そのものは小さいのだが。 山の中の険しい道かと危惧していたが、林や牧草地の間の緩やかな坂の林道が中心で歩きやすい。若い女性Peregrinoがポンチョを着直しているのを追い抜く。歩きはじめて1時間ほどで4人組の女性グループに追いつていてきた。今日はこの辺りを私たちを含め6人が歩いている。昨日も一昨日も会わなかったが、結構歩いているようだ。 雨は降ったり止んだりで、時には薄日もさすが、進行方向の空には黒い雲があり、雨がひどくなるのが予想される。4人の女性を挨拶しながら追い越す。 雨の降り方がひどくなったところで、ちょうど立派なバス停がある。すぐ手前のは古く汚れた小さなものだったが、ここのは前方からの風も遮ってくれるありがたいもの。バナナなどを食べて一休み。雨脚が少し弱まったので出発。 行く手は雲の中になり、今日はこのままずっと雨と覚悟したが、やがて小降りになり、さらに薄日もさす。 今日も民家の庭先にオレオなどのミニチュアが飾られているのを見る。やはりオレオ好きなんだ。 Albergueがあり、入り口のドアが開いていたのでスタンプをもらおうと思い中に入る。ところが誰もいない。中には二段ベッドが並び、いかにも寒そう。 少し先にBarがあったので一休みしてBocadillo。一つ、と念を押さなかったからか2つ出てくる。温かくておいしかったのでそのまま食べる。やがて例の4人組が来店。さらに別のグループも到着。何と10人ほどのPeregrinoがここにいる。 林の中のCaminoに小さな石板が置かれている。2017年9月7日の日付が刻まれている。Recordar es vivir(覚えていることが生きること)。愛する人がここで亡くなったのだろうか。 今日の目的地Lourenzáが見えてくる。大きな家具工場があるが土曜日なので操業はしていないようだ。 町に入ったところに石橋があるが、特に由緒あるものではないようだ。流れる水はきれいだった。 今日の宿はケーキ屋さんの離れ。ケーキ屋さんでチェックインすると感じのいい娘さんが部屋まで案内してくれる。離れに入って右側の部屋がダイニングキッチンで、コーヒーや紅茶を自由に飲める。冷蔵庫内は4段に分かれていて、1号室から4号室までの飲み物が入れてある。朝食はこれらを使って食べるようにとのこと。私たちは3号室。部屋は昨夜よりはるかに広く、ベッドの周囲に十分なスペースがある。洗面室も広い。 Wifiも速いので、昨日は送れなかったブログの記事をアップする。ケーキ屋に行ってかぼちゃのケーキとアップルパイを買ってきて、紅茶を入れて食べる。美味しいケーキだった。 4人組の一人にダイニングで出会う。彼女たちと同宿だ。 シャワー、洗濯を済ませ明日の行程の検討。天気予報は雨で、今日よりも雨はひどそう。ところが宿は8㎞程のところと26㎞程のところにしかない。しかも途中に500mほどの上り。8㎞はいくらなんでも短いので、26㎞進むことにして宿に電話をかける。しかし誰も出ない。レストランも併設していて営業中になっているのだが、何度かけ直しても出ない。時間をおいてかけ直すことにして、夕食に出かける。出かける前に暖房が入った。 歩いて5分とかからない店へ。Menú del díaで前菜として生ハム、チーズ、ツナのenpanada。一皿目は魚介のスープとミックスサラダ。二皿目はメルルーサと豚肉。どれも美味しい。おなかいっぱいなのでデザートをコーヒーに変えられないかと聞いてみると、デザートとコーヒー両方がふくまれているとのことなので、デザートはTarta de Santiagoとアイスクリーム。さらにオルーホ3種(Seco, Caf'e, Hierba)がサービスされる。アルコール度数はSecoが一番低いのだが、飲んでみると一番強く感じる。あとの2種は甘く、食後にはCaféが一番合うような気がする。この店でも4人組に会う。 小雨が降っている。部屋に戻るとまだ暖房が入っていて温かい。これが昨夜と同じ値段の宿とは、何という違いだ。 あらためて明日の宿に電話をかける。何度もかけ直すが、やはり誰も出ない。あきらめて別の一軒にかけてみるが、こちらも出ない。どうなっているのだろう。明日、かけ直すことにする。 今日の道は、坂もほとんどが緩やかで、土の部分は少ししかなく、大部分は林道のようだった。歩きやすく楽だった。明日はもっとお酷い雨になるそうだが、道が今日と同様ならよいのだが。 30,300歩 19.6㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)