合計距離: 21712 m
最高点の標高: 545 m
最低点の標高: 315 m
累積標高(上り): 371 m
累積標高(下り): -488 m
総所要時間: 05:49:27

昨日の朝と同じような動き。7時起床、8時15分朝食、9時半に車で送ってもらう。曇り空で雨が降ってもおかしくないが、気温は高めで寒くは感じない。車の中でのご主人の話では4月から10月が忙しく、Peregrinoの送迎で何度も往復するとのこと。もちろん奥さんや義父母の手助けもあるそうだが。

PB1047059時55分に修道院前に着く。見るとそこにはホテルがある。PB104704営業していないHotel San Marcus。外見は立派だが、中は荒れていそうだ。修道院が修復されればこのホテルも全面改装して営業が再開されるのだろうか。

10時ちょうどにCaminoを歩きはじめる。PB104707今日最初のモホンの表示は59.860㎞。スーパーがあったのでバナナとチョコレートを買う。

PB104709街を出る前に振り向くと修道院がやはり廃墟のように建っている。

PB104713今日の道は半分は舗装路だが、PB104715泥道も結構あり、この数日の雨のせいか歩く場所を探すのに苦労するような泥と牛糞の混じったところも何か所かある。

PB104716広い面積の雑木が切り払われ、おそらくユーカリが植林されるのだろう。牧草地も多分雑木林を切り開いてつくったのだろうから、風景は昔とずいぶん違ってしまったのだろう。

Barがあったので一休み。昨日の休憩時に見かけたPeregrinoが今日も一人で休んでいる。途中で追い抜いた老婦人のPeregrinoも遅れて入ってくる。

Barを出たところで散歩中だったらしい老婦人が声をかけてくる。どこから来たのかと問うので日本からと答えると、日本人も中国人も区別がつかないと言う。私の虫の居所が悪かったのか、ちょっと嫌な気分になる。日本人と中国人が区別がつかないのは、私たちでもそうなのだから無理はない。彼女が「中国人か」とたずねて「日本人だ」と答えが返った時に「区別がつかない」と言うのなら気にならないのだが、「何人?」とたずねて「日本人」と返ったら、ほかに言うことはあるだろう。

ごみを捨てに来た近所の女性に道が違うと教えられる。そこにはモホンがあって私たちの進んでいる方向に矢印が向いているのだが。よく聞いてみるとこの道はPedrouzoに行く近道でArzúaは通らないということ。Arzúaへは、少し戻って右に行けとのこと。確かに私の地図でもそうなっている。戻ってみると分かれ道にごみ箱の陰になっていて私たちが見落としたもう一つのモホンがある。その方向に進むと私の地図と同じ道になる。教えてもらって助かった。

PB104724真っ直ぐ伸びる舗装路の両側に広い牧草地や刈り取られたトウモロコシ畑が広がる。

PB104728今日最後のモホンは40.395㎞。

PB104736今日の宿はArsúaの町の少し手前。2年前にCamino Francesを歩いた時に泊まったPazo Santa Maríaというところ。非常に印象が良かったので、しかも今回のCamino del Norteの方に近いので再度泊まることにした。2年前には雨の降る中を凍えて到着し、宿の人がポンチョをはじめ濡れたものをボイラー室に持って行って乾かしてくれたのがありがたかった。

PB104737チェックインすると、今回は2階建ての建物の上階。前回よりも広い。今日はそんなに寒くないのだが、もう暖房が入っている。PB104746明るいうちに庭に出て一巡り。

シャワー、洗濯、日記。

下のサロンに行き、暖炉の前に座ってお茶を飲みながら明日のホテルの予約や日記書き。カステラのようなケーキがサービスされる。暖炉の火は暖かくて気持ちが良い。途中からスペイン人女性4人のPeregrinoらしい人たちが隣の席でおしゃべりをしていた。

20時から夕食。MenuでPB104759Entremesesは豆のクリームスープ。PB104760PB104761一皿目はCrema de Calabaza asada con Tempura de Datilesと El Caldo Gallego del Pazo。PB104762PB104763二皿目はJarrete de Ternera Gallega con Guarnición de Patata AsadaとArroz con Verduras y Navajas。PB104765PB104766デザートはFlan de NaranjaとTiramis de Licor Café。飲み物はVino BlancoとAgua con gas。最後にCafé cortado。どれも美味しかったが、特にCrema de carabazaが濃厚なのに重くなくておいしかった。

食後、再びサロンの暖炉の前に。ワインで気持ちよくなっているところに暖炉の火の温かさが加わり、眠ってしまった。

部屋に戻って日記。気持ちの良いホテルだ。2年前に、もう一度訪れたいと思ったが、まさか実現するとは。

31,500歩 21.3㎞

por Andrés

Andrés北の道 Camino del NorteCamino,Norte,Santiago,サンティアゴ,北の道,巡礼昨日の朝と同じような動き。7時起床、8時15分朝食、9時半に車で送ってもらう。曇り空で雨が降ってもおかしくないが、気温は高めで寒くは感じない。車の中でのご主人の話では4月から10月が忙しく、Peregrinoの送迎で何度も往復するとのこと。もちろん奥さんや義父母の手助けもあるそうだが。 9時55分に修道院前に着く。見るとそこにはホテルがある。営業していないHotel San Marcus。外見は立派だが、中は荒れていそうだ。修道院が修復されればこのホテルも全面改装して営業が再開されるのだろうか。 10時ちょうどにCaminoを歩きはじめる。今日最初のモホンの表示は59.860㎞。スーパーがあったのでバナナとチョコレートを買う。 街を出る前に振り向くと修道院がやはり廃墟のように建っている。 今日の道は半分は舗装路だが、泥道も結構あり、この数日の雨のせいか歩く場所を探すのに苦労するような泥と牛糞の混じったところも何か所かある。 広い面積の雑木が切り払われ、おそらくユーカリが植林されるのだろう。牧草地も多分雑木林を切り開いてつくったのだろうから、風景は昔とずいぶん違ってしまったのだろう。 Barがあったので一休み。昨日の休憩時に見かけたPeregrinoが今日も一人で休んでいる。途中で追い抜いた老婦人のPeregrinoも遅れて入ってくる。 Barを出たところで散歩中だったらしい老婦人が声をかけてくる。どこから来たのかと問うので日本からと答えると、日本人も中国人も区別がつかないと言う。私の虫の居所が悪かったのか、ちょっと嫌な気分になる。日本人と中国人が区別がつかないのは、私たちでもそうなのだから無理はない。彼女が「中国人か」とたずねて「日本人だ」と答えが返った時に「区別がつかない」と言うのなら気にならないのだが、「何人?」とたずねて「日本人」と返ったら、ほかに言うことはあるだろう。 ごみを捨てに来た近所の女性に道が違うと教えられる。そこにはモホンがあって私たちの進んでいる方向に矢印が向いているのだが。よく聞いてみるとこの道はPedrouzoに行く近道でArzúaは通らないということ。Arzúaへは、少し戻って右に行けとのこと。確かに私の地図でもそうなっている。戻ってみると分かれ道にごみ箱の陰になっていて私たちが見落としたもう一つのモホンがある。その方向に進むと私の地図と同じ道になる。教えてもらって助かった。 真っ直ぐ伸びる舗装路の両側に広い牧草地や刈り取られたトウモロコシ畑が広がる。 今日最後のモホンは40.395㎞。 今日の宿はArsúaの町の少し手前。2年前にCamino Francesを歩いた時に泊まったPazo Santa Maríaというところ。非常に印象が良かったので、しかも今回のCamino del Norteの方に近いので再度泊まることにした。2年前には雨の降る中を凍えて到着し、宿の人がポンチョをはじめ濡れたものをボイラー室に持って行って乾かしてくれたのがありがたかった。 チェックインすると、今回は2階建ての建物の上階。前回よりも広い。今日はそんなに寒くないのだが、もう暖房が入っている。明るいうちに庭に出て一巡り。 シャワー、洗濯、日記。 下のサロンに行き、暖炉の前に座ってお茶を飲みながら明日のホテルの予約や日記書き。カステラのようなケーキがサービスされる。暖炉の火は暖かくて気持ちが良い。途中からスペイン人女性4人のPeregrinoらしい人たちが隣の席でおしゃべりをしていた。 20時から夕食。MenuでEntremesesは豆のクリームスープ。一皿目はCrema de Calabaza asada con Tempura de Datilesと El Caldo Gallego del Pazo。二皿目はJarrete de Ternera Gallega con Guarnición de Patata AsadaとArroz con Verduras y Navajas。デザートはFlan de NaranjaとTiramis de Licor Café。飲み物はVino BlancoとAgua con gas。最後にCafé cortado。どれも美味しかったが、特にCrema de carabazaが濃厚なのに重くなくておいしかった。 食後、再びサロンの暖炉の前に。ワインで気持ちよくなっているところに暖炉の火の温かさが加わり、眠ってしまった。 部屋に戻って日記。気持ちの良いホテルだ。2年前に、もう一度訪れたいと思ったが、まさか実現するとは。 31,500歩 21.3㎞ por Andrés退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)