「積読」状態になっている本に手を付けようと考え、「ドン・キホーテ」を読み始めた。

40年以上前に岩波文庫版を読みかけたことがあったが、訳注が多くて読みにくく、途中で挫折。

今回は荻内勝之訳で、注もなく現代語訳なので読み易い。そう思って読み進んだのだが、40年前とほぼ同じところ、あの有名な風車に突撃する場面の少し先でまたもや挫折。

書かれた当時は面白く読まれたのだろうが、今となっては、少なくとも私には興味を惹かれることは少なく、「教養として」読み進める気にもなれないので、あきらめることにした。

訳者の荻内氏とは、東京経済大学で教えられていた時に国分寺の喫茶店で何度かお会いする機会があった。イスパノフィロ(スペイン好き)の典型のような、楽しく朗らかな方で、「ドン・キホーテ」の新訳についての夢も話していらした記憶がある。読了できなくて申し訳ない気もするが。

それにしても世界的ベストセラーと言われている「ドン・キホーテ」、実際に読み通した人はどのくらいいるのだろうか。

/images/2020/09/ドン・キホーテ-1.jpg/images/2020/09/ドン・キホーテ-1-150x150.jpgAndrés書籍・雑誌「積読」状態になっている本に手を付けようと考え、「ドン・キホーテ」を読み始めた。 40年以上前に岩波文庫版を読みかけたことがあったが、訳注が多くて読みにくく、途中で挫折。 今回は荻内勝之訳で、注もなく現代語訳なので読み易い。そう思って読み進んだのだが、40年前とほぼ同じところ、あの有名な風車に突撃する場面の少し先でまたもや挫折。 書かれた当時は面白く読まれたのだろうが、今となっては、少なくとも私には興味を惹かれることは少なく、「教養として」読み進める気にもなれないので、あきらめることにした。 訳者の荻内氏とは、東京経済大学で教えられていた時に国分寺の喫茶店で何度かお会いする機会があった。イスパノフィロ(スペイン好き)の典型のような、楽しく朗らかな方で、「ドン・キホーテ」の新訳についての夢も話していらした記憶がある。読了できなくて申し訳ない気もするが。 それにしても世界的ベストセラーと言われている「ドン・キホーテ」、実際に読み通した人はどのくらいいるのだろうか。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)