朝食はサラダ、ヨーグルト、プチケーキ、果物、ジュースがバイキングで、あとは和定食。ごく平凡な味。

車はホテルに置いて、歩いて熊本城に行く。

坪井川に出て川沿いを歩くと、早くも4年前の地震で崩れた塀や石垣が随所に見える。御幸橋を渡って城内に入る。「熊本城ミュージアムわくわく座」に入ると、ちょうど熊本城を紹介するVR映像が始まるところなので、先ずそれを見る。特別見学通路での見学を説明したものだが、あまり良い出来ではない。見終えて館内を一通り見る。熊本城の歴史や加藤清正の紹介など。今度は写真に残された熊本城を紹介する寸劇で、これも大したことはない。

震災で従来の見学路は使えないため、新たに設置された特別見学通路での見学となる。建物の見学というより地震の被害状況を見て回るという感じになっている。修復工事は進んでいるとは言っても、まだまだ全く手つかずのところも多い。日曜日なので、平日は工事で通れない部分を通って加藤神社に抜ける。七五三でお参りに来ている子供連れが沢山来ている。子供たちは振袖や羽織袴で清掃しているが、お祓いを待つのに飽きてしまった子もいる。子供たちには迷惑な行事だろうが、大きくなって写真を見て喜ぶのだろう。もちろん親のためが主だろうが。

市街に戻り、上通りで昼食にする。朝食が多かったので二人ともあまり食欲がなく、カフェに入ってトーストセットだけにする。ビルとビルの間の空き地に仮の建物を作って営業しているような店。

ホテルに戻り、車に乗って鹿児島に向かって出発。高速に入る前に給油。掲示されている価格が安いと思ったが、実際は税抜き価格だった。それでも安い方ではあるのだが。

御船インターで九州縦貫道に入る。意外と山の中の曲線路やトンネルが多い。眠くなったのでパーキングエリアで10分ほど仮眠。

やがて桜島が前方に見えるが、時々わずかに小雨が落ちる曇り空で、山頂は隠れていて噴煙は見えない。

16時40分にホテル着。夕食の場所を予約しようと良さそうな何店かに電話するが、いずれも今夜は満員。あきらめて天文館の方に行ってみることにする。電話で断られた店を見かけたので入ってみると、2組が空席待ちで並んでいる。待つのも嫌なので先に進むと、もう一軒電話で断られた店に通りかかる。念のために入ってみると運よく座敷席が空いていた。

黒豚づくしコースと芋焼酎の水割りにする。焼酎は一番癖のないものを頼んだので飲みやすい。コースの内容は、耳の胡麻和え、豚せんべい、きびなご唐揚げ、とんこつ煮、薩摩揚げ、ゆでタン塩、トントロ刺身風、黒豚ヒレカツ、ゆずシャーベット。いずれも並み以上の味で豚肉料理を堪能した。満腹になってしまったので一人分のコースを二人で分けて食べるぐらいで良かったかもしれない。

腹ごなしも兼ねて天文館通りに出て少し遠回りしてホテルに戻る。私は高校1年の1年間、鹿児島市に下宿していたが、夜の外出は近所の風呂屋に行くだけだったので、繁華街の夜は知らなかった。知っていても50年も前のことなので街もすっかり変わって何も思い出せないだろうが。明日は昼間の街で思い出せるところがあるかどうか歩いてみよう。

/images/2020/11/20201101_112026_001-1024x576.jpg/images/2020/11/20201101_112026_001-150x150.jpgAndrés国内旅行朝食はサラダ、ヨーグルト、プチケーキ、果物、ジュースがバイキングで、あとは和定食。ごく平凡な味。 車はホテルに置いて、歩いて熊本城に行く。 坪井川に出て川沿いを歩くと、早くも4年前の地震で崩れた塀や石垣が随所に見える。御幸橋を渡って城内に入る。「熊本城ミュージアムわくわく座」に入ると、ちょうど熊本城を紹介するVR映像が始まるところなので、先ずそれを見る。特別見学通路での見学を説明したものだが、あまり良い出来ではない。見終えて館内を一通り見る。熊本城の歴史や加藤清正の紹介など。今度は写真に残された熊本城を紹介する寸劇で、これも大したことはない。 震災で従来の見学路は使えないため、新たに設置された特別見学通路での見学となる。建物の見学というより地震の被害状況を見て回るという感じになっている。修復工事は進んでいるとは言っても、まだまだ全く手つかずのところも多い。日曜日なので、平日は工事で通れない部分を通って加藤神社に抜ける。七五三でお参りに来ている子供連れが沢山来ている。子供たちは振袖や羽織袴で清掃しているが、お祓いを待つのに飽きてしまった子もいる。子供たちには迷惑な行事だろうが、大きくなって写真を見て喜ぶのだろう。もちろん親のためが主だろうが。 市街に戻り、上通りで昼食にする。朝食が多かったので二人ともあまり食欲がなく、カフェに入ってトーストセットだけにする。ビルとビルの間の空き地に仮の建物を作って営業しているような店。 ホテルに戻り、車に乗って鹿児島に向かって出発。高速に入る前に給油。掲示されている価格が安いと思ったが、実際は税抜き価格だった。それでも安い方ではあるのだが。 御船インターで九州縦貫道に入る。意外と山の中の曲線路やトンネルが多い。眠くなったのでパーキングエリアで10分ほど仮眠。 やがて桜島が前方に見えるが、時々わずかに小雨が落ちる曇り空で、山頂は隠れていて噴煙は見えない。 16時40分にホテル着。夕食の場所を予約しようと良さそうな何店かに電話するが、いずれも今夜は満員。あきらめて天文館の方に行ってみることにする。電話で断られた店を見かけたので入ってみると、2組が空席待ちで並んでいる。待つのも嫌なので先に進むと、もう一軒電話で断られた店に通りかかる。念のために入ってみると運よく座敷席が空いていた。 黒豚づくしコースと芋焼酎の水割りにする。焼酎は一番癖のないものを頼んだので飲みやすい。コースの内容は、耳の胡麻和え、豚せんべい、きびなご唐揚げ、とんこつ煮、薩摩揚げ、ゆでタン塩、トントロ刺身風、黒豚ヒレカツ、ゆずシャーベット。いずれも並み以上の味で豚肉料理を堪能した。満腹になってしまったので一人分のコースを二人で分けて食べるぐらいで良かったかもしれない。 腹ごなしも兼ねて天文館通りに出て少し遠回りしてホテルに戻る。私は高校1年の1年間、鹿児島市に下宿していたが、夜の外出は近所の風呂屋に行くだけだったので、繁華街の夜は知らなかった。知っていても50年も前のことなので街もすっかり変わって何も思い出せないだろうが。明日は昼間の街で思い出せるところがあるかどうか歩いてみよう。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)