7時少し過ぎに起床。朝食は昨日とほぼ同じ。9時10分にチェックアウト。今日から2泊するArt Hotel Palmaに移動。思ったより小さなホテル。受付の女性は何かと世話焼きで、着くとすぐに「コーヒーは飲むか」と聞いてくる。Valldemossa行きのバスの時間が迫っているのでゆっくりしていられないので断る。街のことやバスのことなどでも細かく教えてくれる。部屋はまだ掃除できていないが、もしほかの部屋で良ければ見てみるかとも言われるが、部屋は急がないので荷物だけ預かってくれるように頼んで出かける。
駅の地下にあるバスステーションに着いたのは発車の時間ちょうどで、乗降口のドアを閉めたところだったが、かろうじて乗り込むことができた。
9時45分定刻発で、町を抜けると田園地帯だが、工場なども見られる。平地を抜けて山の中に上って行くが、昨日よりも坂は緩やか。ちょうど30分でValldemossaに到着。
Valldemossaの町は静かで落ち着いた雰囲気。バス停からカルトゥーハ修道院に向かう道沿いにカフェやレストラン、土産物屋などが並び、いかにも観光地と言ったものだが、季節外れで人が少ないだけでなく、街並みがきれいで雑然としたところがない。
修道院に行くと、礼拝堂に入ることができた。特に特徴は感じられないものだったが、天井画がちょっと良かった。
隣接する修道院の博物館は2月まで閉館。事前に得た情報では開いていることになっていたのだが。Museu Frédéric Chopin i George Sandは開館していた。修道院の一部で、ショパンたちが暮らしていた部屋にショパンのピアノ、楽譜、手紙、肖像画や肖像などが展示されている。昨日まで暖かかったのが、今日は晴れていても風が強く寒くなったので、修道院の部屋の冷たさを少し感じることができた。ショパンたちの部屋は修道院のものとしては日当たりが良いのだが、雨が続くときっと暮らしにくく、ショパンの健康には良くなかったのだろう。
修道院の庭を散策してみる。風の当たらない日向ではぽかぽかと気持ちが良い。
後は特に予定もなかったので町を歩き回ってみる。教会に行ってみると団体客が来ている。教会内では主祭壇の彫像に特徴があり、その下の青い絵が遠目には水槽に見える。
教会の脇を進むと、この町で生まれたSanta Catalina Thomasの生家がある。中には彼女の像と骨が飾られている。
彼女がこの町の守護者でもあるのか、町中の各家の入口にタイルのSanta Catalinaの業績を描いたのが飾られている。この町にも無神論者や反カトリック人間はいるだろうに、どうしているのだろうか。
町をぐるりと回ってみたが、本当に荒れた家、落書きで汚された壁、ごみの散乱した一角などがなく、落ち着いた暮らしが営まれている様子が伝わってくる。
中心街に戻り少し土産物屋を覗いてみる。昨日のSóllerのと同じような品物が並んでいるだけ。
Barに入ってCoca de patataというパンと、ビスケットの一種でおやつ。Cocaは少しジャガイモの粘りが感じられるが、客の半分ぐらいが食べていて、この地域の名物なのかもしれない。結構おいしい。
13時15分発のバスでPalmaに戻り、ホテルに行く。今朝の受付の女性が迎えてくれる。近所のおいしくてリーズナブルなレストランをいくつも紹介してくれる。明日のCove行きについてのバスなどの情報を後でくれるとのこと。
部屋に入ってみると13号室なのに4階。本当に小さなホテルだ。13という数はイタリアでは良い数だがスペインでは悪い数だけど日本では気にするのかと聞いてくる。まったく気にしないのだが、どうしてスペインとイタリアで正反対なのか不思議なことだ。
紹介されたレストランに行ってみるとほぼ満席。幸いすぐにテーブルにつくことはできた。街中によくある大衆食堂。Menú del díaが10€のと16€の2種類あり、その二つにする。一皿目はGambas a la planchaとEnsalada mixta。二皿目はLomoとホーレン草のコロッケ。味は悪くないのだが盛り付けなどはまさに安食堂。客はたくさん入っていてにぎやか。ワインはボトルで出てきたが、栓は開いていて半分ほどしか入っていない。
Palau March Museoに行く。16時半ごろに着いたが、受付で17時までだが構わないかと聞かれる。情報では18時半までとなっていたのでゆっくり来たのだが、仕方がない。March家の邸宅だったところだが、入ってみるとまずミニチュアの街や人々が目に付く。実によくできている。居室だったところも残されている。
展示で目に付いたのはダリの作品。20点以上あっただろうか。ダリとしてはおとなしい作品ばかりだった。展示品も少なく30分でも何とか回ることができた。
カテドラル前から海岸通りに下りて旧市街の外周をずっと歩いて行く。時々風が強く吹いて吹き飛ばされそうなほど。気温はそんなの低くないので助かる。やがて大通りに出たので左折して駅の方向に進む。El Corte Inglesがあったので入ってみる。スペイン中の都市にあるが、外観も内装も品ぞろえも陳列もみんな同じ。それが助かることもあるのだが、こんなに詰まらい店もない。
中心街に戻り、先日行列を見たチョコレート屋に入る。
Ensaimadaの素のとCabello de Angel、それにChocolateとTé。Cabelloは甘すぎた。私たちが入った時は少し空席もあったが、間もなく満席になり、私たちが出る時には空席待ちの客が数人並んでいた。人気店なのだ。
ホテルに戻りシャワー、明後日のIbiza行きのフェリーの予約、Ibizaのホテルの予約。そして日記。予約に手間取り、就寝は1時になってしまった。
Andrésスペイン旅行7時少し過ぎに起床。朝食は昨日とほぼ同じ。9時10分にチェックアウト。今日から2泊するArt Hotel Palmaに移動。思ったより小さなホテル。受付の女性は何かと世話焼きで、着くとすぐに「コーヒーは飲むか」と聞いてくる。Valldemossa行きのバスの時間が迫っているのでゆっくりしていられないので断る。街のことやバスのことなどでも細かく教えてくれる。部屋はまだ掃除できていないが、もしほかの部屋で良ければ見てみるかとも言われるが、部屋は急がないので荷物だけ預かってくれるように頼んで出かける。 駅の地下にあるバスステーションに着いたのは発車の時間ちょうどで、乗降口のドアを閉めたところだったが、かろうじて乗り込むことができた。 9時45分定刻発で、町を抜けると田園地帯だが、工場なども見られる。平地を抜けて山の中に上って行くが、昨日よりも坂は緩やか。ちょうど30分でValldemossaに到着。 Valldemossaの町は静かで落ち着いた雰囲気。バス停からカルトゥーハ修道院に向かう道沿いにカフェやレストラン、土産物屋などが並び、いかにも観光地と言ったものだが、季節外れで人が少ないだけでなく、街並みがきれいで雑然としたところがない。 修道院に行くと、礼拝堂に入ることができた。特に特徴は感じられないものだったが、天井画がちょっと良かった。 隣接する修道院の博物館は2月まで閉館。事前に得た情報では開いていることになっていたのだが。Museu Frédéric Chopin i George Sandは開館していた。修道院の一部で、ショパンたちが暮らしていた部屋にショパンのピアノ、楽譜、手紙、肖像画や肖像などが展示されている。昨日まで暖かかったのが、今日は晴れていても風が強く寒くなったので、修道院の部屋の冷たさを少し感じることができた。ショパンたちの部屋は修道院のものとしては日当たりが良いのだが、雨が続くときっと暮らしにくく、ショパンの健康には良くなかったのだろう。 修道院の庭を散策してみる。風の当たらない日向ではぽかぽかと気持ちが良い。 後は特に予定もなかったので町を歩き回ってみる。教会に行ってみると団体客が来ている。教会内では主祭壇の彫像に特徴があり、その下の青い絵が遠目には水槽に見える。 教会の脇を進むと、この町で生まれたSanta Catalina Thomasの生家がある。中には彼女の像と骨が飾られている。 彼女がこの町の守護者でもあるのか、町中の各家の入口にタイルのSanta Catalinaの業績を描いたのが飾られている。この町にも無神論者や反カトリック人間はいるだろうに、どうしているのだろうか。 町をぐるりと回ってみたが、本当に荒れた家、落書きで汚された壁、ごみの散乱した一角などがなく、落ち着いた暮らしが営まれている様子が伝わってくる。 中心街に戻り少し土産物屋を覗いてみる。昨日のSóllerのと同じような品物が並んでいるだけ。 Barに入ってCoca de patataというパンと、ビスケットの一種でおやつ。Cocaは少しジャガイモの粘りが感じられるが、客の半分ぐらいが食べていて、この地域の名物なのかもしれない。結構おいしい。 13時15分発のバスでPalmaに戻り、ホテルに行く。今朝の受付の女性が迎えてくれる。近所のおいしくてリーズナブルなレストランをいくつも紹介してくれる。明日のCove行きについてのバスなどの情報を後でくれるとのこと。 部屋に入ってみると13号室なのに4階。本当に小さなホテルだ。13という数はイタリアでは良い数だがスペインでは悪い数だけど日本では気にするのかと聞いてくる。まったく気にしないのだが、どうしてスペインとイタリアで正反対なのか不思議なことだ。 紹介されたレストランに行ってみるとほぼ満席。幸いすぐにテーブルにつくことはできた。街中によくある大衆食堂。Menú del díaが10€のと16€の2種類あり、その二つにする。一皿目はGambas a la planchaとEnsalada mixta。二皿目はLomoとホーレン草のコロッケ。味は悪くないのだが盛り付けなどはまさに安食堂。客はたくさん入っていてにぎやか。ワインはボトルで出てきたが、栓は開いていて半分ほどしか入っていない。 Palau March Museoに行く。16時半ごろに着いたが、受付で17時までだが構わないかと聞かれる。情報では18時半までとなっていたのでゆっくり来たのだが、仕方がない。March家の邸宅だったところだが、入ってみるとまずミニチュアの街や人々が目に付く。実によくできている。居室だったところも残されている。 展示で目に付いたのはダリの作品。20点以上あっただろうか。ダリとしてはおとなしい作品ばかりだった。展示品も少なく30分でも何とか回ることができた。 カテドラル前から海岸通りに下りて旧市街の外周をずっと歩いて行く。時々風が強く吹いて吹き飛ばされそうなほど。気温はそんなの低くないので助かる。やがて大通りに出たので左折して駅の方向に進む。El Corte Inglesがあったので入ってみる。スペイン中の都市にあるが、外観も内装も品ぞろえも陳列もみんな同じ。それが助かることもあるのだが、こんなに詰まらい店もない。 中心街に戻り、先日行列を見たチョコレート屋に入る。 Ensaimadaの素のとCabello de Angel、それにChocolateとTé。Cabelloは甘すぎた。私たちが入った時は少し空席もあったが、間もなく満席になり、私たちが出る時には空席待ちの客が数人並んでいた。人気店なのだ。 ホテルに戻りシャワー、明後日のIbiza行きのフェリーの予約、Ibizaのホテルの予約。そして日記。予約に手間取り、就寝は1時になってしまった。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)