スペイン旅行 1982/08/11
15:40 昨日は一度宿に戻り配偶者はシャワー.20時過ぎに出て,すぐ近くのレストランで食事.広場にテーブルを出し,雰囲気がよさそうなので入ったのだが,注文しようとすると定食メニューしかない.仕方なくガスパッチョのあるメニューの中から魚フライと肉をそれぞれ注文する.それにサングリア.サングリアはまずまずの味だが,ガスパッチョはやたらと塩辛く,さらに肉は固くて草履のよう.こんなに不味いものをよく食べさせると思って腹が立って来る.二時間ぐらいかけてゆっくり食事をと考えていたが,余りの不味さにデザートも食べず,一時間もしないうちに出る.サンタ・クルス地区を歩いて行くとギターの流しのいるバルがあったので広場に出してある縁台に座ってコーヒーを飲む.流しが回って来たので小銭6pts.を出す.
また歩いて地元の人が散歩するというヌエバ広場へ行く.この広場は照明がついていないで真っ暗な中に,人々が椅子を持ち出してきて涼んでいる.明るくすると観光客が溜ってしまうからだろうか.配偶者が四年前に泊まったというオスタルを見に行く.
夕方のアイスクリーム屋に行き,そこのコインを集めているというウェイターに日本円をあげに寄る.しかしそのウェイターはもういない.リモナーダをカウンターで飲む.カウンターに置いてあったコップの水を私が2杯も飲んだら,少年のウェイターが変な顔をしていた.そこからカテドラルのわきの広場に行って夕涼み.少しずつ照明が消えて行き,休んでいた観光客もいなくなる.広場にいるとかすかに風が吹いて涼しい.
24時近くなって宿に戻る.部屋はまだ暑い.オスタルの屋上に行ってみるとヒラルダの塔のほとんど全景が照明に映えて美しく,かすかな風が心地よい.
シャワーを浴び,モロッコのことを少し調べているうちに2時近くなってしまう.前の晩よりはいくらか過ごしやすい.
今朝は8時半過ぎに起き,支度をして宿を引き払う.途中のカフェで朝食をすませ,バスセンターへ行く.もう私たちの乗るバスが来て乗り込み始めているので,大きな荷物とカートを腹に入れてもらう.運転手がこのカートを見て何か言って笑っていた.定刻の10時半に発車.途中,へレスに停車.その後のカディスの郊外は広大な湿地帯.恐らく海水だと思うが,20~30㎞にわたって水溜まりと湿地が続き,その中に道路だけが通っている.不毛の地.
バスの運転手がカセットでフラメンコを流すと,私たちの後ろの席の女性二人が早速手拍子足拍子.そのリズムの上手いこと,さすがは地元という感じ.途中停車したドライブインのようなバルで飲み物を飲む.タリファを抜けるころには大西洋,そして地中海が見える.大西洋には白波が立っているが,水の色は美しい.しかし水蒸気のせいで大気が靄り,視界はあまり良くない.
15時にアルヘシラス到着.船の乗り場がどこになるか心配していたが,バスはその真正面に停車.降りてすぐのところに切符売場があったので早速セウタ行きの切符を買い,同時に帰りのためにメリージャ-マラガ間の船の時刻を教えてもらう.これは1日1便で8時間かかるとのこと.
今,船が出航したところ.割と大きなフェリーで,当然私たちが乗っているのは二等だが,日本のフェリーの二等のように広間に雑魚寝というのとは違い,きちんと座席がある(指定ではない).またバルもついている.さてこれからいよいよアフリカ大陸.とは言っても時間の関係で今日はセウタ泊まりになるだろう.初めてのモロッコで無理はしたくないから.
https://dosperegrinos.net/2021/04/19/%e3%82%b9%e3%83%9a%e3%82%a4%e3%83%b3%e6%97%85%e8%a1%8c%e3%80%801982-08-11//images/2021/04/1982-08-11 セビージャ~セウタ ヒマワリ畑-scaled-1024x724.jpg/images/2021/04/1982-08-11 セビージャ~セウタ ヒマワリ畑-scaled-150x150.jpgスペイン旅行スペイン旅行15:40 昨日は一度宿に戻り配偶者はシャワー.20時過ぎに出て,すぐ近くのレストランで食事.広場にテーブルを出し,雰囲気がよさそうなので入ったのだが,注文しようとすると定食メニューしかない.仕方なくガスパッチョのあるメニューの中から魚フライと肉をそれぞれ注文する.それにサングリア.サングリアはまずまずの味だが,ガスパッチョはやたらと塩辛く,さらに肉は固くて草履のよう.こんなに不味いものをよく食べさせると思って腹が立って来る.二時間ぐらいかけてゆっくり食事をと考えていたが,余りの不味さにデザートも食べず,一時間もしないうちに出る.サンタ・クルス地区を歩いて行くとギターの流しのいるバルがあったので広場に出してある縁台に座ってコーヒーを飲む.流しが回って来たので小銭6pts.を出す. また歩いて地元の人が散歩するというヌエバ広場へ行く.この広場は照明がついていないで真っ暗な中に,人々が椅子を持ち出してきて涼んでいる.明るくすると観光客が溜ってしまうからだろうか.配偶者が四年前に泊まったというオスタルを見に行く. 夕方のアイスクリーム屋に行き,そこのコインを集めているというウェイターに日本円をあげに寄る.しかしそのウェイターはもういない.リモナーダをカウンターで飲む.カウンターに置いてあったコップの水を私が2杯も飲んだら,少年のウェイターが変な顔をしていた.そこからカテドラルのわきの広場に行って夕涼み.少しずつ照明が消えて行き,休んでいた観光客もいなくなる.広場にいるとかすかに風が吹いて涼しい. 24時近くなって宿に戻る.部屋はまだ暑い.オスタルの屋上に行ってみるとヒラルダの塔のほとんど全景が照明に映えて美しく,かすかな風が心地よい. シャワーを浴び,モロッコのことを少し調べているうちに2時近くなってしまう.前の晩よりはいくらか過ごしやすい. 今朝は8時半過ぎに起き,支度をして宿を引き払う.途中のカフェで朝食をすませ,バスセンターへ行く.もう私たちの乗るバスが来て乗り込み始めているので,大きな荷物とカートを腹に入れてもらう.運転手がこのカートを見て何か言って笑っていた.定刻の10時半に発車.途中,へレスに停車.その後のカディスの郊外は広大な湿地帯.恐らく海水だと思うが,20~30㎞にわたって水溜まりと湿地が続き,その中に道路だけが通っている.不毛の地. バスの運転手がカセットでフラメンコを流すと,私たちの後ろの席の女性二人が早速手拍子足拍子.そのリズムの上手いこと,さすがは地元という感じ.途中停車したドライブインのようなバルで飲み物を飲む.タリファを抜けるころには大西洋,そして地中海が見える.大西洋には白波が立っているが,水の色は美しい.しかし水蒸気のせいで大気が靄り,視界はあまり良くない. 15時にアルヘシラス到着.船の乗り場がどこになるか心配していたが,バスはその真正面に停車.降りてすぐのところに切符売場があったので早速セウタ行きの切符を買い,同時に帰りのためにメリージャ-マラガ間の船の時刻を教えてもらう.これは1日1便で8時間かかるとのこと. 今,船が出航したところ.割と大きなフェリーで,当然私たちが乗っているのは二等だが,日本のフェリーの二等のように広間に雑魚寝というのとは違い,きちんと座席がある(指定ではない).またバルもついている.さてこれからいよいよアフリカ大陸.とは言っても時間の関係で今日はセウタ泊まりになるだろう.初めてのモロッコで無理はしたくないから.Andrés andres@nifty.comAdministratorDos Peregrinos
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