スペインから友人のSwapとBeaがやって来た。タイ、ラオスを回って数日前に中部国際空港に着き、北陸を旅行してきたところ。3年前にも来日し(https://dosperegrinos.net/2016/07/26/swapとbeatrzを東京に迎えて Santander生活番外編(2016/0725/)、2年前には私たちがSantanderを訪れて会った。今回は関東、関西、中国、四国を回るというので、ちょうど私たちが長野に滞在している時期に重なったので、長野市で会うことにした。7月29日の10時少し前に長野着の新幹線で到着した2人を改札口で迎えた。ハグと握手で挨拶を交わし、車で善光寺に向かう。歩いて行ける距離だが、参道の善光寺に近いところは良いが、駅寄りのあたりは特徴のない街並みだし暑いので、車で移動することにしたのだ。

まず山門に登り、上から参道を眺めたり額の「善光寺」の文字に隠された5羽の鳩を探したりする。

本堂に入り、びんづる尊者を撫でてから戒壇巡りに。結構混んでいてなかなか進めなかったせいもあるが、思ったより長く感じた。Swapたちも楽しんでいた。

資料館の展示品も彼らは興味深そうに見てくれた。経蔵で輪蔵を四人で回す。4人でも結構重かった。

12時半近くなったので「弥生座・門前茶寮」に行って昼食。「山のせいろ蒸し」。彼らはすっかり日本の食事に慣れ、二人とも箸を上手に使いこなして、みそ汁も大好きだと言って飲んでくれる。ゆっくりおしゃべりしながらの食事。食後は近くの「竹風堂」に移動してかき氷を食べながら、またおしゃべり。かき氷は始めてだそうだ。

Swapの両親がSantanderのUIMPでスペイン語を勉強していること、Beaの両親の病気の具合など。最近のスペインの政治状況ではPPがすっかり没落し、極右のVOXが勢力を伸ばしていて心配だとか、フェミニズムが行きすぎていて左派のUnidos PodemosをUnidas Podemosと呼んでみたりすることもあるとのこと。そしてもちろん彼らの旅のこと。郡上八幡は暑くてたまらなかったが、高山は非常に気に入ったそうだ。富山から黒部へ行ったが、日本は特に交通費が高いと改めて感じたとのこと。彼らはJRパスを使っているので新幹線での移動をメインにしているが、黒部ではそうもいかず大金を要することになったそうだ。

Beaは中学校の英語教師で、7・8月の夏休みを利用して旅行している。さらに10月には、5年に一度3か月間の休暇が取れるので中南米を旅行する予定だそうだ。普段も毎日午後、仕事を終えてから海で泳ぎ浜辺でおしゃべりを楽しむ生活。経済が順調とは言えず、失業率も高い状態が続いているスペインで、特に豊かな地域でもないサンタンデール。それでも公立中学校の教員がこんな生活を送れている。過労死ラインの労働を強いている日本は、一体どんな国と形容すればよいのだろうか。

16時半ごろの新幹線に乗る二人を長野駅まで送る。来年か再来年には私たちがまたサンタンデールを訪れて再会することを約して別れる。改札を過ぎてからも何度も振り返って手を振ってくれた。いつもながら年齢差を感じさせず、楽しい会話を交せる気持ちの良い二人だった。

Andrés日記スペインから友人のSwapとBeaがやって来た。タイ、ラオスを回って数日前に中部国際空港に着き、北陸を旅行してきたところ。3年前にも来日し(http://dosperegrinos.net/2016/07/26/swapとbeatrzを東京に迎えて Santander生活番外編(2016/0725/)、2年前には私たちがSantanderを訪れて会った。今回は関東、関西、中国、四国を回るというので、ちょうど私たちが長野に滞在している時期に重なったので、長野市で会うことにした。7月29日の10時少し前に長野着の新幹線で到着した2人を改札口で迎えた。ハグと握手で挨拶を交わし、車で善光寺に向かう。歩いて行ける距離だが、参道の善光寺に近いところは良いが、駅寄りのあたりは特徴のない街並みだし暑いので、車で移動することにしたのだ。 まず山門に登り、上から参道を眺めたり額の「善光寺」の文字に隠された5羽の鳩を探したりする。 本堂に入り、びんづる尊者を撫でてから戒壇巡りに。結構混んでいてなかなか進めなかったせいもあるが、思ったより長く感じた。Swapたちも楽しんでいた。 資料館の展示品も彼らは興味深そうに見てくれた。経蔵で輪蔵を四人で回す。4人でも結構重かった。 12時半近くなったので「弥生座・門前茶寮」に行って昼食。「山のせいろ蒸し」。彼らはすっかり日本の食事に慣れ、二人とも箸を上手に使いこなして、みそ汁も大好きだと言って飲んでくれる。ゆっくりおしゃべりしながらの食事。食後は近くの「竹風堂」に移動してかき氷を食べながら、またおしゃべり。かき氷は始めてだそうだ。 Swapの両親がSantanderのUIMPでスペイン語を勉強していること、Beaの両親の病気の具合など。最近のスペインの政治状況ではPPがすっかり没落し、極右のVOXが勢力を伸ばしていて心配だとか、フェミニズムが行きすぎていて左派のUnidos PodemosをUnidas Podemosと呼んでみたりすることもあるとのこと。そしてもちろん彼らの旅のこと。郡上八幡は暑くてたまらなかったが、高山は非常に気に入ったそうだ。富山から黒部へ行ったが、日本は特に交通費が高いと改めて感じたとのこと。彼らはJRパスを使っているので新幹線での移動をメインにしているが、黒部ではそうもいかず大金を要することになったそうだ。 Beaは中学校の英語教師で、7・8月の夏休みを利用して旅行している。さらに10月には、5年に一度3か月間の休暇が取れるので中南米を旅行する予定だそうだ。普段も毎日午後、仕事を終えてから海で泳ぎ浜辺でおしゃべりを楽しむ生活。経済が順調とは言えず、失業率も高い状態が続いているスペインで、特に豊かな地域でもないサンタンデール。それでも公立中学校の教員がこんな生活を送れている。過労死ラインの労働を強いている日本は、一体どんな国と形容すればよいのだろうか。 16時半ごろの新幹線に乗る二人を長野駅まで送る。来年か再来年には私たちがまたサンタンデールを訪れて再会することを約して別れる。改札を過ぎてからも何度も振り返って手を振ってくれた。いつもながら年齢差を感じさせず、楽しい会話を交せる気持ちの良い二人だった。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)