今朝は目が覚めたのが9時過ぎ。シャワーを浴び、頭を洗い、10時30分頃宿を出る。大きな荷は宿に預けて。先ずサン・トメ教会へ。グレコの「オルガス伯の埋葬」がある。色が鮮やかに残り、最近描かれたもののごとくである。グレコの最高傑作と言われるだけあり、すばらしい出来。

2080-08-16 グレコの家全景次は「グレコの家」。グレコの住んだ家を再築したもので、相当大きな家。中にある絵は模写ばかり。

土産の象眼細工を買いながら広場に戻り、昼食後カフェでコーヒーを飲んで日記書き。配偶者は絵葉書書き。葉書を全部書いてくれるので助かる。感謝!!。私は左足太腿が、伸ばすと先日から少し痛み、疲労気味。今夜は又、夜行でアルヘシラスへ行き、モロッコに渡ろうかとも考えたが、残りの日数等の関係でモロッコは諦め、グラナダに行くことにする。今日はこれからサンタ・クルス美術館へ行く。(8月16日15時40分トレドのソコドベール広場のカフェにて)

サンタ・クルス美術館は、展示されている絵画には模写が多くてそれほど見るべきものはないが、館内の雰囲気が良い。建物は平面で十字形。中には中世のギター音楽が静かに流れ、客の数も少ない。最後にゴヤの「十字架上のキリスト」図のところでおじさんが寄って来て説明してくれる。言葉はよく分からないが、言わんとすることは分かる。この絵、正面から見るとキリストが随分太目に描かれているのだが、これを横の方にぐるっと回って見ると細く見え(これは当然)、しかも横から見てもキリストは見る人の方を向いているように見える。そして手の長さが、絵に向かって右の方から見るとキリストの右手が短く見え、左の方向から見ると左手が短く見える。そうしたことを説明し、見せてくれる。1時間半程美術館を見、又土産物屋で買物をして宿に戻り、荷物を受け取ってソコドベール広場に戻り、カフェでアグアを買って水筒に詰め(これは冷たい)、バスで駅へ。

1980-08-17 トレド駅18時45分定刻発でトレドを後にマドリー・アトーチャ駅へ。もう何度目のアトーチャか。

再び煙草について。スペインの煙草のうち、葉の黒いもの(これを総称してNegroと言うらしい)は臭くて不味い。そうでないものはまあ何とか喫える。ポルトガルで買った唯一のもの「PARYS」は結構いける。(8月16日19時10分トレド→アトーチャ車内にて)

2080-08-17 Madrid アトーチャ駅でアトーチャ駅に珍しく定刻少し前に到着。予約券(といっても座席指定ではない)を取り、駅から高速道路を隔てたカフェでサンドイッチを食べる。パサパサのパンで不味い。隣の席の人がイカのリング・フライを食べており、私も食べたくて注文。確かにイカ・リング。しかしオリーブ油でベトついていて、それ程うまいとは思えない。21時少し過ぎに駅に戻る。15番線で、一番奥の遠くのホーム。行ってみるともう列車は入っており、乗客も乗り込み始めているので急いで席を確保に行く。非常に長い列車で、後半はグラナダ経由でアルメリアまで、前半はグラナダまで。グラナダまでの車両の一等車に乗る。同室はアメリカ人らしい女性三人。二人は若く、一人はその母親か。定刻22時15分にアトーチャ駅発車。今日はあのリスボン行の時程暑くもなく、座席も引き出して前と一緒に出来るので、いくらかは眠れそうだ。明日はいよいよグラナダ。数えてみるとこの旅も約半分の日数が過ぎた。最初の一週間は非常に長く感じられたが、次第に時の経過が速まる様な気がする。(8月16日23時50分マドリー→グラナダ列車内にて)

Andrésスペイン旅行今朝は目が覚めたのが9時過ぎ。シャワーを浴び、頭を洗い、10時30分頃宿を出る。大きな荷は宿に預けて。先ずサン・トメ教会へ。グレコの「オルガス伯の埋葬」がある。色が鮮やかに残り、最近描かれたもののごとくである。グレコの最高傑作と言われるだけあり、すばらしい出来。 次は「グレコの家」。グレコの住んだ家を再築したもので、相当大きな家。中にある絵は模写ばかり。 土産の象眼細工を買いながら広場に戻り、昼食後カフェでコーヒーを飲んで日記書き。配偶者は絵葉書書き。葉書を全部書いてくれるので助かる。感謝!!。私は左足太腿が、伸ばすと先日から少し痛み、疲労気味。今夜は又、夜行でアルヘシラスへ行き、モロッコに渡ろうかとも考えたが、残りの日数等の関係でモロッコは諦め、グラナダに行くことにする。今日はこれからサンタ・クルス美術館へ行く。(8月16日15時40分トレドのソコドベール広場のカフェにて) サンタ・クルス美術館は、展示されている絵画には模写が多くてそれほど見るべきものはないが、館内の雰囲気が良い。建物は平面で十字形。中には中世のギター音楽が静かに流れ、客の数も少ない。最後にゴヤの「十字架上のキリスト」図のところでおじさんが寄って来て説明してくれる。言葉はよく分からないが、言わんとすることは分かる。この絵、正面から見るとキリストが随分太目に描かれているのだが、これを横の方にぐるっと回って見ると細く見え(これは当然)、しかも横から見てもキリストは見る人の方を向いているように見える。そして手の長さが、絵に向かって右の方から見るとキリストの右手が短く見え、左の方向から見ると左手が短く見える。そうしたことを説明し、見せてくれる。1時間半程美術館を見、又土産物屋で買物をして宿に戻り、荷物を受け取ってソコドベール広場に戻り、カフェでアグアを買って水筒に詰め(これは冷たい)、バスで駅へ。 18時45分定刻発でトレドを後にマドリー・アトーチャ駅へ。もう何度目のアトーチャか。 再び煙草について。スペインの煙草のうち、葉の黒いもの(これを総称してNegroと言うらしい)は臭くて不味い。そうでないものはまあ何とか喫える。ポルトガルで買った唯一のもの「PARYS」は結構いける。(8月16日19時10分トレド→アトーチャ車内にて) アトーチャ駅に珍しく定刻少し前に到着。予約券(といっても座席指定ではない)を取り、駅から高速道路を隔てたカフェでサンドイッチを食べる。パサパサのパンで不味い。隣の席の人がイカのリング・フライを食べており、私も食べたくて注文。確かにイカ・リング。しかしオリーブ油でベトついていて、それ程うまいとは思えない。21時少し過ぎに駅に戻る。15番線で、一番奥の遠くのホーム。行ってみるともう列車は入っており、乗客も乗り込み始めているので急いで席を確保に行く。非常に長い列車で、後半はグラナダ経由でアルメリアまで、前半はグラナダまで。グラナダまでの車両の一等車に乗る。同室はアメリカ人らしい女性三人。二人は若く、一人はその母親か。定刻22時15分にアトーチャ駅発車。今日はあのリスボン行の時程暑くもなく、座席も引き出して前と一緒に出来るので、いくらかは眠れそうだ。明日はいよいよグラナダ。数えてみるとこの旅も約半分の日数が過ぎた。最初の一週間は非常に長く感じられたが、次第に時の経過が速まる様な気がする。(8月16日23時50分マドリー→グラナダ列車内にて)退職者夫婦の旅と日常(スペイン・旅・留学・巡礼・映画・思索・本・・・)