小泉進次郎氏が首相官邸で結婚発表を行った。誰が誰と結婚するかなどに興味はないが、この発表には開いた口がふさがらなかった。なぜ首相官邸で発表したのだろうか。おそらく父親の小泉純一郎と同じく劇場型のパフォーマンスで耳目を集めたかったのと、それを利用したい安倍官邸との利害が一致した結果なのだろう。

安倍や小泉がこうした手法をとるのはさもありなんという感じだ。問題は、こんな手法を臆面もなく繰り返す彼らの品性のなさではない。それに踊らされ、あるいは大喜びで踊るNHK、民放すべてのテレビ局をはじめとする大手メディアの姿勢だ。政治家三代目の小泉進次郎が同じく政治家三代目の安倍晋三が主である首相官邸で、一国会議員の私事を「公私混同」などという言葉など存在しないかのように記者団に発表し、すべてのテレビ局が慶事として無批判に持ち上げ報じることこそが問題なのだ。

問題を問題として把握できないメディア、それを喜んで受け入れる国民。

2世議員、3世議員、死去した議員の妻や親族が「弔い合戦」で勝利してなった議員。これらが特に自民党では3割を超えていると言われる。国民の多くがこうした現状を作り出しているのだから、メディアだけの責任ではないのだが、結婚発表の臨時ニュースを見ながら反吐が出そうだった。

Andrés政治・経済・国際日記・コラム・つぶやき小泉進次郎氏が首相官邸で結婚発表を行った。誰が誰と結婚するかなどに興味はないが、この発表には開いた口がふさがらなかった。なぜ首相官邸で発表したのだろうか。おそらく父親の小泉純一郎と同じく劇場型のパフォーマンスで耳目を集めたかったのと、それを利用したい安倍官邸との利害が一致した結果なのだろう。 安倍や小泉がこうした手法をとるのはさもありなんという感じだ。問題は、こんな手法を臆面もなく繰り返す彼らの品性のなさではない。それに踊らされ、あるいは大喜びで踊るNHK、民放すべてのテレビ局をはじめとする大手メディアの姿勢だ。政治家三代目の小泉進次郎が同じく政治家三代目の安倍晋三が主である首相官邸で、一国会議員の私事を「公私混同」などという言葉など存在しないかのように記者団に発表し、すべてのテレビ局が慶事として無批判に持ち上げ報じることこそが問題なのだ。 問題を問題として把握できないメディア、それを喜んで受け入れる国民。 2世議員、3世議員、死去した議員の妻や親族が「弔い合戦」で勝利してなった議員。これらが特に自民党では3割を超えていると言われる。国民の多くがこうした現状を作り出しているのだから、メディアだけの責任ではないのだが、結婚発表の臨時ニュースを見ながら反吐が出そうだった。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)