日曜日はマヨール広場の近くでラストロ(のみの市)が開かれるので、10時頃出掛ける。この日も暑い。ラストロは大変な人の波。道路に3列~4列程の店がほとんど1km程続いており、その間を買物客がラッシュアワーの人波の様にゆっくりと流れて行く。
ヒッピー風のアクセサリーを売る店が多く、中には日本人の店も出ている。
その他、皮製品、象眼細工、焼き物等の民芸品、衣料品、そしてドロボー市の様にいろんな品をごちゃまぜに、新品も古くて使いものにならないような物も売っている店。私達はそんな中で小さな銅製のミルク壷を二個、260ペセタと言うのを225ペセタに値切って買う。又食器のミニチュア(T夫人への土産)を、200ペセタを150ペセタに値切って買う。だいたいどの程度値切れるものなのかが分からないのでやりにくいが、とにかく値切れたのだからよいだろう。言葉が分かって、もっと長い時間交渉すれば、もっと面白いのだろうが。最後にアナーキストのバッヂ二個を100を90に値切って買う。
 
1時頃まで歩き、マヨール広場の入口のレストランで昼食。パエージャ。前にゲルニカで食べたパエージャはやたらとベチャベチャしていて不味かったが、今度のはエビやカニも入りうまい。ワインを飲むと、疲れがたまっているせいかすぐに酔いがまわる。食後、宿に帰ってシェスタ。
夕方(といっても真昼の様だが)5時頃宿を出て、メトロで闘牛場へ行く。朝、ラストロに行く前に券を買っておいたが、席はソル・イ・ソンブラ。ちょっと早く着き過ぎたので、闘牛場前の広場をブラブラする。屋台が沢山出ている。一番安いアイスキャンデー15ペセタを食べてみるが、これはよくない。向日葵のタネも買ってみるが、塩味だけでこれもうまいとは思えない。葉巻も試すが、不味い。
闘牛場に入り、革の座蒲団を1個20ペセタで借り、席に着く。まだ日向で太陽が照りつけ、暑い。肌がジリジリ焼けて行きそうだ。
闘牛がはじまる(7時00分)。
1頭目の牛。ところがピカドール(馬に乗った人)がヤリを牛に刺すのだが(牛を弱めてマタドールがやりやすくするため)、これが失敗してまずい所を刺したらしく、牛が口から血をゴボゴボと吐き、それも私達に一番近い所で苦しんで倒れる。観客からは非難のヤジが大量に投げられる。5頭目の牛は体も大きく、はじめから板塀を角で突き破ったりして、観客の期待を集める。そしてピカドールが出てくると馬ごと突き倒してしまう。馬は防具をつけているので、けがはしていない。又馬には目隠がしてある。そうしないと馬がこわがってしまうのだろう。ところが倒されたピカドールは頭に来たのか、この牛を必要以上に突いて弱めてしまい、又々観客から非難。
この日は6回闘牛が行なわれたが、最初ので吐き気をもようされ、又その後は比較的きれいに行われたのだが、観客が熱狂するような場面もなく、緊張感もほとんどない白けた雰囲気が続いた。
闘牛を見終えて配偶者の体調が悪いので、一度宿に戻り、又マヨール広場で食事。プラト・デル・ディア(今日の定食)。又ガスパッチョがうまい。前日より人出が少ない。食後フラメンコを見に行くつもりだったが、疲れているので取り止めにして、12時頃宿に帰り眠る。
Andrésスペイン旅行日曜日はマヨール広場の近くでラストロ(のみの市)が開かれるので、10時頃出掛ける。この日も暑い。ラストロは大変な人の波。道路に3列~4列程の店がほとんど1km程続いており、その間を買物客がラッシュアワーの人波の様にゆっくりと流れて行く。 ヒッピー風のアクセサリーを売る店が多く、中には日本人の店も出ている。 その他、皮製品、象眼細工、焼き物等の民芸品、衣料品、そしてドロボー市の様にいろんな品をごちゃまぜに、新品も古くて使いものにならないような物も売っている店。私達はそんな中で小さな銅製のミルク壷を二個、260ペセタと言うのを225ペセタに値切って買う。又食器のミニチュア(T夫人への土産)を、200ペセタを150ペセタに値切って買う。だいたいどの程度値切れるものなのかが分からないのでやりにくいが、とにかく値切れたのだからよいだろう。言葉が分かって、もっと長い時間交渉すれば、もっと面白いのだろうが。最後にアナーキストのバッヂ二個を100を90に値切って買う。   1時頃まで歩き、マヨール広場の入口のレストランで昼食。パエージャ。前にゲルニカで食べたパエージャはやたらとベチャベチャしていて不味かったが、今度のはエビやカニも入りうまい。ワインを飲むと、疲れがたまっているせいかすぐに酔いがまわる。食後、宿に帰ってシェスタ。 夕方(といっても真昼の様だが)5時頃宿を出て、メトロで闘牛場へ行く。朝、ラストロに行く前に券を買っておいたが、席はソル・イ・ソンブラ。ちょっと早く着き過ぎたので、闘牛場前の広場をブラブラする。屋台が沢山出ている。一番安いアイスキャンデー15ペセタを食べてみるが、これはよくない。向日葵のタネも買ってみるが、塩味だけでこれもうまいとは思えない。葉巻も試すが、不味い。 闘牛場に入り、革の座蒲団を1個20ペセタで借り、席に着く。まだ日向で太陽が照りつけ、暑い。肌がジリジリ焼けて行きそうだ。 闘牛がはじまる(7時00分)。 1頭目の牛。ところがピカドール(馬に乗った人)がヤリを牛に刺すのだが(牛を弱めてマタドールがやりやすくするため)、これが失敗してまずい所を刺したらしく、牛が口から血をゴボゴボと吐き、それも私達に一番近い所で苦しんで倒れる。観客からは非難のヤジが大量に投げられる。5頭目の牛は体も大きく、はじめから板塀を角で突き破ったりして、観客の期待を集める。そしてピカドールが出てくると馬ごと突き倒してしまう。馬は防具をつけているので、けがはしていない。又馬には目隠がしてある。そうしないと馬がこわがってしまうのだろう。ところが倒されたピカドールは頭に来たのか、この牛を必要以上に突いて弱めてしまい、又々観客から非難。 この日は6回闘牛が行なわれたが、最初ので吐き気をもようされ、又その後は比較的きれいに行われたのだが、観客が熱狂するような場面もなく、緊張感もほとんどない白けた雰囲気が続いた。 闘牛を見終えて配偶者の体調が悪いので、一度宿に戻り、又マヨール広場で食事。プラト・デル・ディア(今日の定食)。又ガスパッチョがうまい。前日より人出が少ない。食後フラメンコを見に行くつもりだったが、疲れているので取り止めにして、12時頃宿に帰り眠る。退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)